劇場公開日 2024年7月19日 PROMOTION

あのコはだぁれ? : 特集

2024年7月16日更新

【この夏“映画.com激推しホラー邦画”みいつけた】
“あのコ”に見つかったら殺される…あなたは、生き残れ
るか!?「ミンナのウタ」のDNAを継承した清水崇の新作
7月下旬のホラー邦画はコレだけ…劇場で極上絶叫体験

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今年の“映画.comが推す夏休みホラー”がコレ――!

うだるような暑さが続く今日この頃――そんな猛暑でもゾクッッッ&ヒヤッッッとできるおすすめのホラー映画、それが「呪怨」「犬鳴村」で知られる清水崇監督の最新作「あのコはだぁれ?」(7月19日公開)です。

「NMB48」の元メンバー・渋谷凪咲が初主演を務めた本作は、映画ファンを唸らせた良質ホラー「ミンナのウタ」のDNAを継承。“極上の恐怖”を受け継ぎながらも、別角度の“絶・叫・体・験”を創出しています。

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舞台となるのは、夏休みの学校。そこにいるんです……危険すぎる“あのコ”が。彼女に見つかったら? 勿論「THE END」なので、1秒たりとも気が抜けない……。

本記事では、映画.comが映画ファンのために“夏休み映画として推したい!!!!”と感じた理由に加えて、本当に優れた映画なのかを検証すべく「ガチの映画ファン」「ホラー絶対NGの人」という書き手によるレビューで魅力を紐解きます。


【予告編】“あのコ”に見つかったら、殺される──。

【夏といえばホラー】“あのコ”に見つかったら死ぬ…
映画館が絶叫空間になる秀逸作、“激推し”5つの理由

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実は本作、7月下旬に公開される実写邦画のなかでは“唯一のホラー”。夏休みスタート直後に味わえる“恐怖体験”を、映画.comが猛プッシュするワケをお伝えします!


[激推しの理由①:震え上がる設定]
夏休みの学校、いないはずの生徒がいる……え、一体、誰? “あのコ”に見つかった者から悲鳴とともに“消えていく”
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激推したい理由として、まずは「“いないはずの生徒”が学校に紛れ込んでいる」というシンプルかつ“実際にあり得るかも?”と感じちゃう設定が◎。これが内なる恐怖心をストレートに刺激してくるんです。

物語の発端は、夏休み中の補習授業。臨時教師・君島ほのか(渋谷)が受け持ったクラスには、不穏な空気が漂っていて……。確かに“そこに存在している”生徒たちはどこか不気味……。

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しかもですよ、ここから恐怖の度合いがアップ! “あのコ”は理解を超えた思想の持主で、ターゲットにされてしまうと逃げることは絶対不可能。ひとり、またひとりと“消えていく”――この絶望的展開、マジで涙目。心拍数が急上昇して、観終わった後は「軽い運動をしたっけ?」と思うほど“全身の筋肉が震え上がっている”。そんなひととき、ぜひご堪能あれ!


[“激推しの理由②:SNSで大注目]
まさかのTikTokで映像が“連続掲載停止”→特報は10日間で200万再生!! 本予告は5日間で340万再生!! 「ミンナのウタ」を超える注目度
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公開前に起こっていた“異常事態”も特筆すべきポイント。実は、特報映像をTikTokに掲載した際に、とんでもないことが起こりました。

“あのコ”が放出する恐怖のパワーが度を超えていたのか、わずか10日間で“掲載停止”に。プロモーションとしては痛恨の一撃となってしまいましたが、なんと掲載期間で記録した再生回数は200万という驚異的な数字!この記録は「ミンナのウタ」の特報をTikTokに掲載した際の初速を遥かに上回るものでした。

そもそも映像の初出しとなる特報が“掲載停止”ってヤバいですよね……。

で、ですね、驚愕の事実が判明しました。最初に聞いた時は、耳を疑ったんですが……本予告のTikTok掲載も5日間で“ストップ”しちゃっているんですよね……。しかも、こちらの再生回数は340万。注目度倍増です。

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これらの映像が一体どんな内容だったのかと言うと……公式サイトを覗いて、探してみてくださいね。

ちなみに、特報&本予告で描かれている内容はまだまだ序の口。本編では、それとは比べ物にならないほどの“衝撃”がたっぷりと待ち受けているので、ネタバレを食らう前に一刻も早く映画館へ!!!!


[“激推しの理由③:予告映像が上映中止に]
「観客に強い恐怖感を与える?」と一部で話題に…WEBで限定公開中、閲覧は自己責任で
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そうそう、まだありました、公開前の“異常事態”が……。実は、本作のプロモーション映像には“映画館での上映が中止”となってしまったバージョンが存在しています。

その映像は、学生たちの間で囁かれる“あのコ”の噂からスタート。血の足跡、不穏なピアノのメロディ、ターゲットとなった者の名前。そして最後には、映像を見ている“あなた”を映画の世界に誘うような“仕掛け”も……!

