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「シン・仮面ライダー」キャスト一覧 あの人はどこに出ていた? 意外な出演者をチェックして楽しもう

2023年7月22日 12:00

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画像1(C)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会

庵野秀明が監督・脚本を務め、興行収入23億円超を記録した映画「シン・仮面ライダー」。公開当時、物語や演出などが大きな反響を呼びましたが、なかでも観客から驚きの声があがったのが、キャスト(出演者)についてでした。

というのも、本編には何人もの人気俳優がサラッと登場しているからです。しかも公開前は詳細なキャスト情報がまったく明かされておらず、それゆえエンドロールで名前をみて「え、あの人が出てたの!? どこに!?」と驚いた感想が、SNSで頻繁に上がっていたのです。

この記事では「どこに出てた?」という疑問にお答えするべく、主な登場人物を一挙にご紹介。鑑賞済みの人にも、これから初鑑賞という人にも役立つよう構成したので、ぜひご活用ください。

なお2023年7月21日からは、「シン・仮面ライダー」がPrime Videoで独占配信されているので、本記事を参照しながら、何度も巻き戻して「ここに登場してたのか」と確認してみるのも楽しいと思います。


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【「シン・仮面ライダー」ストーリー】

望まぬ力を背負わされ、人でなくなった男。与えられた幸福論に、疑問を抱いた女。SHOCKERの手によって高い殺傷能力を持つオーグメントと化した本郷猛(池松壮亮)は、組織から生まれるも反旗を翻した緑川ルリ子(浜辺美波)の導きで脱走。迫りくる刺客たちとの壮絶な戦いに巻き込まれていく。

正義とは? 悪とは? 暴力の応酬に、終わりは来るのか。力を得てもなお、“人”であろうとする本郷。自由を得て、“心”を取り戻したルリ子。運命を狂わされたふたりが選ぶ道は。 ※公式サイトから引用


【「シン・仮面ライダー」キャスト一覧】
・本郷猛/仮面ライダー・第1バッタオーグ:池松壮亮
・緑川ルリ子:浜辺美波
・一文字隼人/仮面ライダー第2号・第2バッタオーグ:柄本佑
・ヒロミ/ハチオーグ:西野七瀬
・カマキリ・カメレオン(K.K)オーグ:本郷奏多
・緑川 弘博士:塚本晋也
・コウモリオーグ:手塚とおる
・SHOCKERの創設者:松尾スズキ
・本郷猛の父:仲村トオル
・犯人:安田顕
・緑川イチローの母:市川実日子
・ケイ:松坂桃李(声)
・クモオーグ:大森南朋(声)
・政府の男:竹野内豊
・情報機関の男:斎藤工
・緑川イチロー/仮面ライダー第0号・チョウオーグ:森山未來
・サソリオーグ:長澤まさみ
・背広の男:上杉柊平

【キャスト・登場人物の詳細】

※キャストの経歴はすべて、映画.com人物情報(https://eiga.com/person/)から引用。
・本郷猛/仮面ライダー・第1バッタオーグ:池松壮亮

主人公・本郷猛は、SHOCKERの手によって高い殺傷能力を持つオーグメントと化した青年。望まぬ力を背負わされ、人でもなくなったが、それでもなお“人”であろうとし、戦いに身を投じていく。

演じたのは池松壮亮(1990年7月9日生まれ)。2001年、劇団四季ミュージカル「ライオンキング」のヤングシンバ役でデビュー。トム・クルーズ主演「ラスト サムライ」(03)でスクリーンデビューを飾り、実写版「鉄人28号」(05)で初主演を務めた。主演作「半分の月がのぼる空」(09)や、「横道世之介」(12)などを経て、14年には8作品が公開され、「愛の渦」「紙の月」「ぼくたちの家族」(14)の3作品で第38回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞する。その後も「セトウツミ」「裏切りの街」(16)や、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(17)などに主演したほか、「デスノート Light up the NEW world」(16)といった話題作で活躍。TVドラマでは、NHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12)や、「MOZU」シリーズ(14)などに出演。短編映画「灯火」(12)では監督と主演を兼ねた。


