海賊とよばれた男

劇場公開日:

解説

2013年度本屋大賞第1位を獲得した百田尚樹の同名ベストセラー小説を、同じく百田原作の「永遠の0」を大ヒットさせた岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公・国岡鐵造を岡田が演じ、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一ら豪華キャストが共演する。主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造は、北九州の門司で石油業に乗り出すが、国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちふさがる。それでもあきらめない鐡造は、型破りな発想と行動で自らの進む道を切り開いていく。やがて石油メジャーに敵視された鐡造は、石油輸入ルートを封じられてしまうが、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を秘密裏にイランに派遣するという大胆な行動に出る。それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為だったが……。

2016年製作/145分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2016年12月10日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第40回 日本アカデミー賞(2017年)

ノミネート

優秀主演男優賞 岡田准一
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(C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C)百田尚樹/講談社

映画レビュー

3.5男だらけの映画に演技派結集 その中で紅二点…綾瀬はるかと黒木華の存在感無視できず

2021年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

「永遠の0」を大ヒットに導いた岡田准一主演×山崎貴監督が再びタッグを組み、百田尚樹氏のベストセラー小説を映画化。出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公の国岡鐵造を岡田が演じているわけだが、妙な説得力があり座長としての存在感が際立っている。

それにしても、男だらけの映画。山崎監督はこのあと「アルキメデスの大戦」でさらに強烈な男映画を撮っているが、今作でも吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、光石研、堤真一、國村隼、小林薫と芸達者な面々を揃えている。そんななか、綾瀬はるかと黒木華の存在感を見逃すことも出来ない。フィクションではあるが、限りなく史実に基づいていることからも先人たちの懸命な生き様に感服させられる。

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大塚史貴

2.0フツー

2024年1月1日
PCから投稿
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プライア

3.5思ったほど…

2023年8月3日
iPhoneアプリから投稿

2023
62本目

決して面白くない訳ではない。
が、とにかく長い。
長さを感じさせられる映画…
出光をモデルに進むストーリーは熱いシーンもあるのだが、展開が早いのか遅いのか…

国レベルほ問題もサラッと終わってしまう。
物語の凹凸はあるが、何故か刺さらない。

綾瀬はるかの使い方…
淡々と進むストーリーのせいかイマイチ感情がならない。

決して、面白くない訳ではない。

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M.T

4.5しびれる名言がたくさん!

2023年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

実在する、出光興産やその創業者の出光佐三をモデルとした実話に近いストーリー。作品の中ではそれぞれ名前が「国岡商店」、「国岡鐵造」となっています。

まず、岡田准一さんが演じる鐵造がとにかくかっこいい!
凄まじい情熱がある一方、とても社員思いで人情があります。店員(社員)がついていきたくなるだろうと思いました。
何回も会社が窮地に追い込まれても突破する勇気もすごかったです。
いわゆる日章丸事件を描いた部分ですが、役員や部下たちが「正気ですか」「そんなの博打ですよ!」と迫る緊迫したシーンも見もの。

鐵造からいくつも名言が飛び出まる。
「仕事は、ない、ない言うちょらんで作るもんや」「それでもどーーーにもならんかったら、皆でこじきをしようか」
・・他にもたくさん。
どれもしびれるなあ!

私は原作の著書を読んだことがありますが、ボリューミーな内容を一本の映画によくまとめたなと思う半面、ちょっと詰め込みすぎたのかなという印象。初めてみると「なんのことかついていけない」という人もいるかもしれません。
逆に原作を知っていると、端折った部分がわかってもどかしさを感じました。例えばイランの石油を買い付けに行くまで、交渉でものすごく苦労しています。
でも大好きな作品なので、私は二度見、三度見したいくらいです。

余談ですが、戦後焼け野原になった東京で奇跡的にも被害を免れた国岡商店本店とそのとなりにある歌舞伎座。東銀座にある歌舞伎座が当時からあったんだという驚きと、仕事場からも近く、よく通るところなので感慨深いなあ、と思いました。

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飯田亜美
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