ランペイジ 巨獣大乱闘
劇場公開日:2018年5月18日
解説
巨大化した動物たちが暴れまわる、1986年に発売されたアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースに、「ワイルド・スピード」シリーズのドウェイン・ジョンソン主演で描くパニックアクション。ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの3頭が巨大化し、凶暴化してしまう。さまざまな動物の長所を取り入れた遺伝子によって巨獣と化した3頭の動物たちには、軍による攻撃も効果がない。巨獣たちはやがて大都会シカゴへと到達し、街中で破壊活動を繰り広げる。元特殊部隊員で動物学者の主人公デイビス・オコイエをジョンソンが演じるほか、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェフリー・ディーン・モーガンらが共演。「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」「カリフォルニア・ダウン」でもジョンソンとタッグを組んだブラッド・オペイトン監督がメガホンをとった。
2018年製作/107分/G/アメリカ
原題:Rampage
配給:ワーナー・ブラザース映画
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雑な、言うなれば杜撰な映画である。細かいことを指摘するなら、クライマックスのシカゴ決戦で巨大ワニが川から現れるが、フロリダから一直線に向かってきたはずのにあの方向から現れるなんてことはありえない。あり得ないのはスタッフだって百も承知だろうが、なぜそうしてしまったのか。答えは簡単で、その方が絵的によかったからか、前の絵との繋がりがよかったから、だろう。それほどまでにこの映画は、おおざっぱで勢い勝負なのだ。そしてそれが映画のテイストにピッタリと合っている。
ロック様とペイトン監督はこれまでにも『センター・オブ・ジ・アース2』と『カリフォルニア・ダウン』で組んでおり、どっちも大味なことが妙味となっている作品だった。今回、どう考えても人間では太刀打ちできない怪獣もので、ちゃんと人間が拮抗できているのはもうロック様のおかげとしか言いようがない。しかも巨大ゴリラとマブダチの役ってすげえな! あり得ないをありにする男ロック様を知り尽くした監督だからこその力技、アッパレである。
2023年5月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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原題
Rampage
感想
ドウェイン•ジョンソン主演、巨大怪獣パニック•アクション!!
最恐の怪獣、誕生。
細かいことは気にせずゴリラ、オオカミ、ワニの大乱闘を観ましょう!迫力があり見応えありでした。
オオカミは飛んだり、針を出したりと進化していてカッコよかったです。ワニは全てが規格外です。
この手の作品の軍隊はまるで役に立ちませんね笑
主演のドウェイン•ジョンソンは筋肉もりもり不死身ですね。
ラッセル役のジェフリー•ディーン•モーガンは渋いです。
ラストはハッピーエンドでジョージとデイビスのやりとりが微笑ましいです。
※クリスパー
※クズは協力し合え
【鑑賞のきっかけ】
ゴジラなどのモンスターパニック映画が好きな人間としては、以前から気になっていたのですが、予告編がB級映画的な印象で、何となく鑑賞を見送っていました。
しかし、肩肘張らずに鑑賞するのも良いかな、と動画配信で鑑賞してみることに。
【率直な感想】
<ジョージはなかなか賢いです>
本作品、最初は、ゴリラ、オオカミ、ワニが、巨大化し、単に暴れまくるだけのお話かと思っていたのですが、冒頭から様子が違いました。
巨大化するゴリラのジョージは、サンディエゴの動物保護区で保護されているのですが、保護チームのリーダー格である霊長類学者のデイビス(ドウェイン・ジョンソン)と手話で会話が出来るのです。
つまり、知的なゴリラということ。
両者はお友達感覚で、下ネタ系の手話で盛り上がったりして、こんな人間的な関係性が描かれているのは、少々意外でした。
そんなジョージも、ある遺伝子操作で、巨大化するにつれて、凶暴化し、他の巨大化したオオカミやワニと共に、シカゴで暴れまくることになってしまいます。
当初の予想では、この三頭は、人間が一致協力して撃退し、めでたしめでたしと思っていたのですが、ジョージが元々、デイビスと手話で交流していることで、ジョージがどうなるかは気になるところです。
どんなオチにするのか、興味深く鑑賞することができました。
<キングコングとの関連性>
この「手話」を使って、人間とゴリラが交流する設定で、おや?と思うことがありました。
本作品は、2018年公開ですが、その後、2021年公開の「ゴジラVSコング」では、コングと会話が出来る少女が登場します。その会話の手法が「手話」。
ということは、「ゴジラVSコング」は、本作品の設定を真似たのか?
しかし、そもそも本作品のジョージはアルビノで白いけれど、巨大化して暴れる様子は、もしこれが普通の黒毛だったら、キングコングそのもの。
つまり、偽コングと訴えられる恐れだってあるな、と思っていたので、どうなっているのだろう、といろいろ調べてみたら面白いことが分かってきました。
まず、制作会社について。
本作品は、ニューラインシネマという会社ですが、これは、ワーナー・ブラザースの子会社です。
そして、「ゴジラVSコング」(2021年)とそれより少し前の「キングコング:髑髏島の巨神」(2017年)は、ワーナー・ブラザース自らが制作しています。
このため、「手話」という共通点は偶然というよりも、人間と交流するゴリラという設定上、発想を共有していると言えます。
また、作品の発表年にも、注目。
2017年「キングコング:髑髏島の巨神」
2018年「ランペイジ 巨獣大乱闘」(本作品)
2021年「ゴジラVSコング」
巨大なゴリラというモンスターパニック映画を、公開年が重ならないように発表したワーナー・ブラザースは、3作品とも大ヒットし、巨額の利益を生み出すという結果になりました。
【全体評価】
本作品は、キングコング2作品と併せて、巨大化したゴリラをいかにCGで描いているかに着目してみると、単体で楽しむより、面白さが増すような気がします。
2023年4月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ザ・ロックことドゥエイン・ジョンソン主演のカイジュー、おっとモンスター映画。
軌道上の宇宙ステーションで培養されたとっても危ない遺伝子組み換え実験で生まれた動物たちが、帰還ポッドで地球に逃げ出した!
なぜか地上の(人間以外の)動物まで大型になって大パニック!
ウォーキング・デッドのあの人も出てきてシビれるニヤニヤ笑いを見せてくれてもう大変!
悪黒ゴリラと大オオカミ、ワニーバが蹂躙するシカゴの町を、ウホウホ感たっぷりの主人公と白おさるのジョージが心を交流させて共に戦うラストは必見!
↑とりあえず半分だけ見てここまで書きました。
ツッコミは受け付けますが、決して書き直さないでしょう。
遺伝子組み換え動物の実験を主導した、ラブリーなお寝ぼけ研究者も加わって、とっても分かりやすい説明をしてついでに冒険にもお付き合いしてくれます。
あのシアーズタワー(現ウィリスタワー)をぶっ倒し、町中めちゃくちゃにしながら戦うモンスターたち+ザ・ロック。
胸板に胸板を乗せた胸板だらけの胸板大会。
ワニーバ見て、ああ、昔アリゲーターって怪獣パニック映画あったなあ、なんて思った貴方は同世代!
ジャンプマンガを読むときのオツム空っぽにして夢詰め込める楽しい一作に仕上がってます。
おバカ映画の英雄ウーヴェ・ポルが「タイトルパクるんじゃないよ!このアメリカン・ポップコーン映画め!」と文句をつけたという場外乱闘もなかなか楽しい、まさしくお盆とお正月がいっぺんに来たようなお祭り映画ですよ!