黒いチューリップ

劇場公開日:

解説

デューマの原作をアンリ・ジャンソン、ポール・アンドレオータ、クリスチャン・ジャックが脚色、クリスチャン・ジャックが演出したアクションドラマ。撮影は「シベールの日曜日」のアンリ・ドカエ、音楽はジェラール・カルヴィが担当した。出演は「地下室のメロディー」のアラン・ドロン、「エヴァの匂い」のヴィルナ・リージ、ほかエイキム・タミロフ、フランシス・ブランシュ、ロベール・マニュエル、アドルフォ・マルシリャチ、ジョルジュ・リガーなど。イーストマンカラー・70ミリ。

1963年製作/フランス・イタリア・スペイン合作
原題:La Tulipe Noire
配給:ヘラルド

ストーリー

フランス革命勃発前。ジュリアン、ギョーム(アラン・ドロン)の兄弟は外観は瓜二つだったが、性格は正反対で、兄のジュリアンはそのころ身の危険を感じて亡命を企る多くの貴族を襲い、人呼んで「黒いチューリップ」と恐れられていた。勿論、その正体は誰も知らない。貴族達からの信頼も厚く、ある侯爵夫人(ドーン・アダムス)をもなびかせていた瓜二つの弟ギョーム(A・ドロン)に替え玉を頼んだ。計画は成功した。誰もがそれに気づかないのだ。しかし、ある日兄ジュリアンは自殺した。自分に代って「チューリップ」となり、理想のために闘ってくれ、と遺書をのこして。ギョームは兄になりきるために、その日から血の惨むような修行に励み、部下達にさえ気づかれなかった。一味の中の只一人の女カロリーヌ(ヴィルナ・リージ)も、不信を抱きながらもギョームと共に闘った。ギョームは「チューリップ」であると同時に、ジュリアンとして侯爵家に出入りしていた。ところがラ・ムーシュが革命派のリストを作り、王の裁可を取り次第、処刑しようとしている、という情報を聞き込んだ。リストを奪うため、ギョームは夜会の日ラ・ムーシュの家に忍び込んだ。だが、正体をあばかれ捕縛された。処刑の日。大革命が起った。民衆は雪崩のように牢獄を襲った。ラ・ムーシュもギョームの剣に死んだ。怒涛のような革命の流れの中で、「チューリップ」は、恋し始めていたカロリーヌを抱きしめた。

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映画レビュー

4.0華のある役者たちによる冒険活劇。

2022年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

幸せ

萌える

ん?
解説の「ストーリー」違っている…。
 貴族の社交界に出入りしながら、”黒いチューリップ”として、貴族を襲っていたのが兄ギョーム。でも、”黒いチューリップ”として活動していた時に、顔に傷を負って。正体がばれないように、田舎に住んでいた弟ジュリアンを呼び寄せて、替え玉とした。
 社交界の中でスマートにふるまっていた兄ギョームの身代わり。田舎に居て、社交界慣れしていないとっぽいジュリアン。そのちぐはぐさがおかしい。フランス革命前夜のパリ。貴族の所業。庶民の窮状。ぽけっとしていたジュリアンも、やがてパリの民衆との交流を通して、雰囲気に感化されて…。
 という物語ではなかったっけ?
 それに、ジュリアンは(ギョームも)自死 していない。兄か弟が捕まって処刑されるか?というくだりはあるけれど…。

鑑賞したのはかなり前。思い出しレビュー。

ラストは、納得できるような納得できないような…。
助けに行かないのか?助けてもらったのに。
ヒューマニズムなんだか、残酷物語なんだか…。

フランス革命前夜におけるあれこれ。
 政略結婚のため、結婚してもアバンチュールを楽しむ貴族たち。その辺の駆け引きをうまくやれるのが一つの貴族としてのたしなみだそうな。
 双子はあまり歓迎されず、産まれてすぐに片方がどこかに養子に出されることが多かったと聞く。後々の相続争い回避のため? そんなベースがあるからか、デュマ氏の物語の双子の片割れは”鉄仮面”までかぶらされて…。この映画のジュリアンは遠い地で人々に隠されて育てられたらしい。だからか、貴族なのに、貴族に対する思想=今の人々側の思想に感化されている。貴族でありながら、我々の味方、で、徐々に強くなる。う~ん、完璧なアイドル。
 そして、庶民の、軍隊の様。
日本の時代劇にも似て、観客受けするように作り変えられたり、それなりに史実に合ったりして作られているんだろうな。

基本痛快冒険劇。
でも今の倫理観だと納得できない面もある。

とはいえ、アラン・ドロン氏の、女優の美しさに釘付け。美男美女のフェンシングも見応えあり。

アラン・ドロン氏二役。
 目が逆三角に見えるギョームは、さながらドーベルマンの様。
 目がまん丸に見えるジュリアンは、さながらマメシバ君。
 演じ分けも見事。
 それと、この制作年代に、どう撮ったの?と言いたくなるような二人の場面。

映像も素晴らしい。調度類・衣装、突き抜ける青空、初期のカラ―映画で、今の映画よりのびのびと広く見えるのは気のせいかしら?

納得いかないところもあるけど、最後のヒロイン&ヒーローのまばゆいばかりの笑顔に、ま、いっか。

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とみいじょん

3.0庶民の味方で黒仮面なんてのは『ゾロ』そっくり

2020年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 犯行の予告に必ず黒いチューリップを一輪置いておく。黒ずくめで黒仮面という出で立ちはむしろグリーンホーネットの雰囲気かもしれない。愛馬はヴォルテール。相棒はブリニョル。

 頬に傷をつけられ、公の場に出られなくなったので弟ジュリアンを呼ぶ。これがそっくり!というか一人二役なので当然だ。そのそっくりな顔を利用して、公爵家の集まりへの代役を頼むのだが、公爵夫人の愛人でもあるギヨームは弟に楽しんでこいと士気を高める。

 笑えるのは、頬を傷つけた本人ラムーシュ憲兵隊長に傷つけたこと。意外とアクションですごかったのが、カロリーンが馬に飛び乗るところとか・・・

 アラン・ドロンの一人二役だが、左頬に傷があるかどうかで判断つくので何とかわかるようになっている。

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kossy
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