「本屋大賞」から生まれた映画たち おすすめ7作品と映画化リスト79作品【映画.comシネマStyle】

2022年2月6日 14:00

「重力ピエロ」「蜜蜂と遠雷」「星の子」などをご紹介
「重力ピエロ」「蜜蜂と遠雷」「星の子」などをご紹介

毎週テーマにそったおすすめ映画をご紹介する【映画.comシネマStyle】。

2015年の第12回本屋大賞で大賞に輝いた上橋菜穂子著の「鹿の王」を、「もののけ姫」「君の名は。」の作画監督・安藤雅司が初監督を務めアニメ映画化した「鹿の王 ユナと約束の旅」が、2月4日より公開中。そこで今週は、「本屋大賞」から生まれた映画たちをご紹介します。

「本屋大賞」は、2004年(平成16年)に設立され、一般の文学賞とは異なり、作家・文学者は選考に加わらず、「新刊を扱う書店の書店員」の投票によって、ノミネート作品および受賞作が決定されます。毎年10~11作品がノミネートされ、大賞はもちろん、ノミネート作品の多くが映像化されています。

そのなかでも、編集部おすすめの7作品をご紹介。最後に映像化作品リストもご用意しましたので、合わせてチェックしてみてください。


▽「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだ」

重力ピエロ」(2009年/119分/森淳一監督)
原作:伊坂幸太郎著「重力ピエロ」(第1回本屋大賞 5位)

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第1回本屋大賞へのノミネートに加え、第129回直木賞候補にもなった、伊坂幸太郎氏の同名小説を映画化。

【あらすじ】
 大学院で遺伝子の研究をする兄の泉水(加瀬亮)と、街の落書きを消す仕事をし、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟の春(岡田将生)。ふたりは、宮城・仙台の街で起こる連続放火事件と、現場近くに必ず残されるグラフィティアートの関連性に気付く。ふたりは事件の謎解きに乗り出すが、やがて24年前からいまへとつながる家族の謎が明らかになっていく。

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原作でも鮮烈な印象を残す「春が2階から落ちてきた」という一文。映画の冒頭、その一文にあたるシーンを見ただけで、伊坂作品が見事に映像化されていることに確信を持つことができると思います。満開の桜と、当時20歳の岡田さんのみずみずしさもあいまって、美しく、忘れられないシーンになっているんです。

ネタバレ防止のため多くは語れませんが、最初は連続放火事件の犯人や、家族の謎を解き明かすミステリーが展開され、やがて家族がある悲劇のなかでも、希望を見出そうとするヒューマンドラマへとつながっていきます。家族とは何か。正しいこととは何か。重いテーマを扱いながらも、原作同様の軽妙な語り口で、家族が出したある結論が描かれています。

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そして、兄弟を演じた加瀬さんと岡田さん、父役の小日向文世さん、母役の鈴木京香さん、全員の演技が本当に素晴らしい。誰もが「いつまでもこの家族を見守っていたい」と願ってしまうほど、その佇まいがどこまでも家族らしく、あたたかいんです。春が口にする偉人たちの名言や、父の「俺たちは最強の家族だ」「楽しそうに生きていれば、地球の重力なんて消してしまえるんだ」という言葉。キャストたちの名演が、伊坂氏の哲学が垣間見える原作でも重要な言葉の数々に、特別な力を与えています。

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▽「夜みんなで歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろうね」

夜のピクニック」(2006年/96分/長澤雅彦監督)
原作者:恩田陸著「夜のピクニック」(第2回本屋大賞 大賞)

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第2回本屋大賞に輝いた恩田陸氏の同名小説を、「ココニイルコト」「SEOUL ソウル(2001)」の長澤雅彦監督が映画化。24時間、夜通しで80キロメートルを歩き続ける伝統行事“歩行祭”に参加した高校生たちの、心の成長と恋愛模様を描く。

【あらすじ】
 高校生活最大のイベント・歩行祭への参加が最後となる3年生の甲田貴子(多部未華子)は、ある賭けを胸に、この特別な日を迎えた。それは、一度も話したことのない同じクラスの西脇融(石田卓也)に話しかけること。実は貴子は、親友の美和子(西原亜希)や奈(加藤ローサ)にも言えない、融との関係にまつわるある秘密を抱えていた。一方、妙に意識し合う貴子と融の関係を勘違いしているクラスメイトたちは、このイベントの間にふたりをくっつけようと躍起になっていた。

