鉄男
劇場公開日:1989年7月1日
解説
塚本晋也監督が1986年制作の短編「普通サイズの怪人」をベースに、肉体が鉄に侵蝕されていく男の壮絶な戦いを悪夢的映像で描いたSFスリラー。第9回ローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを獲得するなど注目を集め、塚本監督の名を一躍世界に知らしめた。ある朝、平凡な会社員の男は自分の頬に金属のトゲのようなニキビができていることに気づく。男の身体は激しい痛みを伴いながら、徐々に金属に侵食されていく。一方、かつて男が轢き逃げした“やつ”は、復讐を果たすべく男のもとへ向かう。
1989年製作/67分/日本
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ある日を境に身体が鉄に蝕まれていく男。全編通してくだらない、実にくだらないのだが、一生懸命に演じている俳優さん達の熱量が凄いぞ。これぞDon't think! Feel、脳みそパッカーン、アタオカ映画の決定版です!「モヒモヒ〜」「・・もしもし」「モヒモヒ〜」「・・もしもし」電話のやりとり好きw
2022年1月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 存在は知っていたが、初鑑賞。
グリッジノイズ、メタルパーカッションが鳴り響く中、男はグロテスクな身体になっていく・・。ー
・放出される、熱量が半端ない映画である。
・モノクロームで撮ったからこその、メタリック感溢れる男(田口トモロヲ)の異形に変容して行く姿。
・ドリルペニスの見せ方や、男の連れ合いの女(藤原京)の狂気性。
ー 男がなぜに、鉄男になって行く理由など、途中からどうでも良くなるほどのインパクトある映画である。
この作品、劇場で観たかったなあ・・。ー
<ナンダカ、ボク、イケナイエイガヲミテシマッタキガスル・・。>
■今作は、塚本晋也監督自身が美術も担当しているようであるが、どのようにあのメタリック感溢れるグロテスクな衣装?を作ったのであろうか・・。
2021年3月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
エグくてグロくてエロくて痛々しい、鉄が錆びて腐蝕するメタリックな金属音がガンガン、キンキン鳴り響く異様な光景とド変態極まりない塚本晋也のブッ飛んだ感覚。
まだまだ不細工な特殊効果がリアルに不気味で、手作り感がまたセンス良く作品全体に活きている。
石橋蓮司の出演にビックリ、そんな役者としての柔軟性が素晴らしい、意味不明な役柄ではあるが。
物語はイマイチ意味不明で二人の対決も何が起きているのか分かりずらいが、映像を見ているだけでまず飽きはしない。
2020年12月15日
iPhoneアプリから投稿
訳の分からなさと脈絡を潰しにかかる全篇のハイテンションの塩梅が実は冷静に上手く釣り合っている。
これ以上分かり易くても駄目だ。
大友克洋のアキラが1982年で本作が1989年か。