「一部の観客に強い恐怖感を与えてしまう可能性がある」という理由から劇場での上映がNGとなり、やむなくWEB限定に切り替え。え、見たいですか? では、その映像を、以下においておきましょう。閲覧はあくまで“自己責任”でお願いしますね……。


【上映中止verの映像】自己責任のもと、心して見てください…。

[激推しの理由④:話題作チームが製作]
映画ファンにぶっ刺さった「ミンナのウタ」チームが再結集! “恐怖の遺伝子”が組み込まれ、納得のクオリティに
渋谷凪咲(左)、清水崇監督(右)
渋谷凪咲(左)、清水崇監督(右)

本作を語るうえで忘れてはいけないのが「ミンナのウタ」の存在。「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のメンバーが本人役で主演を務めたことも注目されていましたが、さらに話題を集めていたのが、ホラー映画としての完成度の高さ。「令和の時代、こんなホラー映画が見たかった」「久々に清水崇の本気大爆発のJホラー!」などなど、公開当時は高評価のコメントがSNSで飛び交っていたんです。

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そんな映画ファンからの支持も熱かった「ミンナのウタ」チームが「あのコはだぁれ?」で再集結。清水監督やスタッフ陣だけでなく、一部キャストも続投しながら、「ミンナのウタ」で生じた“恐怖のエッセンス”を全編に拡散。「ミンナのウタ」では話題必至の“恐怖描写”が多数含まれていましたが、それは「あのコはだぁれ?」も同様でして……というかバリエーション激増なので、絶対に油断しないでください。


[激推しの理由⑤:“体感型”映画]
映画館が大絶叫空間に! 斬新な展開が連続、驚愕のラスト→終了後は声が枯れてるかも…?
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“日常に潜む違和感”が重視されている本作では、「たとえ知り合いだとしても、あなたはその人のことを、本当の意味で“知っている”?」という誰もが抱くような問いかけを織り交ぜたストーリーが展開。この“多くの観客と心が重なるリアルなフック”があるからこそ没入感が飛躍的にアップしており、あなた自身も“あのコ”に狙われているような感覚に陥っていくはず。

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しかも“現在”だけでなく、“過去”からも恐怖はひたひたと忍び寄ってきて……上も下もわからなくなるほどの“ゾク怖”シーンがこれでもかと突きつけられるので、高速アトラクションに乗っているかの如く、叫んで叫んで叫びっぱなし(筆者の声はかすれました)。しかも、ラストにとてつもない仕掛け!! この超展開だけは本当に読めなかったので、絶対に映画館で“体感”してほしい!


【本当に優れた映画なのか検証①】ガチ映画ファンが
観たら「想像以上の傑作。“一つの正解”の誕生だ」

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ここからは本作の“真価”をお伝えするために、趣向の異なるレビューをお届け! まず登場してもらうのは、X(旧Twitter)の映画界隈で知らぬ者はいない人間食べ食べカエル氏。ガチの映画好きは、本作はどう見た?

●筆者

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●この映画、想像以上に恐ろしい傑作 後引く怖さを嫌というほど堪能できた
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清水崇監督は昨年の「ミンナのウタ」が素晴らしかったので本作も期待していたが、想像以上に恐ろしい傑作だった。

この映画、なんといっても怖さの方向性が素晴らしい。直接的なショック描写、いわゆるジャンプスケアの類はほぼ全くと言っていいほどない。あれはあれで好きだが。

その代わりに、背景にふと映り込む影やシチュエーションなどで観る者の背筋を凍らせる。絶叫タイプではなく、ひたすらゾッとさせられる。後引く怖さを嫌というほど堪能できたのが本作で最も気に入った点だ。

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“あのコ”にまつわる惨劇のドラマもかなり禍々しかった。心霊描写の物量も多く、見たことのない新たなホラーシーンを開発しつつ、過去に清水監督が生み出した十八番ともいえる得意技をアップデートした怪奇現象も登場する。まさに彼の集大成と言えるだろう。地獄の家庭訪問シーンは、あまりの恐怖の連打に一周回って思わず笑いが出そうになった。


●目が離せなくなるミステリー展開 “ビビらせるだけではない”物語の完成度が高い
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先ほどから怖い怖い言っているが、それ以外にも本作の評価点は多々ある。

