ラストナイト・イン・ソーホー

劇場公開日:

ラストナイト・イン・ソーホー

解説

「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト監督によるタイムリープ・ホラー。ファッションデザイナーを夢見て、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学したエロイーズは、寮生活になじめずアパートで一人暮らしを始める。ある時、夢の中できらびやかな1960年代のソーホーで歌手を目指す美しい女性サンディに出会い、その姿に魅了されたエロイーズは、夜ごと夢の中でサンディを追いかけるようになる。次第に身体も感覚もサンディとシンクロし、夢の中での体験が現実世界にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズ。夢の中で何度も60年代ソーホーに繰り出すようになった彼女だったが、ある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が出現し、エロイーズは徐々に精神をむしばまれていく。エロイーズ役を「ジョジョ・ラビット」「オールド」のトーマシン・マッケンジー、サンディ役をNetflixの大ヒットシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」のアニヤ・テイラー=ジョイがそれぞれ演じる。

2021年製作/115分/R15+/イギリス
原題:Last Night in Soho
配給:パルコ

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映画レビュー

4.5思わずため息が出る独創性と巧さと楽しさ

2021年12月14日
PCから投稿

エドガー・ライトの映画は、まず選曲で観る者を作品世界へ引き込み、チャレンジングな絵作りを随所に配しながら、時代を彩ってきたジャンル映画への愛情をたっぷりと注ぐ。その上で、脚本の転がし方が実に鮮やか。今回も煌びやかな60年代と現代とをつなぐのは「音楽」であり「文化」であり、さらに言えば「どんな建物でも街角でも人は死んでる。ここはロンドンよ」というセリフが象徴する、いわば歴史ある街が避けることのできない「真理」に尽きるだろう。当時のサイコスリラー、スラッシャー映画などを思い起こしつつ、その一方で入れ替わりダンスや鏡を介した表現、ライト作品らしい怪奇的な群衆の出現に思わずニヤリ。学生寮の多いBTタワー下から歓楽街ソーホーは目と鼻の先であり、この極狭エリアを使って、ロンドンを横ではなく、それこそ歴史と文化の亡霊に導かれるように「縦」に掘り進めたところが独創的だ。今回もライトに大きく軍配が上がった。

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牛津厚信

4.51960年代のダークな雰囲気もあるイギリスを現代の視点と交差させ描いたエドガー・ライト監督による斬新で新感覚なサイコ・ロジカル・ホラー映画。

2021年12月10日
PCから投稿

本作は、現代と1960年代のイギリスが舞台で、“サイコ・ロジカル・ホラー映画”とも言うべき、かなり斬新で新感覚な作品となっています。
まず、主役は、ファッションデザイナー志望のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)で、冒頭での「往年の映画のヒロイン」になりきってテンポ良く踊ったりするシーンから魅力全開です。
母親や祖母の影響もあり1960年代の音楽を好み、ファッションデザイナーに憧れ、ロンドンの「ソーホー地区」にあるファッションデザインの専門学校に入学します。
このロンドンの「ソーホー地区」というのは、20世紀では性風俗店や映画産業施設が並ぶ歓楽街として栄え、割と当時のイギリスの怖い面を表しています。
そして、このエロイーズは非常に特殊な能力を持っていて、すでに亡くなっている母親が鏡越しに見えたりするのです。
そんな「第六感」を持つ彼女は、ロンドンの「ソーホー地区」で眠ると、なぜか夢の中では、妙にリアリティーのある1960年代のロンドンにタイムスリップしてしまうのです。
しかも、サンディ(アニヤ・テイラー=ジョイ)という「1960年代の歌手志望の女性」に成り代わったりと、不思議な体験が続きます。
果たして、エロイーズが見ている夢は、どこまでがリアルで、どこまでが意味のない夢なのでしょうか?
1960年代の音楽が頻繁に使われるため、ここに関心のある人は、よりハマれるでしょう。
途中はよく分からない雰囲気にもなりますが実はロジカルに展開するので、この不思議な世界に終盤まで身を投じてみてください。
ラストの雰囲気も心地良い作品でした。

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細野真宏

4.060年代ロンドンの虚飾の中で人知れず生まれた女郎蜘蛛...  ジャッロ的な幻想快美感に誘われながらも結末はミステリーで肩透かし?!な映画

2022年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 精神的に不安定だった母を早くに亡くした主人公エロイーズは田舎町で祖母に育てられ、念願叶ってロンドンの美容系専門学校に入学し、都会の洗礼を受けながらも懸命に歯を食いしばって生活する。
 そんな矢先に彼女は夜毎夢枕で憧れの60年代のロンドンに生きるナイトクラブの美しき歌手へと姿を変え、その目くるめく体験が現実の学校での創作活動に活力を与えたのも束の間、往年の都の裏の顔をまざまざと見せつけられ、その暴力的で下卑た記憶に夢と現実の境界を失っていく・・・というもの。
 主人公の強い男性不信・男性嫌悪の意識が根底にあり、それが夢の世界でのサンディとの強烈な同調を引き起こしているうえ、作品全体のトーンにも重なっているようです。
 悪夢と鮮血のフラッシュバックの連続に、すっかり精神を病んで現実と妄想の区別が付かなくなっていく過程は非常にスピーディーで映像に危険な快美感があり、そのあたりに往年のスラッシャー映画あるいはジャッロ的美学が顕れており、それに祖母ペギーからエロイーズへ継承された60年代のポップスが華を添えています。
 このあたりに当時を懐かしむシニア層と当時に憧れる若年層との評価の最大値が重なり、それが巡り巡って本作の評価の絶対値を底上げしていると思われます。
 ただそれゆえにラストに向けてのミステリー的帰結には賛否が分かれるところでしょう。往年のスラッシャー映画やミステリー映画としてはそうしたどんでん返し的現実回帰で順当なのですが、序盤から中盤にかけて展開された夢と現実が交錯するパラノイア映画としては残念無念な結末であり、個人的には幻想は幻想として幕を閉じて欲しい派なので、”勿体無いな”というのが全編を観終わっての紛れも無い感想です。

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O次郎(平日はサラリーマン、休日はアマチュア劇団員)

0.5なんだこれ?

2022年9月26日
iPhoneアプリから投稿

評価が高かったので見てみましたが、ただのヤベェやつじゃないの。主人公目線だから正当化されてるけど、突然パニックになって騒いだり服破いたりクラスメート刺しそうになったりハタから見たらただのヤバい人にしか見えませんね。しかも殺人未遂にもかかわらず、最後はショー開いて褒めさやされてハッピーエンドってまぁよく分かりませんわ。
母親が亡くなった経緯やなぜ急にサンディが夢に現れたのか、一人部屋に変えたのがなぜその部屋だったのかといった説明や伏線が全く無かったので意味不明のまま終了してサスペンスとしても楽しめず、終盤から唐突にホラー化になり、はぁ?と思っていると亡霊が「助けて」と言い出しシックスセンスかと思うような演出になった時は思わず笑ってしまいました。
しっかりとしたプロットがないままオールディーズだけが大音量で鳴るのは中々苦痛でしたね。また演出不足なのか演技力不足なのか、どのキャストにもあまり魅力を感じられず何ひとつ引きこまれることがなかったのも残念でした。

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