ファンタスティック4 ファースト・ステップ : 特集
【尋常でなく期待してる映画】地球、そして全人類滅亡の
危機…“命より大事な誰か”のためなら自分の限界を超え
られる。心から共鳴し、体の底から不思議な力が湧く、
「アルマゲドン」を彷彿させる感動スペクタクル

映像をひと目見た瞬間、そんな風に“心”が叫んでいた映画が「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」(7月25日公開)。日に日に期待感は膨れ上がり、今では「絶対面白いだろ、これ」と半ば確信しちゃっている作品です。
“超大作のスケール感”と“感動の予感”は抜群(「アルマゲドン」を彷彿させるレベル)ですし、なにより映画に込められたテーマ&メッセージもぶっ刺さっていまして――この作品は、絶対に、絶対に、絶対に1本の映画として“格別”な仕上がりになっているはず……!!!!
何故そう思うのかって? もちろん理由があります。
あなたの期待値をアップさせる“ワケ”をお伝えします!
【なんだこの“むちゃくちゃ刺さる”映画は…!】
これはもしかすると“私の人生に直結する一作”では?

映画.com編集部には、本作を「絶対に見る!」と毎日のように宣言しているメンバーがいます。私です。本編鑑賞前なのに異常にハマっている理由があるんです。
●筆者紹介

[特報・予告編に、理屈ではなく、一瞬で引き込まれた]
観れば観るほど、物語に没入していく。本編を観たくてたまらなくなる…一体なぜ?

筆者の仕事柄、映画の特報・予告編は毎日のようにチェックしています。
で、あるんですよ、ごくごくたまに理屈ではなく一瞬でのめり込み、映像から放たれる“引力”によって作品に惹きつけられるものが。それが「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」でした。
これほど興味を持つとは――自分でも意外でした。普段は社会派の邦画などをよく観ますし、これまでも「アベンジャーズ」などは鑑賞していますが“ファン”と自称するにはおこがましい……。

でも、本作はジャンル云々というよりも「1本の映画として、シンプルに面白そう」と思ったんです。どういうわけか観れば観るほど、そして新たな映像が出るたびに“引力”が強くなっていく。なぜだろう? 不思議に思って、考え続けた結果、ひとつの“答え”に辿り着きました。
[スケールは“地球規模”…なのに“共感”が止まらない]
大切な“誰か”を守るために、自分の限界を超える――壮大なフィクションが“自分自身の物語”になる予感がひしひし これは“私の映画”であり“あなたの映画”なのかもしれない、「アルマゲドン」を彷彿させる感動スペクタクル

あらゆる人の“それぞれの境遇”につながり、自分自身の記憶に深く結びついていく――。本作の物語はここが重要なポイントだと感じていて、筆者に刺さったのは「大切な誰かを守るために、自分の限界を超える」というメッセージでした。
主人公のリードは、我が子が生まれるという“幸せの(そして未来へのちょっとした不安も)ピーク”。そんな状況下で“地球規模の危機”に対峙します。愛する家族、そして人類すべてという“命よりも大切な誰か”のためなら、己の限界を超えて戦うことができる――予告を見た限りではそんな気迫が感じられて、そこが深く響いたんです。

筆者にも子ども、そして家族がいます。“彼ら”のためなら、自分がどれほど辛くても身を投げうつことができる(実際にそう思ったことが何度もある)。主人公たちが立ち向かうと思われるのが“死ぬかもしれない戦い”――だからこそ、予告でも確認できる「必ず守ります」という決意のセリフが、言葉以上の重みを持って胸に届きました。
描かれる物語のスケールは壮大なのに、共感度は爆上がり。きっとこの感覚は“家族を持つ”筆者だけに限ったものじゃなくて、友だち、恋人、親族、推しの人など、“自分よりも大切な“誰か”がいる人にとっては“あなたの映画”にもなり得ます。

そして宇宙から飛来する人類の危機に立ち向かう展開は、「アルマゲドン」によく似た感動スペクタクルの予感も濃厚に漂います。ちなみに、予告編へのコメントには「もう泣いてる」「この世界に強い愛着がわいてる」と感情的なものがわんさか。私だけでない、既に心が震えちゃっている“仲間たち”を見つけたみたいで嬉しくなっちゃいました。
本作「ファンタスティック4 ファースト・ステップ」は、私の人生に殴り込みをかけてくる予感がひしひしとしています。
【「観たい」と直感したことをもっと言葉にしてみる】
“4人”への共感、あまりにヤバい危機、心躍るスケール

