フィッシュストーリー
劇場公開日 2009年3月20日
解説
1975年、早すぎたパンクバンド「逆鱗」は世間に理解されぬまま、最後に「FISH STORY」という曲を残して解散した。1982年、2009年と時は流れて2012年、彗星激突の危機に見舞われた地球を救った陰には、「FISH STORY」の存在があった……。伊坂幸太郎の同名小説を、「アヒルと鴨のコインロッカー」に続き中村義洋監督が映画化。「逆鱗」ベーシスト役で伊藤淳史が映画初主演のほか、高良健吾、多部未華子、森山未來、濱田岳、大森南朋らが出演。
2009年製作/112分/日本
配給:ショウゲート
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2022年5月10日
Androidアプリから投稿
きっと誰かに届くし、何かを変えるきっかけになるかもしれないし、ひょっとしたら世界だって救っちゃうかも。
そんな嘘みたいな話。
一見時代も登場人物もバラバラな物語の詰め合わせみたいだが、最後に点と点が繋がり線になる。
ただ、世界を救う物語の起点となるフィッシュストーリーだが、ストーリーへの関わり方が歌詞とか音楽性とか関係なくて残念。
そして起点となっただけでその後のストーリーへの関わりもなし。
偶然風に乗ってきた火の粉が火元とは全然関係ないとこで新たに火を起こすって感じ?それはそれでありなのかな?
また一応線にはなったけど、別にスッキリはしないし、けっこう無理ある。
ラストに今まで出てきた人達の現在が見たかったかも。特に逆鱗のメンバー。
2021年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
バンドは売れなくても時代を超えて意味をなすという美しい話。
バンドの葛藤の部分がすごくよく描かれていて、売れない実力派バンドってこんな感じだよね、とバンドマンでもないのに勝手に共感できるのがよかった。
今回おそらく10年ぶりくらいにこの映画を観て、ストーリーは覚えていたにもかかわらずまた楽しめました。何度観ても楽しめる映画だと思います。
2020年12月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
陽気なギャングシリーズなどの井坂幸太郎さんの小説が原作。冒頭の彗星が地球に衝突し、人類が絶滅するという状況下でのレコードショップでのやりとりに引き込まれる。パルプフィクションのように、いくつもの時系列の異なる物語があり、一見別々の話だが、それが最後に収斂していく構成。劇中のパンクバンド「劇鱗」の曲も好きな感じで、全体的に楽しめた。
原作の実写が大嫌いな人間ですが、伊坂幸太郎の作品は実写化しても原作に近い印象です。
フィッシュストーリーは演出が難しいと思うが、その中でもきちんと面白かったです。
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