歩行祭という、ただひたすら歩くだけのイベントのなかで、高校生たちは青春を噛みしめ、とりとめのない話をし、自分自身の秘めた思いと向き合っていきます。普段は気恥ずかしかったり、プライドや意地が邪魔をしたりして、なかなか口に出せない思い。でも「夜のピクニック」の間は、歩く時間が長いからなのか、あたりが暗いからなのか、非日常に身を置いているからなのか、本音が言えたりするんですよね。「夜みんなで歩く。並んで一緒に歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろうね」――そんな奈の言葉にも表れているように、「いましかない」尊い時間が、ゆっくりと歩くような速さで、心地よく流れていきます。

筆者にとって原作小説は、中学・高校時代に何度も読み返した愛読書。青春の渦中で読んでいた頃は、「こんな青春したいな~」とじたばたしていました。大人になったいま読み返すと、「高校生の頃は、私もこんなことを考えていたのかなあ」と懐かしさがこみ上げてきます。

そして、いまも活躍するキャストたちの若き日の姿を見られるのも、お楽しみのひとつ。メインキャストの多部、石田、郭智博、西原に加え、柄本佑貫地谷しほり池松壮亮も共演しています。

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▽“黒髪の乙女”と“先輩”のイマジネーション豊かな恋を、驚きのアニメ表現で映画化

夜は短し歩けよ乙女」(2017年/93分/湯浅政明監督)
原作:森見登美彦著「夜は短し歩けよ乙女」(第4回本屋大賞 2位)

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四畳半神話大系」「有頂天家族」などで知られる森見登美彦氏の同名小説を、「夜明け告げるルーのうた」「きみと、波にのれたら」の湯浅政明監督がアニメーション映画化。

【あらすじ】
 大学のクラブの後輩である“黒髪の乙女”(CV:花澤香菜)に恋心を抱く“先輩”(CV:星野源)は、“ナカメ作戦”(なるべく彼女の目に留まる作戦)を決行する日々を送っていた。個性豊かな仲間たちが巻き起こす珍事件に巻きこまれ、季節はめぐるが、黒髪の乙女との関係は外堀を埋めるばかりで、なかなか進展せず……。まるで1年のような長い一夜が更けていく。

原作では京都を舞台に、“人生最後の休暇”ともいわれる大学生生活が、おかしみたっぷりに描かれています。筆者は高校生時分に、人気イラストレーター・中村祐介さんが手がけた表紙に惹かれ購入し、これから待ち受ける目くるめく素敵なキャンパスライフに胸を膨らませたものでした。

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原作は4つの章からなり、第1章(春、木屋町から先斗町界隈への飲み歩き)、第2章(夏、下鴨納涼古本まつり)、第3章(秋、大学学園祭)、第4章(冬、黒髪の乙女が病が蔓延する京都をめぐるお見舞いの旅)という構成。映画では4つの章がシームレスに、一夜の物語として展開します。森見作品の持ち味であるファンタジックでイマジネーション豊かな描写の数々(京都に実在する場所が想定されているため、その設定がまた独特の雰囲気を醸し出しています)が、驚きのアニメ表現に昇華されていて、次から次へと変てこなものが登場し、想像を超えた出来事が起こるんです。

筆者のお気に入りは、第2章。先輩は、黒髪の乙女の気を引くため、彼女の思い出の絵本「ラ・タ・タ・タム」を古本市で見つけようと画策します。しかし、気付けば古本収集家たちが希少本を求めて挑む「激辛火鍋大会」に参加することに。幻想的で涼しげな古本市と、魑魅魍魎たちがこたつに入って激辛火鍋を食べ、次々と脱落していく地獄のような宴会場のギャップが、笑いを誘います。また、古書のタイトルが羅列され、森見氏の本や文学への愛が感じられるパートでもあるので、原作も合わせて楽しんでみてください。

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▽「走る理由」を胸に、10人で1本のタスキをつなぐ 音にも注目したい駅伝映画

風が強く吹いている」(2009年/133分/大森寿美男監督)
原作:三浦しをん著「風が強く吹いている」(第4回本屋大賞 3位)

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第135回直木賞を受賞した「まほろ駅前多田便利軒」や「舟を編む」などで知られる三浦しをん氏の同名小説を映画化。箱根駅伝に挑む大学生たちの青春を描いています。

