鳩の撃退法
劇場公開日 2021年8月27日
解説
直木賞作家・佐藤正午の同名ベストセラーを藤原竜也主演で映画化。都内のバー。かつて直木賞を受賞した天才小説家・津田伸一は、担当編集者の鳥飼なほみに執筆中の新作小説を読ませていた。その内容に心を踊らせる鳥飼だったが、津田の話を聞けば聞くほど小説の中だけの話とは思えない。この小説が本当にフィクションなのか検証を始めた鳥飼は、やがて驚きの真実にたどり着く。謎めいた小説家・津田を藤原、津田に翻弄される担当編集者・鳥飼を土屋太鳳、津田とコーヒーショップで出会った日に失踪したバーのマスター、幸地秀吉を風間俊介、津田の行きつけのコーヒーショップ店員・沼本を西野七瀬、彼らが暮らす街の裏社会を仕切る倉田健次郎を豊川悦司が演じる。監督は「ホテル ビーナス」のタカハタ秀太。
2021年製作/119分/G/日本
配給:松竹
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2021年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
直木賞作家・佐藤正午の同名ベストセラーを藤原竜也主演で映画化。一見、非常にとっつきにくい作品だ。タイトルを見てもよく分からない。だが、非常に巧妙に構築された、高度なテクニックで紡がれた良作である。
藤原が上手いのは、もう百も承知。それでも、やはり芸達者ぶりは健在で、演劇で鍛えられた卓越した演技力は見ていて飽きることがない。土屋太鳳も新たな境地ともいえる役どころを得たが、今作でいえば出番がそんなに多いわけではないが西野七瀬がきっちりと爪痕を残している。また、風間俊介はもっともっと評価されてしかるべき俳優ではないだろうか。
2022年5月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
おもしろいストーリーなのは多分、原作が優れているのだろう。こういう作品に藤原竜也はハマる。
2022年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
レンタルショップでたまたま目に入って借りてみた。
レビューをみたら難しいと書いてあったので流し見ではなく、しっかり見ました。
面白くないわけではないけれど面白いわけではなかった。
原作があるとのことなのでそれを見たらまた感想がかわるのか?
私の理解力がたりてないからしっかりと楽しめなかったのか?
取り合えず私が言えるのは藤原竜也すげー。
ひたすらに彼を見ていた気がする。
2022年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
大学生(デリヘルのお客)と加賀まりこ(デリヘル嬢)、晴山次郎(奈々美の浮気相手)と幸地奈々美(秀吉の妻)、津田伸一(逃走中の作家)と吟子(ヤクザの女)・・・の濡れ場は全ておっぱいを出していません。
レイティング対策でしょうか?
ぼく「濡れ場に、おっぱいも出せないような映画は大したことがないな」
と思ってしまいます。
~~~謎解き要素~~~
(映画の中の)どこが現実で、
(映画の中の)どこがフィクション(小説)なのか?
・・・といった謎解き要素のある映画なんですが、映画を最後まで観ても明確な解答は用意されていません。
「解答は、(視聴者の)ご想像にお任せします」
と いうことなのでしょう。
この映画で鍵になると思ったセリフ
津田「本通り裏の倉田健次郎って知ってるか?」
津田「なあ」
沼本(ぬもと)「ノーコメント」
津田「都市伝説じゃないのか?」
沼本(ぬもと)「都市伝説かもしらんけど 誰か一人でも信じとったら それはもう いるのと一緒やが」
この会話から、倉田健次郎は作家の津田が創作した架空の人物だと、ぼくは判断(推理)しました。
作家の津田が置かれている状況
(A)作家の津田は、ヤクザの許可なく運営しているデリバリーヘルス店の運転手をしているために、ヤクザたち(多々良、大河内)から目を付けられている(追われている)。
(B)作家の津田は、ヤクザの山下の女(吟子)に手を出したために、山下に目を付けられている(狙われている)。
ぼくの推理を要約すると、
作家の津田は、小説に、都市伝説の“倉田健次郎(大物のヤクザ)”が実在しているかのように書くことによって、現実世界でヤクザたち(多々良、大河内、山下)からの追及を逃れた。
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