愛の渦

劇場公開日:

愛の渦

解説

2006年・第50回岸田國士戯曲賞を受賞した、演劇ユニット「ポツドール」の同名舞台劇を映画化。ポツドール主宰の劇作家・三浦大輔が自ら映画用に脚本を書き下ろし、メガホンもとった。フリーター、女子大生、サラリーマン、OL、保育士など、ごく普通の人々が六本木のマンションの一室に集まり、毎夜繰り広げる乱交パーティに明け暮れる姿を通して、性欲やそれに伴う感情に振り回される人間の本質やせつなさを描き出していく。主人公のニートの青年を「半分の月がのぼる空」「砂時計」の池松壮亮が演じ、ヒロインとなる女子大生を東京ガスやチョコラBBのCMで注目を集める新進女優の門脇麦が演じる。そのほかの共演に新井浩文、滝藤賢一、田中哲司、窪塚洋介ら。

2013年製作/123分/R18+/日本
配給:クロックワークス

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(C)映画「愛の渦」製作委員会

映画レビュー

3.5少し切ない

2022年4月19日
Androidアプリから投稿

「乱交パーティ」というテーマがまず面白くて。そして、中味は意外に真面目だった。
もしかしたらリアルからかけ離れた部分もあったのでは?という疑問は少し残ったけれど、凝っていたので興味深く見ることはできた。

最初の緊張やぎこちなさ。明け方近くのダレて疲れてくる頃のイライラ。カーテンが開けられ眩しい光に照らされ瞬間、現実に引き戻される興ざめ感。こういう感覚って共感できる。
常連さんだと皆に思われていた女は実はサクラだった?場を提供する側の現実。
店じまい後、イライラを隠しきれない助手の携帯に、父親になったよ、というメールがくる。生活がかかっている。彼にも現実がある。

夢と現実の間で、つかの間の楽しみを得ようとする参加者たち。商売上の設定の上で転がされているのにすぎないわけだけど。きれいに切り替えて楽しむことはなかなかできない。現代人のどうしようもなさを感じる。
ニートは、その設定の世界にさえ自分らしさを見出そうとする。片や女子大生はその設定の中の自分に嫌気がさす。
 少し切ない。

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雨音

4.0ヤるだけ…なのか?

2021年11月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

幸せ

とあるマンションに集まったセックスがしたい男女8人。
午前0時〜午前5時まで。
ちゃんとゴムを付ける、行為・トイレ後は必ずシャワーを、女性の意思尊重、乱暴はしない
あとはご自由に。
裸で放たれた男と女の欲望に塗れた一夜の物語。

今年は門脇麦の出演作を新旧ともによく観ている。
セックスと会話劇を交互に挟み込み、決してエロだけで終わらせない飽きない作り。
ただし、展開は物凄くゆっくり。
普通なら半分くらいにできるが、あえて思いっきり時間を使ってぎこちない男女の“交渉”を描く。
ドラマ『初情事まであと1時間』でも思ったが、三浦監督はぎこちなさの天才だ。
なかなか言い寄れずにずっと気まずい雰囲気となるあの空間。
物語上、主人公が陰キャの池松壮亮と門脇麦ってのも面白い。
別にハブられてるわけでもないけど、会話に全く参加できない人っているよね。
自分も「〇〇君は?」と聞かれてから話に参加するタイプなので、ずっと黙り込んでる2人は自分を見ているようで苦しい。
気まずい雰囲気→打ち解ける→本音→気まずい雰囲気→新たなる刺客→和解
2時間の会話劇でこの心情変化。
少し打ち解けてもすぐに気まずい雰囲気に戻るような、このダラダラ感が堪らない。

誰とヤるのか問題で現れるそれぞれの本性。
セックスを通して現れる差別や偏見。
顔が良いからヤるのか?
好きな相手だからヤるのか?
乱交パーティーとはいえ、きっと誰でもいいわけではない。
体の相性ってものがある。
平等とか公平とかあるけれど、やっぱり相応の相手とヤるのが一番良いんじゃないだろうか。