【あらすじ】
 箱根駅伝出場を夢見る寛政大学4年生のハイジ(小出恵介)は、事件を起こして陸上から遠ざかっていた天才ランナーの新入生カケル(林遣都)と出会う。致命的な怪我で夢を諦めかけていたハイジだったが、自身が寮長を務める「竹青荘」にカケルを強引に入居させ、弱小陸上部のメンバーとともに、駅伝出場を目指す。

冒頭では、小さな食堂で食事を終えたハイジとカケルが突然駆け出します。カケルは「食い逃げですか?」と驚きますが、実はカケルの走りを見たかったハイジの策略。ふたりの快走をたっぷりと映したあと、美しい桜並木をバックにタイトルが現れ、疾走感のある、一気に物語へと引き込まれるオープニングです。

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「およそ長距離ほど、才能と努力の天秤が努力の方に傾いている種目はない」。短距離と比較し、ハイジは長距離について、このように語ります。最初は、さまざまな形で寮生活を支えてくれていたハイジへの恩返しのつもりで(これも彼の策略だったことが後に明らかになりますが)、半ば無理やり箱根駅伝を目指すことになった部員たちですが、やがて自分の「走る理由」を見つけ、全力で走り抜けていきます。ある者は長年の夢を叶えるため。またある者は大切な仲間のため。そしてある者は――部員たちそれぞれのドラマや成長が、丹念に紡がれていきます。10人で1本のタスキをつないでいく姿に、過酷な練習の日々や、彼ら全員の思いが宿っており、否応なく心を揺さぶられるのです。

また本作で非常に印象的なのが、音。力強いシューズの音、選手たちの荒い息遣い、そして耳のそばで聞こえる風の音。そんな音に耳を傾けると、まるで一緒に走っているかのような臨場感があります。彼らとともに走り抜けたあとに見える景色に、胸が熱くなること間違いなしです。

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▽日本原作が韓国映画に。手に汗握るアクションが作品をさらにパワーアップさせる

ゴールデンスランバー」(2018年/108分/ノ・ドンソク監督)
原作:伊坂幸太郎著「ゴールデンスランバー」(第5回本屋大賞 大賞)

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堺雅人主演で日本でも映画化された、伊坂幸太郎氏の同名小説が韓国で再映画化。国家的な陰謀に巻き込まれた平凡な男を、「MASTER マスター」「新感染半島 ファイナル・ステージ」のカン・ドンウォンが演じています。

【あらすじ】
 強盗から人気アイドル歌手を救い、一躍国民的ヒーローになった誠実な宅配ドライバーのゴヌ(カン・ドンウォン)。久々に連絡があった旧友ムヨル(キム・ウィソン)と再会するが、その時、目の前で爆弾テロが発生し、次期大統領候補が暗殺される。さらにムヨルが「お前を暗殺犯に仕立てるのが組織の狙いだ」との言葉を残して自爆。ムヨルの言葉通り、ゴヌは暗殺犯として警察から追われる身となるが……。

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国家的な陰謀に巻き込まれ大統領候補殺害容疑をかけられてしまう、なんて自分の身に降りかかることはないだろうと思えるんですが、主人公の誰でも信用してしまう、ただただ優しい青年ゴヌだって、そんなことになるとは露知らず、事件に巻き込まれていきます。原作と同様、わけの分からない状態から少しずつピースがはまっていく、なんとも言えない伊坂ワールドの爽快感は、韓国版でももちろん健在です。

日本版「ゴールデンスランバー(2010)」を鑑賞済みの人には、是非一味違うアクションシーンも見てほしいところ。荷車付きのバイクで町中を滑走するシーンや、近接での銃撃ありの取っ組み合いは手に汗握ります。韓国らしい激しいアクション多めの本作と、原作により忠実に、人々の心の機微を感じる日本版、どちらも堪能してもらいたいです。

伊坂作品では小説「マリアビートル」を映画化する、ブラッド・ピット主演「Bullet Train(原題)」が、4月に全米公開が決定しており、海外での映像化に今後も期待したいです。

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▽本の世界だけでは想像できなかった音の世界が広がる、若き才能たちの競演

蜜蜂と遠雷」(2019年/119分/石川慶監督)
原作:恩田陸著「蜜蜂と遠雷」(第14回本屋大賞 大賞)

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第156回直木賞と第14回本屋大賞をダブル受賞した恩田陸氏の同名小説を、松岡茉優松坂桃李森崎ウィンら共演で実写映画化。監督・脚本は「愚行録」の石川慶

