GONIN サーガ

劇場公開日:

GONIN サーガ

解説

バイオレンスアクションの傑作として名高い「GONIN」(1995)の続編。前作も手がけた石井隆監督が東出昌大を主演に迎え、前作の登場人物たちの息子たちに焦点を当てた新たな物語を描いた。社会からつまはじきにされた5人組による、暴力団・五誠会系大越組襲撃事件から19年。五誠会は若き3代目の誠司が勢力を拡大し、襲撃事件で殺された大越組の若頭・久松の遺児・勇人は、母の安恵を支えながら、真っ当な人生を歩んでいた。そんなある日、19年前の事件を追うルポライターが安恵のもとに取材に現れたことから、事件関係者たちの運命の歯車がきしみ始める。東出のほか、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信らが出演。前作出演者からは、俳優を引退した根津甚八が一作限りの復帰を果たしたほか、鶴見辰吾、佐藤浩市が続投している。DVD/ブルーレイには約40分のシーンを追加した「ディレクターズ・ロングバージョン」が製作された。

2015年製作/129分/PG12/日本
配給:KADOKAWA、ポニーキャニオン
劇場公開日:2015年9月26日

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(C)2015「GONIN サーガ」製作委員会

映画レビュー

2.5危惧していたことが・・・

2024年3月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

難しい

寝られる

石井隆を支えていた屋台骨が崩れ始めていた・・・。辛うじて竹中直人が唯一踏ん張った。テリー伊藤は申し訳ないが厳しい・・・佐藤浩市、本木雅弘、根津甚八、竹中直人、椎名桔平は終結した一作目からは程遠く、東出昌大、桐谷健太に頼り過ぎたが、彼らの器ではこの映画は背負い切れなかった・・・。土屋アンナも頑張ったんだけどなぁ~。むしろ柄本佑をもっと別の使い方があったのでは・・・。

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mark108hello

3.0個性派揃い

2022年7月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

単純

興奮

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mahoy

3.0親の因果が子に巡り…諦観が支配する世界

2022年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

単純

「三人だから生きられた」というのは『シネマ歌舞伎 三人吉三』のキャッチコピーなのだけど、こちらの映画の方がしっくりくる。

生き方を選べなかった子どもたち。一人は自分からのめり込んでいったけど。
その半ばやけくそな諦めきった感が映画を支配する。追いつめられてと言うより、のし上がってと言うより、半ば自死のような、半ばやけくそな行為。虚しさが半端ない。

ストーリーもだからか、杜撰すぎる計画をはじめとして「どうしてそうする」と言いたくなる破滅へ向かう展開。
 彼らには計画を立てる力も育たなかったのか。「負け犬」「飼い殺し」「何やったって…」という位置づけを刷り込まれてしまって、と思いたくなるほど、成り行き任せ。
 まるで、”下流”を自認し、這い上がる気力さえ失っている今の若者を見ているようで痛くて悲しい。
 『誰も知らない』で描き出された、本当に自分達が幸せになるための方法を選べずに、刹那的な生き方をする子どもたちのように。
 ただただ、自分の中に湧き上がる怒りを持て余しているが、それすらも、父達のように相手を倒すほどのエネルギーを持続できず、単発の爆発で終わってしまう。

そんな様が流れに乗って滑落(滑走)するのかと思いきや、説明もあまりなく飛ばすシーンと無駄に長いシーンと(会社の要請で、無理くりカットしたとイ記事で知った)。

「キリンを猛獣の中に入れたら・・・」という監督の言葉をどこかで読んだ。
 キリンは麒麟じゃなくて、動物園にいる方だろう。勇人・大輔・麻美がキリン?
 でも、誠司の中途半端な悪っぷりも、キリンに見える…。
 森澤の妄執ぷりだけが、キリンに見えない…。
 と、主要メンバーは狙い通りのところと、?のところと。
でも、何よりも、この設定が活きていないのが、”猛獣”。誰を猛獣として描いているのだろうか。
ヒットマンも、猛獣というより、蛇とか、もっといやらしさの方が際立っている(蛇に睨まれた蛙の抵抗)。
式根・父も猛獣には見えない。ハイエナも猛獣?弱い者いじめしかしていないじゃないか。
 不協和音が鳴り響く。

他の記事からは、監督は残された者を描きたかったと知った。ならば、彼らの日常のエピソードこそ丁寧に描いてほしかった。展開そのものを練り直してほしかった。でもそうすると、監督のバイオレンスに期待している方々からは不評なのかな。前作未鑑賞だからそう思うのかしら?
 復讐というのなら別の方法を考えればいいものをなんて彼らは短絡的なのか。人物関係図を思い浮かべると、警官の息子が復讐に走るのわかるけど、勇人と大輔は内部抗争じゃないか。前作未鑑賞だからしっくりこないのか。もう一人は親と五條会の関係知らないようだし(前科者だから日の目を見られないとしか聞いていないようだし)。自分達への扱いに対する復讐というのならわかる。
 前作と揃えなければならないからの”あの方法”?というより、彼らがきっちりとした計画を考えられなかったようにしか見えない。

なにはともあれ、自分の行いが、子の一生を決定づけてしまうのなら、もっと考えて生きないといけないなあと涙して幕。

役者さんはそんな若者を雰囲気たっぷりに演じていらして良かった。
 前作に比べて主人公たちの線が細いと他のレビューにもあるが、上記のような子どもたちなら、振り切れない様子がかえってリアル。
 東出氏の、母に愛され育まれた、まじめな好青年も活きていた。
 桐谷氏は、auCMと同じで皆のお兄さん役なのが笑った。自分の境遇・扱いへの怒り、でも守るものがあるからの中途半端さがとても伝わってきた。支配する側に回ったことにない、カリスマ性もない、夢はあるけれど、負け犬状態が芯からしみ込んでいるような悲しさが滲み出てくる。
 土屋さんの人生なげてる風なのも胸が痛くなった(ご両親ともいない設定)。
 そして柄本氏の怪演が半端ない。妄執。死にかけている時のあの表情(この人の役もご両親ともいない設定)。親子二代で恐ろしい役者だ。

アマゾンのレビューを読むと、ディレクターズカット版が更によいらしい。お好きな方はそちらをどうぞ。

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とみいじょん

1.0安藤政信さん

2021年9月25日
スマートフォンから投稿

安藤政信さん目当てで見たけど、冒頭のヤクザの抗争について、説明トークが長すぎ、
他にも頻回に説明トークが長すぎて間延びし過ぎ。
役者は良いのに退屈なストーリーでした。
土屋アンナの頻回なお尻のアップは必要なんでしょうか?
主演が東出昌大ではなく、綾野剛だったらもう少し深みが出たかも…

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wataridori76
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