クスノキの番人

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劇場公開日:2026年1月30日

解説・あらすじ

ベストセラー作家・東野圭吾のファンタジー小説をアニメーション映画化。数多くの著作が映像化されてきた東野作品の中で初のアニメ映画化となり、「その木に祈れば願いがかなう」と伝えられるミステリアスなクスノキと、その番人となった青年の運命を描く。

理不尽な解雇で職を失った玲斗は、追い詰められた末に過ちを犯し、逮捕されてしまう。失意のなか、亡き母の腹違いの姉で、大企業・柳澤グループの発展に貢献してきたという千舟が現れ、釈放と引き換えにある条件を提示する。それは「月郷神社にある、祈れば願いをかなえてくれるというクスノキの番人になること」だった。戸惑いながらも番人になった玲斗は、千舟や、クスノキに通い続ける男・佐治寿明、そんな父の行動を不審に思う女子大生の娘・佐治優美、家業を継ぐことに葛藤する青年・大場壮貴ら、さまざまな人々と関わっていくなかで、クスノキが秘めた力の真実に近づいていく。

「少年と犬」「ブルーピリオド」の若手俳優・高橋文哉が主人公の直井玲斗役を演じ、物語のカギを握る伯母・柳澤千舟役を天海祐希が務めた。「ソードアート・オンライン」の伊藤智彦が監督、A-1 Picturesがアニメーション制作を担当。脚本は「ハイキュー!!」シリーズの岸本卓。

2026年製作/113分/G/日本
配給:アニプレックス
劇場公開日:2026年1月30日

オフィシャルサイト

スタッフ・声優・キャスト

監督
伊藤智彦
原作
東野圭吾
脚本
岸本卓
キャラクターデザイン
山口つばさ
板垣彰子
美術監督
滝口比呂志
美術設定
末武康光
色彩設計
橋本賢
衣装デザイン
高橋毅
CGディレクター
塚本倫基
撮影監督
佐藤哲平
編集
西山茂
音楽
菅野祐悟
主題歌
Uru
主題歌(作詞・作曲)
清水依与吏
主題歌(編曲)
back number
スーパーバイジングサウンドエディター
勝俣まさとし
リレコーディングミキサー
藤島敬弘
制作
A-1 Pictures
Psyde Kick Studio
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(C)東野圭吾/アニメ「クスノキの番人」製作委員会

映画レビュー

4.0 「愚かですね」と、 もし天海祐希さんに静かに言われたら—— それでも前に進んでしまう気がした。

2026年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

癒される

本日は『クスノキの番人』を鑑賞。
ベストセラー作家・東野圭吾のファンタジー小説をアニメーション映画化した作品です。あるようでなかった、東野作品初のアニメ映画化ということで、抑えつつも高鳴る期待を胸に劇場へ足を運びました。

原作は未読です。
「その木に祈れば願いがかなう」と伝えられるミステリアスなクスノキと、その番人となった青年の運命を描いた物語。

まず、うれしかったのは入場者特典。
文庫本サイズの東野圭吾さん書き下ろしミニ小説『クスノキの裏技』がもらえました。
(※入場者特典は数量限定のため、なくなり次第終了とのこと。)

鑑賞後、できることなら熱が冷めないうちに、こちらも読むことをおすすめします。30分もあれば読めますし、原作未読でも原作の雰囲気をつかむことができます。さらに、原作や映画では描かれなかった“クスノキの力の裏技”を知ることができて、少しだけ得した気分になれます♡

そして肝心の内容ですが、
期待した以上でも以下でもなかった、というのが率直な感想です。
…と書くと辛口に聞こえるかもしれませんが、この作品にはこの“ちょうどよさ”が合っていたようにも感じました。

驚くような特別な演出や展開が用意されていたわけではありません。途中の狐火さんのラップは、あまりに唐突で少し衝撃ではありましたが(笑)、意図としては理解できました。
原作未読なので断定はできませんが、分厚い小説の内容を2時間に収めるには、脚本上の無理が生じるのは承知の上です。いささか動機が浅く見えたり、主人公の行動が性急に感じられる場面もありましたが、三つの家族のストーリーをうまくアニメとして整理し、映画として成立させていたのは、それだけで「観るに値する」と思いました。
何より、映像化されたクスノキの存在感を目にすると、「この小説はアニメ化して正解だったのでは」と思えます。