【あらすじ】
 ピアノの天才たちが集う芳ヶ江国際ピアノコンクールの予選会に参加する4人のピアニストたち。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった、かつての天才少女・栄伝亜夜(松岡)は、7年の時を経て再びコンクールへの出場を決意する。音大出身だが現在は楽器店で働くコンクール年齢制限ギリギリの高島明石(松坂)は、家族の応援を背に最後の挑戦に臨む。名門ジュリアード音楽院在籍中で、完璧な演奏技術と感性を併せ持つマサル・C・レビ=アナトール(森崎)は、優勝候補として注目されている。そして、パリで行われたオーディションに突如現れた謎の少年・風間塵(鈴鹿央士)は、先ごろ亡くなった世界最高峰のピアニストからの「推薦状」を持っており、そのすさまじい演奏で見る者すべてを圧倒していく。熱い戦いのなかで互いに刺激しあい、それぞれ葛藤しながらも成長していく4人だったが……。

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クラシック音楽には疎い筆者は、原作を読んだときには、本だからこそピアニストの個性というものが伝わってくるものだと思っていたのですが、映画をみて純粋に驚きました。同じ曲でもまったく違う顔が見えるんです。クラシックの魅力に気付かされる作品です。

音楽もさることながら、作中で競い合う4人の若きピアニストたちの競演も素晴らしいです。境遇は違えど、それぞれが音楽が大好きで、ピアノを弾かずにはいられないというどうしようもない衝動が、それぞれの目に宿っていて、音楽が楽しくてしょうがないという気持ちがあふれ出ています。彼らの表情が、より音楽に厚みや感情を乗せてくれていると感じられます。作中の4人のピアニストそれぞれの今後が気になると同時に、演じた松岡、松坂、森崎、鈴鹿の今後の活躍を期待せずにはいられません。

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▽愛菜ちゃんの成長に感慨に耽りながら心打たれる

星の子」(2020年/110分/大森立嗣監督)
原作:今村夏子著「星の子」(第15回本屋大賞 7位)

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第157回芥川賞候補にもなった、今村夏子氏の同名小説を初映画化した感動作。(執筆:和田隆

【あらすじ】
 大好きな両親から愛情たっぷりに育てられたちひろ(芦田愛菜)だが、その両親は病弱だった幼少期のちひろを治したという、怪しい宗教に深い信仰を抱いていた。中学3年になったちひろは、一目ぼれした新任の先生(岡田将生)に、夜の公園で奇妙な儀式をする両親を見られてしまう。そして、そんな彼女の心を大きく揺さぶる事件が起き、ちひろは家族とともに過ごす自分の世界を疑いはじめる……。

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天才子役から本格女優へと成長した芦田愛菜が、2014年公開「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」以来の実写映画主演を果たしました。監督・脚本は「さよなら渓谷」「日日是好日」の大森立嗣。芦田演じるちひろの両親を永瀬正敏原田知世、ちひろが一目ぼれする新任の先生を岡田将生が演じたほか、大友康平蒔田彩珠高良健吾黒木華池内万作らが脇を固めています。

撮影時、ちひろと同じ年だったという芦田が、多難な思春期を生きる少女の複雑な感情を繊細に演じています。愛菜ちゃんが大きくなったなあと感慨に耽りながら、不遇な環境を生き抜く少女の健気な姿に心打たれることでしょう。

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「本屋大賞」から生まれた映画リスト

◇第1回本屋大賞 2004年
大賞 「博士の愛した数式」 著/小川洋子
2位 「クライマーズ・ハイ」 著/横山秀夫
3位 「アヒルと鴨のコインロッカー」 著/伊坂幸太郎
5位 「重力ピエロ」 著/伊坂幸太郎
8位 「終戦のローレライ」 著/福井晴敏
   「ローレライ


◇第2回本屋大賞 2005年
大賞 「夜のピクニック」 著/恩田陸
2位 「明日の記憶」 著/荻原浩
5位 「チルドレン」 著/伊坂幸太郎
   「CHiLDREN チルドレン
7位 「犯人に告ぐ」 著/雫井脩介
10位 「そのときは彼によろしく」 著/市川拓司


◇第3回本屋大賞 2006年
大賞 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」 著/リリー・フランキー
2位 「サウスバウンド」 著/奥田英朗
3位 「死神の精度」 著/伊坂幸太郎
   「Sweet Rain 死神の精度
4位 「容疑者Xの献身」 著/東野圭吾
5位 「その日のまえに」 著/重松清
6位 「ナラタージュ」 著/島本理生
9位 「県庁の星」 著/桂望実
10位 「さくら」 著/西加奈子