・緑川ルリ子:浜辺美波

緑川ルリ子は組織(SHOCKER)から生まれるも反旗を翻した女性。与えられた幸福論に疑問を抱き、本郷を導くことで組織から離反する。彼女は運命を狂わされながらも、自由を得たことで“心”を取り戻し、やがて壮絶な結末へと突き進んでいく。

演じたのは浜辺美波(2000年8月29日生まれ)。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞。翌12年に三池崇史監督の「逆転裁判」で長編映画に初出演する。実写テレビドラマ版「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」(15)の本間芽衣子(めんま)役や、NHK連続テレビ小説「まれ」(15)で注目を集め、16年の「咲 Saki」で連続ドラマに初主演し、翌17年の劇場版でも主演を務めた。北村匠海とともに主演を務めた映画「君の膵臓をたべたい」(17)が大ヒットを記録し、以降、注目の若手女優として「センセイ君主」(18)、「映画 賭ケグルイ」「屍人荘の殺人」(ともに19)などで主演を飾る。アニメ映画「HELLO WORLD」(19)、「名探偵コナン 緋色の弾丸」(20)では声優を担当。その他の出演作に「亜人」(17)、「アルキメデスの大戦」(19)、「映像研には手を出すな!」「思い、思われ、ふり、ふられ」「約束のネバーランド」(いずれも20)など。


・一文字隼人/仮面ライダー第2号・第2バッタオーグ:柄本佑

一文字隼人は、本郷と同様にオーグメントと化したジャーナリスト。当初は敵として立ちはだかるが、やがて本郷とルリ子とともに共闘する。

演じたのは柄本佑(1986年12月16日生まれ)。俳優・柄本明と女優・角替和枝の長男で、弟の時生も俳優。映画「美しい夏キリシマ」(02)のオーディションに合格し、主演でデビューを飾る。同作で第77回キネマ旬報ベストテン新人男優賞と第13回日本映画批評家大賞新人賞を受賞した。その後、映画「17歳の風景 少年は何を見たのか」(05)に主演したほか、「子宮の記憶 ここにあなたがいる」(07)、「ラッシュライフ」(09)などに出演。「GONIN サーガ」(15)や「64 ロクヨン 後編」(16)、「追憶」(17)などでバイプレイヤーとして存在感を放ちつつ、18年には「素敵なダイナマイトスキャンダル」「きみの鳥はうたえる」「ポルトの恋人たち 時の記憶」と主演作が立て続けに公開。同じく主演を務めた「火口のふたり」(19)では、かつての恋人との数年ぶりの再会をきっかけに、抑えきれない衝動の深みにはまっていく男を体当たりで演じて話題を集めた。映画「今日子と修一の場合」(13)で夫婦役を演じた安藤サクラと2012年に結婚し、17年には第1子が誕生。



・ヒロミ/ハチオーグ:西野七瀬

ハチオーグはSHOCKERの上級構成員。

演じたのは西野七瀬(1994年5月25日生まれ)。2011年8月、アイドルグループ「乃木坂46」に1期生として加入。日本レコード大賞を受賞した同グループの代表曲「インフルエンサー」(17)など数多くの楽曲でセンターを務め、グループの人気を牽引した。乃木坂46出演のTVドラマ「初森ベマーズ」(15)や映画「あさひなぐ」(17)で主人公を演じ、18年末にグループを卒業して以降も女優業を継続。ミステリードラマ「あなたの番です」(19)では黒幕となる役どころで話題をさらい、「あなたの番です 劇場版」(21)にも出演した。TVドラマ「言霊荘」、Amazon Originalドラマ「ホットママ」(ともに21)などに主演し、映画では「一度死んでみた」(20)、「鳩の撃退法」(21)などの話題作に出演。白石和彌監督の「孤狼の血 LEVEL2」(21)では、姉御肌のスナックのママという新たな役どころに挑戦し、日本アカデミー賞の優秀助演女優賞および新人俳優賞を受賞した。15年から務めていたファッション誌「non-no」の専属モデルを、22年3月号で卒業。auの「意識高すぎ!高杉くん」シリーズなどCMにも多数出演している。


