そして、バトンは渡された
劇場公開日 2021年10月29日
解説
第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラー小説を、永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化。血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も名字が変わった優子。現在は料理上手な義理の父・森宮さんと2人で暮らす彼女は、将来のことや友だちのことなど様々な悩みを抱えながら、卒業式にピアノで演奏する「旅立ちの日に」を猛特訓する日々を送っていた。一方、夫を何度も変えながら自由奔放に生きる梨花は、泣き虫な娘みぃたんに精いっぱいの愛情を注いでいたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう。主人公・優子を永野、血のつながらない父・森宮さんを田中、魔性の女・梨花を石原がそれぞれ演じる。監督は「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。
2021年製作/137分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
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本作については、展開に無理を感じる箇所が割と多いと思います。
ただ、それの多くの部分については、「そうならざるを得ない理由」があります。
この「そうならざるを得ない理由」というのは、まさにネタバレにつながる箇所なので、結局のところ、あまり深読みをせずに、素直に見るのが一番楽しめそうです。
最初に、みぃたん、優子、梨花の紹介から始まります。
そして、全体として様々な伏線がはられていて、終盤につながっていく、という構成です。
そのため、中盤までは、展開に無理を感じる箇所がありつつも、たんたんと物語は進みます。
メインとなる永野芽郁が演じる優子、田中圭が演じる森宮さん、石原さとみが演じる梨花さんは、それぞれが個性的なキャラクターですが、まさにこの3人がピッタリと思えるくらい、3人の普段から醸し出す雰囲気そのまま、という感じで「ハマり役」と言えるでしょう。
ピアノが本作のキーアイテムの1つになっていて、永野芽郁と岡田健史は撮影前は初心者ながらも、永野芽郁は3か月間、岡田健史は6か月にもわたるレッスンの結果、かなり自然に役柄になりきれる腕前に成長しているのは、役者の凄さを実感できると思います。
2022年5月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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映画「そして、バトンは渡された」(前田哲監督)から。
親として、父親として・・という表現は多かった。
「弁当っていうのは」という表現で始まり、
「親の愛情表現できる最高のキャンバスだろう?」と続き、
「受験勉強の夜食ってさ、親の愛情の見せ所じゃん?」
「結婚って、それって父親としてのメインイベントじゃない」
など「愛情表現」という四字熟語(笑)のメモは増えた。
しかし今回選んだのは、作品の中で何度か使われたフレーズ。
「笑っていれば、いろいろなラッキーが転がり込むの」。
その前に、辛い場面で、親子のこんな会話がされる。
「こういう時こそ笑っておかなきゃ」と子どもに悟す親。
「楽しくなくても笑ってるの?」と子供が訊き返す。
そして、いつも決まった答えが、
「笑っていれば、いろいろなラッキーが転がり込むの」。
どうしても、辛い時は辛い顔、悲しい時は悲しい顔になるが、
それを乗り越えて、辛い時も悲しい時も「笑顔」。
その理由はただ一つ「笑顔がラッキーを呼び込む」から。
なるほどなぁ。
2022年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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フィクション!フィクション!
現実だったら子供からしたら
迷惑な話し。
そしてグレない、みぃたん逆に心配。
伏線張り放題の
後半回収ラッシュ。
ただ、母親の無償の愛に注目すると
本当の親でもここまで娘の為に人生を捧げれるか
疑問である。
それが逆に母親である私は思うのです
こんな親だと子供は幸せだろうなぁと。
なんだかんだ、親子愛には弱いので泣きました(。-∀-。)
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最後の結末を観て涙が止まりませんでした。
どうしてももう一度観たくなり、2度目の鑑賞をしました。
結末を分かった上で観ることで意味の分かる描写、登場人物たちの心情。序盤から涙が止まりませんでした。
是非2回観ることをおすすめしたくなる映画です、
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