◇第4回本屋大賞 2007年
2位 「夜は短し歩けよ乙女」 著/森見登美彦
3位 「風が強く吹いている」 著/三浦しをん
5位 「図書館戦争」 著/有川浩
   「図書館戦争
   「図書館戦争 THE LAST MISSION
6位 「鴨川ホルモー」 著/万城目学
8位 「陰日向に咲く」 著/劇団ひとり


◇第5回本屋大賞 2008年
大賞 「ゴールデンスランバー」 著/伊坂幸太郎
    「ゴールデンスランバー(2010)
    「ゴールデンスランバー
4位 「悪人」 著/吉田修一
6位 「八日目の蝉」 著/角田光代
9位 「私の男」 著/桜庭一樹


◇第6回本屋大賞 2009年
大賞 「告白」 著/湊かなえ
2位 「のぼうの城」 著/和田竜
3位 「ジョーカー・ゲーム」 著/柳広司
4位 「テンペスト(上下)」 著/池上永一
   「劇場版テンペスト3D
5位 「ボックス!」 著/百田尚樹
8位 「悼む人」 著/天童荒太


◇第7回本屋大賞 2010年
大賞 「天地明察」 著/冲方丁
2位 「神様のカルテ」 著/夏川草介
3位 「横道世之介」 著/吉田修一
4位 「神去なあなあ日常」 著/三浦しをん
   「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常
8位 「植物図鑑」 著/有川浩
   「植物図鑑 運命の恋、ひろいました
9位 「新参者」 著/東野圭吾
   「麒麟の翼 劇場版・新参者


◇第8回本屋大賞 2011年
大賞 「謎解きはディナーのあとで」 著/東川篤哉
   「映画 謎解きはディナーのあとで
2位 「ふがいない僕は空を見た」 著/窪美澄
3位 「ペンギン・ハイウェイ」 著/森見登美彦
7位 「悪の教典」 著/貴志祐介
8位 「神様のカルテ2」 著/夏川草介


◇第9回本屋大賞 2012年
大賞 「舟を編む」 著/三浦しをん
4位 「くちびるに歌を」 著/中田永一
6位 「ユリゴコロ」 著/沼田まほかる
8位 「ビブリア古書堂の事件手帖 ―栞子さんと奇妙な客人たち」 著/三上延
   「ビブリア古書堂の事件手帖
9位 「偉大なる、しゅららぼん」 著/万城目学


◇第10回本屋大賞 2013年
大賞 「海賊とよばれた男」 著/百田尚樹
2位 「64」 著/横山秀夫
   「64 ロクヨン 前編
   「64 ロクヨン 後編
4位 「きみはいい子」 著/中脇初枝
7位 「ソロモンの偽証」 著/宮部みゆき
   「ソロモンの偽証 前篇・事件
   「ソロモンの偽証 後篇・裁判
8位 「世界から猫が消えたなら」 著/川村元気
10位 「屍者の帝国」 著/伊藤計劃円城塔


◇第11回本屋大賞 2014年
10位 「去年の冬、きみと別れ」 著/中村文則


◇第12回本屋大賞 2015年
大賞 「鹿の王」 著/上橋菜穂子
   「鹿の王 ユナと約束の旅
3位 「ハケンアニメ!」 著/辻村深月
6位 「怒り」 著/吉田修一
9位 「アイネクライネナハトムジーク」 著/伊坂幸太郎
10位 「億男」 著/川村元気


◇第13回本屋大賞 2016年
大賞 「羊と鋼の森」 著/宮下奈都
2位 「君の膵臓をたべたい」 著/住野よる
   「君の膵臓をたべたい(2017)
   「君の膵臓をたべたい
4位 「永い言い訳」 著/西川美和
5位 「朝が来る」 著/辻村深月
10位 「火花」 著/又吉直樹


◇第14回本屋大賞 2017年
大賞 「蜜蜂と遠雷」 著/恩田陸
3位 「罪の声」 著/塩田武士
10位 「コーヒーが冷めないうちに」 著/川口俊和


◇第15回本屋大賞 2018年
3位 「屍人荘の殺人」 著/今村昌弘
6位 「騙し絵の牙」 著/塩田武士
7位 「星の子」 著/今村夏子


◇第16回本屋大賞 2019年
大賞 「そして、バトンは渡された」 著/瀬尾まいこ


◇第17回本屋大賞 2020年
大賞 「流浪の月」 著/凪良ゆう

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