博士の愛した数式

劇場公開日:

解説

「阿弥陀堂だより」「雨あがる」の小泉堯史監督、寺尾聰主演で小川洋子の同名小説を映画化。家政婦として働くシングル・マザーの杏子が、今度お世話をすることになったのは、ケンブリッジ大学で数学を学んでいたが、交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたなくなってしまった老博士。杏子とその息子は博士の人柄と、彼の語る数式の美しさに魅了され、3人は次第にうち解けていくが、やがて博士の痛ましい過去が明らかになっていく。

2005年製作/117分/日本
配給:アスミック・エース

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(C)「博士の愛した数式」製作委員会

映画レビュー

4.5記憶の不自由な数学者と、若い家政婦さんと息子のルートの物語り。

琥珀糖さん
2022年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

素敵な映画でした。
とても好きです。
2006年。監督:小泉暁史(黒澤明の助監督としても活躍)

寺尾聰が演じる初老の数学者(この映画では博士と呼ばれます)
博士は10年前の交通事故で脳に障害を受け、そのため記憶が80分しか持ちません。
義姉(浅丘ルリ子)の世話を受けて母屋の隣の離れに暮らしています。

記憶の障害のため、長続きしない家政婦さん。
選ばれたのは33歳でもベテランの家政婦の杏子(深津絵里)でした。
杏子はシングルマザーで10歳の息子を育てている頑張り屋さん。

博士はいつも家の中でも古びた背広姿です。
襟や袖に忘れないことをメモした紙を止めています。
杏子との初対面の挨拶は、
「キミの靴のサイズはいくつかな?」
「24です」
「キミの電話番号は?」
「576ー1155です」
この会話は毎朝必ず繰り返される慣用句です。

杏子さんの息子はルートです。
それは博士が付けたニックネームで、頭のテッペンが平らで、
寝癖で片側の髪の毛がルート記号のように飛び跳ねていたからです。

そして大人になったルートの登場です。
ルート(吉岡秀隆)は大きくなって高校の数学の教師をしています。
吉岡秀隆が博士の思い出を語る形で授業が進められ、母親・自分そして博士との交流が
数学の授業の形で語られるのです。

数学の授業はとても難しい。
階乗。
完全数。
虚数。
素数。
友愛数。
ネピア数。
ルート先生は実に噛み砕いて教えて下さるのですが、
聞いても右から左へ抜けてほとんど私の頭には残りませんでした。
でも授業が心地いい、気持ちいいです。

博士は言います。
数学は宇宙と同じ、直感で感じなさい。
それでいい、分からなくともいい。

博士はルートを心から愛してくれます。
ルートと母親・杏子さんの約束はふたつ。

【博士を絶対に悲しませないこと】
【その話は聞きました、と決して言わないこと】

3人の共通項は《阪神タイガース】でした。
博士の大好きな江夏豊の背番号は28。
そして村山実の背番号は11。
博士にとって数字は必ず意味があり、すべてを数字で考えるのです。
ルートも大の阪神タイガースファン。
(作者の小川洋子さんも奇のつくタイガーファン)

ルートが数学の教師になったのももちろん博士の影響だし、
優しい子に育ったのももちろん博士の愛を受けたから。

博士の哀しい過去。
義姉(浅丘ルリ子)との恋愛と交通事故との因果関係は字数も足りなくなりますので、この辺に致します。
博士の生まれ変わりのように寺尾聰さん。
原作を決して読まないで映画に入るのが作法、とのことです。

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琥珀糖

4.0原作も好きだけど、映画も良かった。 博士の優しさに、言葉ひとつひと...

2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

原作も好きだけど、映画も良かった。
博士の優しさに、言葉ひとつひとつに心温まる。
博士と家政婦とその子供の交流も観ていて気持ちが温かくなる。
背景の自然の風景も素敵。

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よっしー

3.5刹那に生きる

2021年11月24日
iPhoneアプリから投稿

確かに原作とは違いました。が、どちらも読後感と鑑賞後の後味みたいな物は似ていました。

伝えたいのは、きっと刹那に生きる人が、数学が好きであっても何が好きであっても、人生の喜びは感じることができるんだと言うことなんじゃないかな、と。

ただ静かにその時を生きる。そこに数学という哲学があるんじゃないかと。

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大粒 まろん

4.0数字と数式の神秘と美しさ

光陽さん
2021年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

数式は特に興味もなく、というよりむしろ苦手だったのですが、この映画で数字と数式の神秘と美しさを知りました。
ストーリーの構成とキャスティングがとても良かったです。

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光陽
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