・カマキリ・カメレオン(K.K)オーグ:本郷奏多

K.Kオーグは人間・カマキリ・カメレオン、SHOCKER初の3種合成型オーグメント=カマキリカメレオンオーグ。

演じたのは本郷奏多(1990年11月15日生まれ)。2002年の映画「リターナー」で子役としてデビューし、「HINOKIO」(05)で多部未華子とともに初主演を果たす。その後、人気コミックを実写映画化した「テニスの王子様」(06)や、乙一原作の「GOTH」(08)で主演を務める。以降、TVドラマ「ヒミツの花園」や「生徒諸君!」(07)などに出演。人気漫画を実写映画化した「GANTZ」2部作(11)や、「進撃の巨人」2部作(15)、「鋼の錬金術師」(17)などで軒並み主要キャラクターを演じる。映画だけでなく、「なぞの転校生」や「弱くても勝てます 青志先生とへっぽこ高校球児の野望」(14)、「アカギ」(15)、「ラブホの上野さん」(17)など話題のTVドラマでも活躍する。


・緑川 弘博士:塚本晋也

緑川 弘博士はルリ子の父で、本郷の大学時代の恩師。

演じたのは塚本晋也(1960年1月1日生まれ)14歳から8ミリカメラを使い出し、高校時代に演劇を始める。日本大学芸術学部美術科を卒業後、CF制作会社に入社。4年後、退職して映画制作を再開し、「普通サイズの怪人」(86)を監督する。「電柱小僧の冒険」(87)で、ぴあフィルムフェスティバルPFFグランプリを受賞した。「鉄男」(89)がローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリを受賞し、以降、海外の名立たる映画監督からも支持を集める。ベネチア国際映画祭とは縁が深く、「六月の蛇」(02)がコントロコレンテ部門の審査員特別大賞、「KOTOKO」(11)がオリゾンティ部門の作品賞にあたるオリゾンティ賞を受賞。「ヴィタール」(04)も特別招待作品として上映され、97年、05年には審査員も務めている。その他の監督作に「鉄男II BODY HAMMER」(92)、「鉄男 THE BULLET MAN」(09)、「悪夢探偵」シリーズ(06、08)など。製作・脚本・撮影・美術なども自ら手がけるほか、俳優やナレーターとしても活躍している。


・コウモリオーグ:手塚とおる

コウモリオーグはSHOCKERの上級構成員。

演じたのは手塚とおる(1962年6月27日生まれ)。1983年、唐十郎作、蜷川幸雄演出の舞台「黒いチューリップ」で俳優デビュー。86年に劇団健康に入団し、92年の劇団解散まで全作に出演。93年の「お茶と同情」で初めて作・演出を手がけ、役者としてもナイロン100℃や大人計画、劇団☆新感線など人気劇団の舞台に多数客演する。10年ごろからはTVドラマへの出演が徐々に増え、「マジすか学園」(10)、「救命病棟24時」「半沢直樹」(ともに13)、「ルーズヴェルト・ゲーム」「HERO(第2期)」(ともに14)といった話題作でエキセントリックな悪役を演じ存在感を放つ。15年の「太鼓持ちの達人 正しい××のほめ方」で連続ドラマ初主演を務めた。映画では、周防正行監督の「シコふんじゃった。」(91)を皮切りに、「日本沈没」(06)、「天空の蜂」(15)などに出演。


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・SHOCKERの創設者:松尾スズキ

人類を幸福に導くため、SHOCKERを創設した日本の大富豪。ちなみにSHOCKERとは、「Sustainable Happiness Organization with Computational Knowledge Embedded Remodeling」の略称。

