ヒューゴの不思議な発明
劇場公開日:2012年3月1日
解説
世界各国でベストセラーとなったブライアン・セルズニックの冒険ファンタジー小説「ユゴーの不思議な発明」を、マーティン・スコセッシ監督が3Dで映画化。駅の時計台に隠れ住む孤児の少年ヒューゴの冒険を、「映画の父」として知られるジョルジュ・メリエスの映画創世記の時代とともに描き出す。1930年代のパリ。父親の残した壊れた機械人形とともに駅の時計塔に暮らす少年ヒューゴは、ある日、機械人形の修理に必要なハート型の鍵を持つ少女イザベルと出会い、人形に秘められた壮大な秘密をめぐって冒険に繰り出す。主人公ヒューゴを演じるのは「縞模様のパジャマの少年」のエイサ・バターフィールド。イザベル役に「キック・アス」「モールス」のクロエ・モレッツ。2012年・第84回アカデミー賞では作品賞含む11部門で同年最多ノミネート。撮影賞、美術賞など計5部門で受賞を果たした。
2011年製作/126分/G/アメリカ
原題:Hugo
配給:パラマウント
スタッフ・キャスト
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2023年2月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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何度も途中で飽きてくるのか中断。ようやく最後まで観たけれど正直あまり印象に残らなかった。原因は登場人物の気持ちが理解出来なかったからだろう。まずあのおもちゃを販売しているおじいさんが意地悪だと思った。男の子がお父さんの形見のメモを取られ、灰にしたと言う(実際には燃やしていない)シーンなんて酷すぎると思った。戦争で映画が作れなくなって悔しい思いをしたのかも知れないが、男の子やその父親には何の罪もない。駅にいる警官みたいな義足の男も気に入らなかった。
2022年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
最初から最後まで、どんなシーンを切り取っても美しすぎてファンタジックで最高の映像だと思います。
古いフィルムを現在とつなげるあたりもすばらしかった。
なのに高得点にならないのは物語が美しすぎる映像の影になってしまっているからかもしれないです。
お話運びは決して悪くはないけど特別よくもない、そんな気がしてしまいました。
2022年8月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
内容は、2007年作ユゴーの不思議な発明を原作とした映画制作の原点とも言える時代の話。主人公のヒューゴが突然孤児となり時計台を管理する叔父に引き取られる所から始まる。そこで時計の保守点検中にモンパルナス駅に集う人々を盗み見て楽しんでいる主人公が駅の一角に興味を持ち駅構内に降りる事で、様々な人達と出会い冒険が始まる。時計の🕰歯車が⚙回り始める様は人の人生を表す様で、喜怒哀楽や途方もない絶望からの希望や救いを表している様でいて感慨深い大人な映画の作りになっている。『月世界旅行』というメリアスの作品をオンデマンドで見た時皆さんのコメントを読みこの作品を知りました。早速拝見したら皆さんの言葉通り違う角度と焦点からメスエスの人となりが読み取れ非常に面白かったです。映画好きな人々にも感謝します。好きな言葉は『悲しみを知るには早すぎる』ママの言葉で言い表せない程の無力感と挫折感と寂寥感を複雑に表現された言葉だと感じた。ミッドポイントの深淵を覗き込んだ絶望『私は壊れた玩具だ』パパの言葉も傷口に塩を塗る🧂様に責めている訳では無いが思い込んで打ち拉がれる様子が痛々しくて良かった。好きな場面は、駅構内に集うゴミの様な人々の動きやハレーションを起こす逆光の映像。埃や空気感がVFXやコンピューター技術を使い巧みに映像化されている所が素晴らしい。元々M.スコセッシに監督依頼される予定の原作だけあり映画脚本寄りに作られた文庫で、題名が疑問視されたりするのも否めないと感じました。色々なキーワードが大人な作品を盛り上げて観ていて世界観に入り込む事が出来て楽しかったです。映画資料館の大きな天井。W W1。浮浪児。蒸気機関車。モンパルナス駅。ミニチュアダックスフンド。リュミエール兄弟。チャップリン。エジソン。シネマトグラフ。映写機。月世界旅行。玩具屋。手品師。映像作家ジョルズ・メリエス。誰にとってもそれは新しい事だったのだ。この物語を通じて伝えたい事は山ほどあると思われますが内容も濃くて子供には分かりづらいので少しやらかしてしまった感覚がありますが予備知識あると非常に興味深く楽しめます。最後にタイトルについての何故ですが『ヒューゴの不思議な発明』は保安官の左足補助装置だと思います。映画最後に僅かに出てくる場面で、それにより過去の呪縛から解かれ自分は人間になったと言っている様にヒューゴの不思議な発明は人の心を安らぎへと導いてくれるモノや目に見えない意志との考えは映画通して難しすぎるのかも?!と同時に映像の美しさの為に目を奪われ評価しづらいのかもと感じました。
スピル君ならもっとスリラー入れるんでしょうけど、スコシ君結構頑張ったので4点。
ファンタジーエンターテイメントとしては及第点です。傑作というほどではない。