ノイズ

劇場公開日:

ノイズ

解説

筒井哲也の同名コミックを、「デスノート」シリーズで共演した藤原竜也と松山ケンイチの主演で実写映画化したサスペンス。時代に取り残され過疎化に苦しむ孤島・猪狩島。島の青年・泉圭太が生産を始めた黒イチジクが高く評価されたことで、島には地方創生推進特別交付金5億円の支給がほぼ決まり、島民たちに希望の兆しが見えていた。しかし、小御坂睦雄という男の登場によって、島の平和な日常が一変する。小御坂の不審な言動に違和感を覚えた圭太と幼なじみの猟師・田辺純、新米警察官の守屋真一郎の3人は小御坂を追い詰めていくが、圭太の娘の失踪を機に誤って小御坂を殺してしまう。3人はこの殺人を隠すことを決意するが、実は小御坂は元受刑者のサイコキラーであり、小御坂の足取りを追って警察がやってきたことで、静かな島は騒然とする。泉圭太役を藤原、田辺純役を松山がそれぞれ演じる。監督は「ヴァイヴレータ」の廣木隆一。

2022年製作/128分/G/日本
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2022年1月28日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16
  • 画像17
  • 画像18
  • 画像19
  • 画像20
  • 画像21
  • 画像22
  • 画像23
  • 画像24
  • 画像25

(C)筒井哲也/集英社 (C)2022映画「ノイズ」製作委員会

映画レビュー

4.0藤原竜也&松山ケンイチのもとでぶっちぎった神木隆之介の才能

2022年1月7日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

「デスノート」で共演した藤原竜也と松山ケンイチの主演という触れ込みに始まり、見どころの多い作品だが、瞬きを忘れるほど際立っていたのは神木隆之介。

藤原と松山が巧いのは周知であるし、神木が巧いのも勿論把握している。
けれど、今回はいつも以上のパフォーマンスが発揮されている。
先輩2人のもとで、プレッシャーを分散された状態でフルに才能を発揮すると、こういうことになるんだと感じさせる芝居だった。

また、渡辺大知も秀逸。
元受刑者のサイコキラーを、サイコキラーに見せるように演じることは言葉にする以上に難解なはず。それをいとも容易く変貌してみせた渡辺の狂気をはらんだ眼差しも必見である。

そして、最後になるが余貴美子と柄本明。
控えめにいって最高。まさかあのシーンであんなに爆笑させられるとは思わなかった。
ぜひ、本編で確認してみてもらいたい。

コメントする (0件)
共感した! 49件)
大塚史貴

4.5オールキャスト

2024年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

オールキャストでこの作品に挑んでいる。
物語の流れには違和感は、ない。
島というそこに暮らす人々特有のものの考え方に焦点が当てられている。
そこに来てしまった「要因」と、主人公らの思い込みによって「事故」は起きた。
そしてその処理方法もまた特徴的だが、そこに新人警官が絡むことでより一層問題が複雑化してしまう。
ある種のドタバタ劇のように事故が事件へと雪だるま式に膨れ上がってしまう。
この作品のタイトルノイズについて、町長は「島を乱すノイズを排除しなければ」というが、これは島で起きた不要な出来事という意味だろう。
それを象徴するかのように要所要所の場面で不適切なモーツァルトの曲が流れている。
町長はジュンに対してとても不快な言葉を遣う。「あなたが全部やったことにすればいいのよ。そうすればこの島は守られるわ」
この瞬間、ジュンの心は大きく揺れ動いた。その後続く葬儀で、皆ケイタを持ち上げている。この時ジュンは一人寂しく縁側で酒を飲んでいた。
カナはそれに気づき、ケイタばかりが持ち上げられていることに気味悪さを覚える。
この時これが大きな伏線であり、描かれないジュンの心の闇を平行線としていることがわかる。
「島を守るため」 これが主人公ら島民のすべての認識であり、彼らの動機だ。
永瀬刑事らが一番うざいと感じていることだ。
やがて嘘をついていることに我慢できなくなったシンイチロウ警官が自殺する。
彼は全部自分一人でやったことにしたが、永瀬刑事にはそれが嘘だとわかっていた。
そこに島民すべてに対して一斉メールが届く。死んだ町長のケータイからだ。
「犯人は泉圭太」
島に現れた「要因」の死体発見で、すべてはケイタがやったことに変わる。
シンイチロウの墓の前で鉢合わせた刑事とジュン。
刑事はそれでも納得はしていない。「お前はそれでも幸せか?」
刑事に謎の言葉に反応するジュン。
そして大どんでん返しだ。
個人的には、この作品においてジュンの回想だけでジュンの気持ちは十分わかると思う。刑事が余計なことを言いすぎている感がした。それにジュンがカナの写真をサイコパスやストーカーのように壁一面に貼っておく必要はないだろう。
カナがケイタの帰りを待って二人が抱き合うシーンがあるが、助手席のジュンは降りてこない。それで十分伝わる。履歴書の工作を回想するシーンも不要だと思った。
その反面、冒頭の女児のナレーションを最後に持ってきて、女児が「みんなで一緒に」と言っているのは、家族ではなく母とジュンと一緒という意味をオブラートしている。
ケイタは面会でカナからジュンとのことを聞かされたのだろう。
ジュンがしたことは二人は知らない。この辺も分かりにくくなっている。
ジュンの回想と最後の面会ではわかりやすさが違いすぎている。
最後に狩猟するジュンの姿があるが、それは単純に狩猟だが、その獲物は間違いなく「ケイタ」だと思う。
島に来た「要因」の扱いと、それを導いてしまった保護官が少し軽すぎたかな。
それでも全体に面白く良くできている。

コメントする 2件)
共感した! 10件)
R41

3.0まあ、話はわかった。

2024年3月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

いやあ、重いというか、怖いというか、でもストーリーはわかったしおもしろみもあった。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
けい

2.5☆☆☆ 原作コミック未読 ノベライズ版読了済み ほんの少しだけ 最...

2024年3月21日
iPhoneアプリから投稿

☆☆☆

原作コミック未読

ノベライズ版読了済み

ほんの少しだけ

最後のエンディングで、監督がここ数年低レベルな作品を連発している廣木隆一であったのを知る。
ノベライズ版を読んでいたので、ラストの数行でそれまでの全てが二転三転ひっくり返る驚きを期待していたら、、、

…あらららら!

何でその役を永瀬に振ってしまったのよ!
せっかく、〝 黒木華ここにあり 〟と言える超絶ホラーエンディングを期待していたのに。
(ㆀ˘・з・˘)何だよなあ〜もう。
あれじゃあ、極々普通のサスペンス映画になっちゃったじゃあないのよ。
途中まではまあまあ(面白いとは言ってない)だっただけになあ〜…と。
せっかくの黒木華の良さが出せず、永瀬の切れ者キャラ設定も活かせずで、ちょっと残念でした。

2022年1月28日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン12

コメントする (0件)
共感した! 0件)
松井の天井直撃ホームラン
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る