ここまで語ってきたのは、あくまで“直感的”に感じた魅力。では、その魅力をもっと細かく分析してみると――いや、やっぱりこの映画、めちゃくちゃ面白そうやないか!!!!
[キャラに共感して胸が高鳴る]
これぞ!ど真ん中の“王道”ヒーロー映画!頼れるヒーローは“自分たち”しかいない→やらなければならない時が“来る”――“最終防衛ライン”としての境遇と葛藤にシンパシー

本作の頼れる存在は“ファンタスティック4”のみ。ほかにスーパーヒーローはいないようで、この設定がとんでもなく良いと感じました。なぜなら世界を守る者として人気が一極集中、でも“危機”に瀕した時の“責任”も一挙に引き受けることになるってことですよ?

勝算がなかったとしても“やらねばならない”。大小はあれど“自分がやるしかない”時なんて結構あるわけじゃないですか? 未曽有の危機を前に人々から「助かるのか?」と問われ、戸惑いながらも「わからない」と答えてしまうリードの姿に、ヒーローである前に“人間らしさ”を感じちゃって……ここも大いに“共感”。
“絶対的存在”ではなく、悩み、傷づき、苦しみながらも“危機に立ち向かう”等身大のヒーロー――鑑賞前から“愛せる予感”しかしないっす。
[降りかかる危機がヤバすぎて逆に興奮する]
主食は「惑星」――地球規模を遥かに超える“宇宙的災害”が襲来 「勝利」の二文字がまっっっっったく見えないからこそ“大逆転”への期待が高まる!!!!

“ファンタスティック4”が対峙する敵があまりにもヤバすぎる!
本作の敵となるのは、惑星崩壊の際に解放されるエネルギーを食べる“宇宙神”ギャラクタス。予告編にも登場しているんですが、シンプルにデカすぎる。

誰が何をどうやって戦っても、「勝利」の未来が、今のところ見えてこない!!! どうするんですかこれ!?
ワクワク感とともに、これほどの絶望を感じるなんて――でも、それでも“4人”が立ち向かうから“面白そう”なんです!! 事前に結果が予測できる映画なんて面白くないし、きっと何かをやってくれるのだろうという期待値が高まりまくっています!!
[キャストが全員、好きすぎる]
「マンダロリアン」のペドロ・パスカル!「ストレンジャー・シングス」のジョセフ・クイン! そもそもキャストが“最高”じゃないか

――って、素直にそう思えちゃう布陣なんです。それほど“大好きなメンツ”が揃っていたところも個人的にポイント高し!
リーダーのリードを演じているのは、「マンダロリアン」で人気が大爆発したペドロ・パスカルですし、“燃える男”ジョニー役は「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で話題と涙をかっさらい、国際的に超ブレイクしたジョセフ・クイン!

アカデミー賞ノミネートも果たしたバネッサ・カービー(スー役)、エミー賞で話題を独占した「一流シェフのファミリーレストラン」のエボン・モス=バクラック(ベン・グリム役)といった“技巧派”も参加していますから、“4人”の掛け合いが楽しみすぎ!!!!
[歴史に残る作品に!?]
監督の「“これまで”とは異なるテイスト」宣言&キャストの“新しい波”発言などなど…掘れば掘るほど、期待度アップして止まらない

監督を務めたマット・シャックマンによれば“これまでのMCU作品とは別もの”とのこと。ということは前提知識なしでもOK? 映画としての面白さをこれでもかと追求するテイストだったら、マーベル初見の人でも「よくわからなかった」となる確率は低いかも?
で、配役は不明ですが、キャストとして名を連ねているポール・ウォルター・ハウザーが「この作品はMCUにとって“新しい波。歴史に残る――『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ブラックパンサー』と同じように」という趣旨の発言をしているんですよね。

そんなこと言われたら、鑑賞スルーなんてできるわけがない……。
“歴史の1ページ”が刻まれる瞬間を“目撃”するためにも、絶対に映画館へ行こう、そう決意しました――。
※映画公開(7月25日)時期には、本編を鑑賞したレビューを追加更新予定。乞うご期待!
