ラフ ROUGH
劇場公開日 2006年8月26日
解説
人気漫画家あだち充が、高飛び込みと競泳に打ち込む高校生たちの姿を描き、コミックの売り上げ部数が累計1500万部を突破した青春ラブストーリー「ラフ」を、「NANA」の大谷健太郎監督が映画化。脚本を担当するのは映画「電車男」も手がけた金子ありさ。「タッチ」に引き続き、2度目のあだち作品のヒロインを演じる長澤まさみと、TVドラマ「ごくせん」で大ブレイクした速水もこみちがダブル主演を務める。
2006年製作/106分/日本
配給:東宝
スタッフ・キャスト
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2021年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
英語“rough”の意味を正しく使ってるのかどうかはnativeの人に聞かなければわかりませんが、もし“乱暴な”の意味に捉えたら、それは春子ちゃん(安藤なつ)にとっては座右の銘になるに違いありません。しかも、この言葉がタイトルになるほど活躍してません・・・
原作が『タッチ』と同じくあだち充の作品で、東宝のアイドル長澤まさみが主演だなんて全くの商業主義的な映画だったんですね。原作漫画は読んだこともないので仲西さん(阿部力)にばかり注目してしまいましたが、映画的には苦しいリハビリシーンがほとんどなかったので復帰したときには驚いてしまいました。しかもヒロイン二ノ宮亜美(長澤)が1年間練習にこなかったところを見ると彼の看病に明け暮れていたと想像できるのですが、それでも大和(速水もこみち)のことが気になるってのもどうかと思います。仲西さんを主人公にしたら絶対に泣ける映画だったのになぁ・・・
ストーリーはともかく、水の映像がとにかくいい。飛び込み台と子ども時代の回想シーン。それに水飛沫がSF映画のように3D感を与えてくれました。「思い出した!」なんてところのシーンでは『千と千尋の神隠し』を連想してしまいましたが、「実は僕の名前はヤマトタケルノミコトだった」なんて言い出すんじゃないかと余計なことが頭を過ぎりました。
水泳選手ということで、後姿が逆三角形の俳優をよく選んだと思いましたが、演技面では水泳選手っぽくない市川由衣が一番良かったんじゃないでしょうか。また、長澤まさみのお父さんが松重豊、お祖父さんが田中要次なんてナイスなキャスティングです。そして、渡辺えり子の娘役に第6回東宝シンデレラガールに選ばれた黒瀬真奈美が起用されてますが、なんと長澤まさみにそっくりです・・・来年あたりには二人が姉妹として映画に登場しそうです。
【2006年8月映画館にて】
長澤まさみ見たさで鑑賞したのだが、ストーリーも脚本もそんなに悪くない、キャストもそんなに悪くない。
何でだろう、もこみちは棒読みでも無いのに、いつも投げやりに感じる、動作も、佇まいも、まるで機械仕掛けの案山子の様に。
音楽は名曲揃いなのだが、シーンにまるで合わない、競泳中に奏でとか。
もこみち以上にお兄ちゃんと呼ばれる男はダウンタウンに出てくる元マネージャーみたいな喋り方や。でも、笑えない、もともと笑わせてないから。
でも、長澤まさみだけでなく、市川由衣や、往年の田丸さきの水着まで見せてくれる、それも大写しで、サービスしすぎて、土手まで大写しで目のやり場に困る。
いやはや、見せ場はそれだけでした。
もこみちは 、喋らない演技が出来るシザーハンズとか、仮装するビートルジュースみたいな作品に出れば開花するのではと思う。
長澤まさみは演技が上手すぎるのと良い人の役が多く、器用貧乏になる恐れがあるので、一度極悪非道で卑怯な役をすれば、一皮剥けるのではないだろうか。
安藤なつは何年後でも同じに見えるので、ある意味、凄い人だと思う。
あと、途中でスタントに切り替わる時、髪の長さや背景がガラリと変わるのは興ざめでした。
それに、全ての登場人物がアスリートなのに筋肉ゼロに見えるのもです。
2019年4月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
やはりあだち充さんの独特なテンポの漫画は映像化は難しい?
見所は、長澤まさみさんと市川由衣さんの水着姿がたっぷり拝めるところくらいか。
原作を知ってるだけに、どのシーンをどう映像にしてるのかと興味津々で観た。
いろんなシーンや登場人物やエピソードを端折ってるだけに、もっともっとステキなお話なのに、これじゃ原作知らない人には伝わらないだろうなぁ〜なんて余計なことを。。
原作を読んで、青春気分を味わいたくなった。
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