セックスで集い、セックスで拒絶して、セックスで分かり合う。
普段の生活にも応用可能な他者とのコミュニケーション。の究極型。
「好きになってんじゃねぇよ」「ここ、風俗だから!」
新井浩文の他愛ないセリフが一番響いてしまうという、なんとも…

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唐揚げ

4.5【セックスを通して見た人間関係・社会の縮図】

2021年9月19日
iPhoneアプリから投稿

池松壮亮さんが、「Summer of 85」の監督フランソワ・オゾンさんとEテレのSwitchで対談した際、自分はセックス俳優みたいに言われることがあると吐露していて、そのきっかけが、この作品ではなかったのかと思った。

“ここには意味ありげで、かっけーことなんて、ないっすから”

窪塚洋介さん演じる乱行クラブのスタッフがエンディング近くに話す言葉だ。

僕たちの世界に向けた皮肉な言葉のようにも聞こえる。

これは、乱行クラブというシュールな空間で繰り広げられる会話やセックスを通じて、参加者のあいだに生まれる連帯感とか、反目とか、イジメや、嫉妬、ちょっとした恋愛感情まで含めた人間関係や社会を見つめたユニークな作品だと思う。

初対面で恐る恐る紹介し合う場面は、まさにそのものだ。

職業なんかで人物をカテゴリーしようとしてみたり、保育士なんて皆んなセックス好きと謙遜とも卑下とも取れる説明も似たようなものかもしれない。

少しよそよそしくても、セックスをして一気に距離が縮まる感じは、男女関係そっくりだ。

一旦、連帯感が生まれると、今度は連帯感を強めるかのように、臭いとか、年齢とか、体型を取り上げて、他者の悪口を言ったり、攻撃したりするのも、僕たちの社会のまんまだ。

他人のセックスを見ようとするのも、ゴシップ探しをするようでもあり、相対的な自分のランクを探る行為のようにも思える。

ほら、皆んなセックスが好きなんだよとか、
他の人はどんなセックスをするんだろうか、
どの程度感じているんだろうか、
本当にイッてるんだろくかとか。

こんな中で、門脇麦さん演じる女子大生と、池松壮亮さん演じるニートは異質だ。

女子大生は、心の中に巣食うセックスへの渇望を抱え、自分は変なのかと悩む存在のように思える。

ニートは、社会の中で取り残されたような孤独を抱え、ここに来たのは、セックスもそうだが、人間関係を求めているようにも見える。

もしかしたら、ニートに芽生えた感情は、”初めての”好きだったのかもしれない。

女子大生にも似たような感情が芽生えていたようにも感じる。

しかし、思いとどまろうとする気持ちが勝る。

セックスは男女の関係を接近させるけど、セックスがきっかけの恋愛なんてあるんだろうかと、セックスの二面性も示唆しているようだ。

セックスを通して人間関係や社会を見せると同時に、セックスと恋愛の関係性も考えさせられるユニークな作品だった。

でも、思い出して欲しい。

“ここには意味ありげで、かっけーことなんて、ないっすから”

僕達の世界も同じかもしれない。

※ ところで、この作品で初めて門脇麦さんを知ったのだが、最後にファミレスを立ち去ろうとする時に、振り返って立ち止まる場面があって、その時の門脇麦さんはものすごくキレイだと思った。
あと、セックス場面多めの映画は総じてスコアが低めなのは、高スコアにするとエロいとか思われそうだからとかだろうか。

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ワンコ

4.5乱交が美化されていない

2021年8月13日
スマートフォンから投稿

笑える要素がたくさんあって面白かった。
柄本カップルもうまかった。
麦ちゃんばり可愛い。好きになった。

乱交パーティー興味あるけど、リアルではそんな上手くいかないんだろうなぁって勉強になった(笑)
そりゃあ人間が集まれば、気まずさ、陰口、カースト、色々生まれるわなぁ…

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ピーチ
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