演じたのは松尾スズキ(1962年12月15日生まれ)。1988年、自身が主宰する劇団「大人計画」を旗揚げし、作・演出を手がける一方で俳優としても活動。97年の舞台「ファンキー! 宇宙は見える所までしかない」で第41回岸田國士戯曲賞、00年のミュージカル「キレイ 神様と待ち合わせした女」で第38回ゴールデンアロー賞の演劇賞を受賞する。初監督映画「恋の門」(04)はベネチア国際映画祭(国際批評家週間)に正式出品。その後も、オムニバス映画「female フィーメイル」(05)の1編「夜の舌先」や、「ユメ十夜」(06)の1編「第六夜」でメガホンをとり、映画「イン・ザ・プール」(05)では主演を務める。小説「クワイエットルームにようこそ」は第134回芥川賞の候補となり、07年に自らの監督・脚本で映画化。リリー・フランキー原作の映画「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(07)で脚本を担当し、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した。10年には小説「老人賭博」が再び芥川賞の候補に挙がった。15年、監督3作目「ジヌよさらば かむろば村へ」を発表する。近年の出演作に、映画「悪人」(10)、TVドラマ「TAROの塔」(11)、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)、「まほろ駅前」シリーズ(11~14)などがある。


・本郷猛の父:仲村トオル

本郷の回想に登場する。

演じたのは仲村トオル(1965年9月5日生まれ)。85年、映画「ビーバップ・ハイスクール」の一般公募オーディションに合格してスクリーンデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞など数々の賞を受賞。88年まで製作された同作の続編をはじめ、TVドラマ「あぶない刑事」シリーズ(86~96)などで人気を博す。日本での活動と並行して、香港映画「ジェネックス・コップ」(99)などにも出演し、韓国映画「ロスト・メモリーズ」(01)では第39回大鐘賞映画祭の最優秀男優助演賞を韓国人以外で初めて受賞。その他にも、中・仏合作「パープル・バタフライ」(03)などに出演した。「海猿」シリーズにはTVドラマ版「UMIZARU EVOLUTION」と劇場版第2弾「LIMIT OF LOVE 海猿」(ともに05)に参加。その後もTVドラマ「華麗なる一族」(07)、「空飛ぶタイヤ」(09)といった骨太の作品で活躍。医療ミステリー「チーム・バチスタ」シリーズでは、第1弾のTVドラマ「チーム・バチスタの栄光」(08)から完結編となる劇場版「チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像」(14)まで伊藤淳史とともに主演を務め、名コンビとして人気を集めた。


・犯人:安田顕

同じく本郷の回想で登場。

演じたのは安田顕(1973年12月8日生まれ)。札幌の北海学園大学で演劇研究会に所属し、大泉洋鈴井貴之らに出会う。1996年、演劇研究会のメンバー5人で演劇ユニット「TEAM NACS」を結成。北海道テレビ制作の「水曜どうでしょう」(98~)に鈴井&大泉とともに出演し、道内で人気を集める。01年には鈴井の初監督映画「man-hole」に主演。NHK連続テレビ小説「」(08)以降、全国に活躍の場を広げ、映画「大洗にも星はふるなり」(09)、「HK 変態仮面」(13)、連続ドラマ「ホタルノヒカリ2」(10)などに出演。人気ドラマ「下町ロケット」(15)、「重版出来!」(16)、「小さな巨人」(17)などで存在感を示す。主演映画に「俳優 亀岡拓次」(15)や、「愛しのアイリーン」(18)などがあり、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」(18)では榮倉奈々とともに主演を務めた。舞台でも「TEAM NACS」の公演をはじめ、福田雄一演出の「スマートモテリーマン講座」(10~17)などで活躍する。


・緑川イチローの母:市川実日子

主に緑川家の写真や回想に登場する。

演じたのは市川実日子(1978年6月13日生まれ)。10代からモデルとして活動し、1994年から雑誌「オリーブ」の専属モデルを務める。映画「タイムレスメロディ」(99)で女優デビューし、「とらばいゆ」(01)でヨコハマ映画祭の最優秀新人賞、「Blue」(01)でモスクワ国際映画祭最優秀女優賞を受賞する。その後も荻上直子監督作「めがね」(07)や「レンタネコ」(12)で個性を発揮。庵野秀明総監督の「シン・ゴジラ」(16)では巨大不明生物災害対策本部のメンバーを好演し、第40回日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した。その他の出演作に「ジ、エクストリーム、スキヤキ」(13)、「三度目の殺人」(17)、「羊の木」(18)、NHK大河ドラマ「八重の桜」(13)、TVドラマ「小さな巨人」(17)など。姉・市川実和子も女優。


・ケイ:松坂桃李(声)

