天地明察

劇場公開日:2012年9月15日

解説・あらすじ

2010年第7回本屋大賞を受賞した冲方丁の小説を、「おくりびと」の滝田洋二郎監督が映画化。20年以上の歳月をかけて日本独自の太陰暦を作り上げていく天文暦学者・渋川春海の姿を描く。江戸時代前期、碁打ちとして徳川家に仕え、算術や星にも熱心な青年・安井算哲(後の渋川春海)は、4代将軍家綱の後見人で会津藩主・保科正之に目をかけられる。その頃の日本では、800年にわたり使われてきた中国の暦にずれが生じはじめており、算哲は保科から新たな暦を生み出すという一大計画の責任者に任命される。主演は「V6」の岡田准一。算哲の妻となるえん役に宮崎あおい。その他、中井貴一、松本幸四郎らが共演。

2012年製作/141分/G/日本
配給:角川映画、松竹
劇場公開日:2012年9月15日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 日本アカデミー賞(2013年)

受賞

優秀音楽賞 久石譲
優秀撮影賞 浜田毅
優秀照明賞 安藤清人
優秀美術賞 部谷京子
優秀録音賞 小野寺修
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(C)2012「天地明察」製作委員会

映画レビュー

4.0 実話に基づく歴史ドラマ

2026年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

【概要】日本独自の正確な暦づくりに命を懸けた男の半生を謹厳実直に描く
【特記】周囲のキャラ立ち才人たちとの感化&精進劇で諦めない価値を問う
【哲学】探求を止めない限り真理は明かされる

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@SAY

3.0 ご明察とはいかない

2026年6月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

ドキドキ

2012年公開作品
原作未読
2度目の鑑賞
前回はTSUTAYAレンタルDVD
今回はU-NEXTで鑑賞

原作は『十二人の死にたい子どもたち』の冲方丁
監督は『コミック雑誌なんかいらない!』『木村家の人びと』『病院へ行こう』『僕らはみんな生きている』『熱帯楽園倶楽部』
『秘密』『陰陽師』『壬生義士伝』『おくりびと』『釣りキチ三平』の滝田洋二郎
脚本は『ゲレンデがとけるほど恋したい。』『クライマーズ・ハイ』『雷桜』『草原の椅子』『彼女の人生は間違いじゃない』
『凪待ち』『破戒』『Gメン』『碁盤斬り』『恋に至る病』の加藤正人

800年以上にわたり使われ誤差が生じていた支那の「宣明暦」に代わって初めて日本独自の暦(大和暦)を幕府側主導で作る話
大和暦は太陰太陽暦
暦は帝の領域
公家は反対

主人公安井算哲は天文学者であり囲碁の棋士としても実力者
自分は理数系は苦手だし囲碁もさっぱりわからない
少々難解な面もある
それ故にチャンバラがちょっとあったり宮崎あおいが花を添える必要があった

1番の見せ場は終盤のハラキリをかけた暦勝負
日蝕があるかどうか

日本初の暦である大和暦(貞享暦)も八代将軍吉宗の頃には宝暦暦に代わり更に寛政暦天保暦
明治になって太陽暦が採用された
1000年近くも明らかに欠陥がある支那の暦を使い続けた旧態依然の日本社会に風穴を開け改革を推し進めた勇気と根気その功績は大きい

学術系ドキュメンタリータッチな時代劇
星1とか2では知性を疑われてしまう
メンツに関わる問題で星3が妥当

配役
天文に詳しいことから「大和暦」(貞享暦)への改暦に取り組むことになった安井算哲(渋川春海)に岡田准一
算哲ののちの妻になるえんに宮崎あおい
えんの兄で和算私塾塾長の村瀬義益に佐藤隆太
長屋で貧しい暮らしをしながら和算の研究に没頭する算術家の関孝和に市川猿之助
2代水戸藩主の水戸光圀に中井貴一
2代将軍秀忠の庶子かつ家光の異母弟にして初代会津藩主の保科正之に松本幸四郎
正之の忠臣の安藤有益に渡辺大
当代随一の天文学者で神道家(垂加神道の提唱者)の山崎闇斎に白井晃
北極出地隊隊長(頭取)の建部伝内に笹野高史
建部病死のあと北極出地隊長を引き継ぐ副頭取の伊藤重孝に岸部一徳
北極出地隊の怪力自慢の平助に武藤敬司
北極出地隊のお調子者の弥吉に徳井優
四代将軍家綱に染谷将太
家康譜代の忠臣酒井忠世の孫で後の大老になる酒井忠清に片岡弘鳳
後の大老になる堀田正俊に矢島健一
春日局と稲葉正成の孫で幕閣の一人の稲葉正に浅見小四郎
幕府の改暦事業を快く思わない陰陽頭の宮栖川友麿に市川染五郎
友麿に迎合する公家衆の大黒松太夫に小須田康人
安倍晴明の末裔であり天文家安倍氏土御門家の当主の土御門泰福に笠原秀幸
江戸初期の天才碁士の本因坊道策に横山裕
道策の師の本因坊道悦に尾藤イサオ
算哲の師匠筋の安井算知にきたろう
ナレーションに真田広之

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野川新栄

3.5 宣明暦、授時暦、大和暦、そして・・・

2025年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

 ちょっと暦の違いがわかんない。まぁ、中国の暦を使ってたんだから距離的に誤差は生じるだろうなということくらい。そして、誤差があるから改暦したいと申し出ても公家がそう簡単に許さない。元は日本を攻めたのだから、そんな暦を用いるのはよろしくない!の世界だ。まぁ、800年も使用していた暦だからね。

 月食や日食。日本で見られる日食なんてかなりの周期だから、安井算哲が測定するのも10年単位。対決によって食の予測が外れたため、またやり直しだ。印象に残るのはえん(宮崎あおい)と結婚してからの地道な作業。地球儀作りなんて、小学生のときにやったことを思い出した。懐かしい・・・

 もう一つ興味深かったのが、関孝和との数学対決。碁の勝負がさっぱり分からなかったので、こちらばかりが印象に残った。正方形の中の大円、小円なんて答えが無限に存在することも分かったよ。円と多角形の問題なんかも円周率に繋がるんですね、きっと。

 昼間に見える星。皆既月食のときにようやく見えた。やっぱり天文はロマンチックだ。

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kossy

3.5 少し物足りなかったのは僕だけ・・?

2025年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

知的

いい話だなぁ~と思うし全体体に良くまとまっているし俳優陣も申し分ない。史実に忠実でこの映画でかような天才的登場人物が日本史に実在したと初めて知った。ただ物語としてどうかと言うとなんか地味。映画としも今一つ劇場用であるよりむしろドラマ向きなのか・・つまり主人公が人ではなく暦である点がこの映画を少し人から遠ざけた点かも知れない。難しいつくりを要求されるテーマではあった。

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mark108hello