天空の蜂
劇場公開日 2015年9月12日
解説
ベストセラー作家の東野圭吾が1995年に発表した同名小説を、「SPEC」「20世紀少年」など話題作を多数手がける堤幸彦監督が映画化したサスペンス大作。主演の江口洋介と本木雅弘が初共演し、史上最悪の原発テロ事件解決に向けて奔走する人々の8時間のドラマを描いた。95年8月8日、自衛隊用の最新大型ヘリコプター「ビッグB」が何者かにより遠隔操作されて動き出し、福井県にある原子力発電所「新陽」の真上に静止する。犯人は「天空の蜂」と名乗り、国内すべての原発を廃棄するよう要求。従わなければ爆発物が搭載された「ビックB」を原発に墜落させると宣言する。「ビッグB」を開発した設計士の湯原と、原発の設計士・三島は、事件解決のために力を尽くすが……。
2015年製作/138分/G/日本
配給:松竹
スタッフ・キャスト
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2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
東野圭吾原作。原作未読ですが、これが1995年の作品だとは驚き。テーマといい、展開といい東野圭吾らしいおもしろさ、ハラハラだった。
本木雅弘、綾野剛が熱くよかった。
社会的にも様々な問題を投げかける作品でした。
2022年2月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
なんか無用に難しかったなあ。
ストーリーはわかるけど、なんかややこしくしちゃってるというか、よくわかんなかった。
あれこれ背景や経緯が多いというか、シンプルに楽しめなかったかなあ。
あれこれ主張したいことはあれど、カッコつけずに、もっとシンプルかつ、ストレートに伝えてほしくもあったが。
なんにせよ、映画でも現実でも、国のいろんな思惑や、利権やしがらみ、理不尽な慣習やらムダやら、国民が「だまされてる、知らされてない」ことはあるわけで。
2021年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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原作は読んでないが、映像、間の撮り方、テンポ、エンディングテーマ曲、素晴らしかった。
何故、三島幸一がこの計画に加担する事になったか、明らかになっていく過去。
最後のシーンで、パトカーに乗って連れて行かれる三島と、それを眺める湯原の家族。2人とも同じ年齢の息子、妻がいてと、どこか似た家庭だったのに、真逆の末路を辿る事になる。
エンディングテーマ曲の歌詞にもあるように、「白黒裏表 どう転ぶかなんて…紙一重」なのだ。
三島が空を仰ぐシーンで、過去と現在が重なり合う。
雨の中自殺した息子を目の前に空を仰ぎ、三島の思考の中で原子炉の上で膝を突き上を見上げるシーンの重なりが印象的だった。
「子供は刺されて初めて蜂の恐ろしさを知る。
痛みを伴わない想像力は、只の甘い夢に過ぎない。
想像するがいい。
ダイナマイトが、いつも10本とは限らないと。」
三島の言葉の表現が鋭くも美しかった。
序盤の方では期待外れの作品かとよぎったが、中盤からぐっと引き込まれラストまで疾走。考えさせられる内容だった。東野圭吾さんの小説が読みたくなった。
2021年11月18日
iPhoneアプリから投稿
監督さんのテイストにあってないような感じかな。だいぶ原作とは核になる部分が違うような。
原作とちがうこと自体はいいんだけど、映像が色々気になりすぎるのと、演出がバラバラというか、みんな好き勝手に演技しているような雰囲気で、特に本木さんは一人芝居のような印象で、ちょっと冷めて見てしまった。
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