ケイはSHOCKERの外世界観測用自立型人工知能。松坂桃李が声を担当している。

松坂桃李(1988年10月17日生まれ)はメンズファッション誌「FINEBOYS」のオーディション「チャレンジFBモデル2008」でグランプリを獲得し、同誌の専属モデルとしてデビュー。翌09年に「侍戦隊シンケンジャー」のシンケンレッド役で俳優としての活動を始める。映画「麒麟の翼 劇場版・新参者」(11)、「ツナグ」「今日、恋をはじめます」(ともに12)の3作品で第36回日本アカデミー新人俳優賞を受賞。その後も、映画「マエストロ!」(15)、「キセキ あの日のソビト」(17)、「不能犯」(18)、「居眠り磐音」「蜜蜂と遠雷」(ともに19)などに出演し、人気俳優として活躍。「孤狼の血」(18)で第42回日本アカデミー最優秀助演男優賞を受賞。翌年の「新聞記者」(19)では最優秀主演男優賞を受賞している。その後の映画出演作に「あの頃。」(20)、「いのちの停車場」「孤狼の血 LEVEL2 」「空白」(すべて21)、「流浪の月」(22)など。TVドラマではNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(12)、同大河ドラマ「軍師官兵衛」(14)、「ゆとりですがなにか」(16)などに出演している。20年12月に女優の戸田恵梨香と結婚した。


・クモオーグ:大森南朋(声)

クモオーグはSHOCKERの上級構成員。大森南朋が声を担当している。

大森南朋(1972年2月19日生まれ)は父は俳優・舞踏家の麿赤兒、兄は映画監督の大森立嗣。93年、映画「サザンウィンズ」(93)の第4話「トウキョウ・ゲーム」に出演。96年、市川準監督が演出するCMに出演したのをきっかけに本格的に俳優業に取り組む。三池崇史監督「殺し屋1」(01)で映画初主演を果たし、廣木隆一監督「ヴァイブレータ」(03)でキネマ旬報日本映画助演男優賞などを受賞。07年のNHKドラマ「ハゲタカ」では作品とともに高く評価され、引き続き主演を務めた09年の映画版で日本アカデミー賞助演男優賞を受賞した。その他の出演映画に「さくらん」(07)、「アキレスと亀」(08)、「西の魔女が死んだ」(08)、「フィッシュストーリー」(09)などがある。NHK大河ドラマ「龍馬伝」(10)での武市半平太役の熱演も注目を浴びた。


・政府の男:竹野内豊

政府の男は、本郷・ルリ子とともに“アンチSHOCKER同盟”を組む。

演じたのは竹野内豊(1971年1月2日生まれ)。94年、TVドラマ「ボクの就職」で俳優デビュー。「星の金貨」(95)、「ロングバケーション」(96)と人気ドラマで活躍し、「ビーチボーイズ」(97)、「氷の世界」(99)などに主演、女性を中心に不動の人気を獲得する。その後も「ヤンキー母校に帰る」(03)、「人間の証明」(04)、「不毛地帯」(09)など注目度の高いドラマへの出演が続く。01年、「冷静と情熱のあいだ」で映画に初出演し、日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。「あの空をおぼえてる」(08)で7年ぶりに銀幕に登場する。11年は、太平洋戦争時のサイパン島を舞台にした「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」と、コメディ映画「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇」が公開される。そのほか「明日への遺言」(07)、「さまよう刃」(09)に出演している。


・情報機関の男:斎藤工

政府の男とともに、“アンチSHOCKER同盟”を組む。

演じたのは斎藤工(1981年8月22日生まれ)。モデルとして活動した後、映画「時の香り リメンバー・ミー」(01)の主演に抜てきされ、俳優デビュー。2005年、舞台「テニスの王子様」で注目を集める。その後、映画「スキトモ」(06)や、「春琴抄」(08)、TVドラマ「最上の命医」(11)などに主演。14年にTVドラマ「昼顔 平日午後3時の恋人たち」で上戸彩と不倫の恋を熱演して話題を呼び、劇場版「昼顔」(17)にも出演した。そのほかの主演作に映画「欲動」(14)、「種まく旅人 夢のつぎ木」(16)、TVドラマ「運命に、似た恋」(16)など多数。俳優業と並行して映画監督としても活動し、ミュージックドラマ「半分ノ世界」(14)は15年の国際エミー賞デジタル部門にノミネートされた。17年には自身が出演する「blank13」で長編監督デビューを果たした。 俳優以外のクレジットでは「齊藤工」の名義を用いている。