物語のカギを握る伯母・柳澤千舟を演じた天海祐希さんは、やはり素晴らしかったですね。劇中で彼女は「愚かですね」というセリフを、おそらく5回ほど口にしていたと思いますが、最後の場面──自分の秘密を玲斗に知られたあとに放つ「愚かですね…」の言い方の違いには、ぜひ注目してほしいです。
同じセリフをあそこまで違うニュアンスで使い分け、言葉の意味すら覆して「やさしさと愛に満ちた言葉」に変えてしまう天海祐希さんは、やっぱり素晴らしい役者さんだなぁと改めて感じました。

ご家族でぜひご覧ください🎬

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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共感した! 13件)
ななやお

4.5 アニメ化で魅力増した物語

2026年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

物語と演出でしっとり見せるよくできた作品だ。派手さはないから、SNSで切り取りづらいのだけど、終始丁寧な日常芝居で人の心の機微をしっかりと描いていく。伊藤智彦監督の演出力の高さを証明したと思う。
物語は、母親を亡くし天涯孤独の青年が罪を犯し、叔母の千舟から代々伝わるクスノキの番人に命ぜられることから人生を再生させていく様を描く。
クスノキには願いをかなえる力があると言われており、その不思議な力を求めてさまざな人が集まってくる。そんな人々とせっしていくうちに主人公は成長し、千舟とクスノキの秘密も徐々に知っていく。
原作を先に読んでいたのだけど、正直そんなに面白い話じゃないと思った。しかし、これはアニメの画の力で大きく魅力を引き上げたと思う。クスノキの幻想性がインディー作家を起用することで説得力を増していたし、アニメ向きの原作だったのだろう。アニメで引き上げられるポイントをしっかり見極めて、なおかつ人間をしっかりリアルに感じられるように等身大の日常芝居を忘れない作り。
日本アニメにもこういう作品がもっとないといけない。千舟のキャラクターデザインも良かった。漫画家の山口つばさの起用は正解だったと思う。

コメントする 1件)
共感した! 25件)
杉本穂高

3.0 想いを繋ぐクスノキ

2026年2月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

原作未読、予備知識は劇場予告のみで鑑賞。

さすが人気作家の原作力というところなのだろうか、舞台設定や種明かしに至る過程・ロジックはすんなり受け入れられました。

クライマックスの主人公が想いに飛び込むシーンの美しさは国産アニメーション技術の高さを感じさせる素晴らしいものでした。

天海祐希さんの演技も圧巻で、本編中は演者が誰とか特に気にしてなかったんですがスタッフロールで名前が出た時に感心してしまいました。

ただ、個人的には感情移入しづらい点が2点あって心を揺さぶられるまでに至りませんでした。

1点は謎の劇伴。
急に始まるラップは主人公の心情を表す内容ですし、場面としてまぁそういうものと思って受け入れるにしても、クライマックスに向かって転がっていく最中に流れる曲が背景で動いているシーンとあまりに合ってなさ過ぎて自分が映像で見て理解してる内容と、映画として伝えたい内容がもしかしてずれてるんじゃないかと気になりすぎて全然頭に入ってこなかったです。もうちょっとなんかやりようなかったんですかね。

もう1点は、キャラクターがステレオタイプに寄りすぎて正直感情移入しづらかったです。
主体性もなくコインの裏表で生きる主人公。
教育や家庭環境の問題で刹那的に生きる現代社会の若者の投影としては理解できるんですが、さすがに直球ストレートすぎてなんか記号的に見えてしまいます。
また、問題を抱える同年代の若者達も、偉大な父の後継として重圧を受けるドラ息子、何不自由ない家庭で育ちながら父に疑惑の目を向ける娘。
どれもこれもよくあるお困りごとのステレオタイプに見えてしまって、解放のカタルシスはあまり得られませんでしたね。
これは原作からしてこうなのか、映像化の都合なのかはわかりませんが、設定の割にドラマが消化不良で終わってしまった感は拭えませんでした。

鑑賞前の個人的な期待は越えられませんでしたが、
トータルで言えばアニメーション作品としてはとても良い作品だと思います。

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クックー

3.5 どんどんと

2026年2月8日
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にんにん