冒頭から不安と死と謎を散りばめて、その因果に絡めとられた登場人物たちが答え合わせをしていくミステリー展開はその一つだ。

学校に現れる“あのコ”とは何なのか。過去に起きた事件は。親たちはそれを知っている? 思わず目をそむけたくなるほど陰惨な状況なのに、目が離せなくなるストーリー。ただビビらせるだけではない、物語そのものの完成度も評価したい。


●緩和を挟むバランス感覚が巧い! “多くの人”が楽しめる&満足できる「一つの正解」が誕生
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また、教師を演じる渋谷凪咲の演技も予想以上に良かった。尋常じゃない恐怖に追いつめられる様が真に迫っていた。

後半にかけては、ほんの少しコメディリリーフ的役割を果たすとあるキャラも登場。基本的にゾッとする展開が続く中で一瞬気持ちをほぐれさせる、逆清涼剤的な感覚を味わえる。こういった緩和を挟むバランス感覚は本当に巧いなあと思う。

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Vシネ版「呪怨」を彷彿とさせる恐怖・理不尽を繰り出しつつ、そこにほんの少しとっつきやすくなるフレーバーを盛り込んだ本作は、多くの人が楽しめると思うし、ホラーのハードルが高い人でもきっと満足できるはず。

現代Jホラーにおける一つの正解といえる作品がここに誕生した。


【本当に優れた映画なのか検証②】ホラー絶対にムリと
いう人が観たら?「やっぱ怖い…でも観て良かった!」

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続いてレビューしてもらうのは、映画.com編集部のメンバー。実は彼女“ホラー映画はNG”な人。鑑賞依頼をかけたところ「無理無理無理」の一点張りでしたが、粘り強い交渉の結果、なんとか鑑賞してくれることに。

前述の人間食べ食べカエルさんは「ホラーのハードルが高い人でもきっと満足できる」と語っていますが、果たして彼女は……やがて「怖かった、……でも楽しめました!」という意外な感想が返ってきました。その理由とは?

●筆者

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●ホラーNGでも観てよかった①:一緒に叫びまくってくれるキャストがめちゃくちゃ心強かった
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今回“ホラー絶対NG”という点を逆に狙いうちされ、本作を鑑賞することに(涙)。レビューを依頼してきた編集部のあいつは、絶対に“呪う”……(ボソリ)

結論としては、めちゃくちゃ怖かった(ホラー映画苦手なので、たぶん普通の人の5割増しくらい)。でも、恐怖を乗り越えられるくらい「観て良かった」と思える要素が満載でした。

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まず強烈に推したいのが、キャストの恐怖演技! これがめちゃくちゃ心強い! 渋谷凪咲さんの恐怖に歪む顔が絶品で、「これでもか!」と叫びまくってくれるんです!

その恐怖のリアクションで余計に怖くなる人もいるかもしれませんが、筆者の場合は、怖がってくれる“同志”がいると「今、やばいこと起こってるよね?」と共感でき、少しだけ恐怖が緩和されたんです。


●ホラーNGでも観てよかった②:怖いものは怖い……でも、面白さや展開への好奇心が恐怖をギリギリ上回る
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舞台は、夏休み中の学校。怖がりゆえに想像力がたくまし過ぎるので、頭の中では「絶対行くな!」のアラートが鳴っていました。

そんな人気のない学校では、瞬発的な恐怖というよりも、「よく見ると、ふと気付くとめっちゃ怖い」シリーズが印象的。例えば、ピアノの周囲に“影”がちらついたり、廊下の先に足だけ見えたり……。冷や汗をかきつつ、映画ファン的にも「この画、めちゃくちゃ強いな!」と驚嘆しました。

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そんな“静かな”恐怖が、徐々に増幅。衝撃シーンの前には、嫌な予感が漂うシーンが満ち満ちているので、ある意味「来るぞ~来るぞ~」と、心の準備をさせてくれます。

そして待ち受ける戦慄のラスト! 普段ならギブアップですが、「最後、どうなるのか見たい」という好奇心が、恐怖をギリ上回り、スクリーンから目が離せませんでした。


●ホラーNGでも観てよかった③:「ホラー絶対NG」という“意識”に変化!→結論:誰でも前のめりに楽しめる「本当に優れた映画」だった
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しかも、この映画、鑑賞後も“終わらない”んです。

劇中で何度も流れる、“あのコ”が歌う恐怖のメロディ。それが日常のふとしたタイミングに、頭の中でこだまするんですよね(絶望)。メロディが頭から離れない現象を最大限生かした、呪いの仕掛けの強度。「日常も浸食してくるなんて……」と唸りました。

これまで“絶対NG”を掲げていたホラー映画。今後は面白そうだったら、ちょっとは見てみようかな……まずは予告編だけでも……と思わせてくれた、自分にとってアイコニックな良作でした。

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