・緑川イチロー/仮面ライダー第0号・チョウオーグ:森山未來

緑川イチローはルリ子の兄であり、最強の敵、仮面ライダー第0号・チョウオーグ。

演じたのは森山未來(1984年8月20日生まれ)。5歳からジャズダンスやタップダンスなど様々なダンスを始める。1999年、宮本亜門演出の舞台「ボーイズ・タイム」で本格的にデビュー。「さよなら、小津先生」(01)でTVドラマに初出演し、「ウォーターボーイズ」(03)で注目を浴びる。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」(04)で日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。10年に放送された深夜ドラマ「モテキ」が話題になり、翌年の映画版でも主演する。主な出演作は「苦役列車」「北のカナリアたち」(ともに12年)、「怒り」(16)、「“隠れビッチ”やってました。」(19)など。その他、劇団☆新幹線の舞台や、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」(12)、「100万回生きたねこ」(13)などのミュージカルでも活躍。13年から1年間は、文化庁の文化交流使としてイスラエルのダンスカンパニーで活動した。20年には、初の海外作品主演となる日本・カザフスタン合作映画「オルジャスの白い馬」が公開。


・サソリオーグ:長澤まさみ

サソリオーグは人間とサソリの合成オーグメント。

演じたのは長澤まさみ(1987年6月3日生まれ)。2000年、第5回「東宝シンデレラ」グランプリを受賞して芸能界入り。同年、映画「クロスファイア」で女優デビューを果たす。03年、「ロボコン」で初主演を務め、第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。「世界の中心で、愛をさけぶ」(04)では白血病に冒されたヒロインを熱演して多くの涙を誘い、第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・話題賞を受賞した。以降、「タッチ」(05)や「ラフ ROUGH」(06)、「涙そうそう」(06)といった映画でヒロイン役を演じ、TVドラマでも「セーラー服と機関銃」(06)、「プロポーズ大作戦」(07)、「ラスト・フレンズ」(08)などがヒット。スタジオジブリの「コクリコ坂から」(11)では主人公・松崎海の声を担当し、映画「モテキ」(11)では新境地を開拓。その後も、映画「海街diary」(15)、NHK大河ドラマ「真田丸」(16)、長編アニメ「君の名は。」(16・声の出演)、人気少年漫画を実写化した「銀魂」シリーズ(17、18)などで幅広く活躍。18年の主演ドラマ「コンフィデンスマンJP」は、スペシャルドラマ版(19)や劇場版(19・20)が製作されるなど人気シリーズ化した。中国春秋戦国時代を描いた人気漫画を実写映画化した「キングダム」(19)では山の女王を演じ、第43回日本アカデミー賞で自身2度目の最優秀助演女優賞を受賞した。


・背広の男:上杉柊平

背広の男はハチオーグに仕えている。

演じたのは上杉柊平(1992年5月18日生まれ)。スカウトされたのをきっかけにモデルとして活動を始め、2015年、TVドラマ「ホテルコンシェルジュ」で俳優デビュー。翌16年には映画「A.I. love you」や「シマウマ」、TVドラマ「HiGH&LOW Season2」「砂の塔 知りすぎた隣人」など出演作が相次ぎ、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でも好演を見せ、一躍注目の若手俳優となる。その後、青春恋愛映画「一週間フレンズ。」(17)でメインキャストのひとりを演じ、大ヒットTVドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」(17)に出演。岡崎京子原作・行定勲監督の「リバーズ・エッジ」では主人公の元恋人・観音崎役を演じた。


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痴人の愛 リバース

痴人の愛 リバース NEW

奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。

卍 リバース

卍 リバース NEW

文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。

愛のぬくもり

愛のぬくもり NEW

「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。

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映画.com注目特集 12月20日更新

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