偉大なる、しゅららぼん
劇場公開日:2014年3月8日
解説
「鴨川ホルモー」「プリンセス・トヨトミ」の人気作家・万城目学による同名小説を、濱田岳と岡田将生の主演で映画化。滋賀県琵琶湖畔に位置する石走(いわばしり)の町には、代々不思議な力を伝承する日出一族が江戸時代から現存する城に暮らしていた。分家の息子・涼介は一族の掟に従い、高校入学を機に力の修行のため日出家の城に居候することに。風変わりな日出家の面々に戸惑う涼介は、日出家の跡取りで最強の力の持ち主とされる高校生・淡十郎に従者扱いされ、振り回される日々を送る。やがて淡十郎の色恋沙汰が、日出家とライバルの棗家を巻き込み、思わぬ騒動へと発展していく。
2014年製作/114分/G/日本
配給:東映、アスミック・エース
スタッフ・キャスト
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2020年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
映画『鴨川ホルモー』は好きなんだけれどな。
お殿様の濱田氏。翻弄される岡田氏。予告を見て、期待値を上げすぎたのか?
笹野氏の芸はさすが。人情に訴えてくる。この方に外れなし。でも最近一本調子かな。私が見ているものだけだと思うが、似たような役が多い(あ、でも『シネマ歌舞伎 三人吉三』の冒頭部分はゾクッとした)。
濱田氏のお殿様ぶりもよい。品があって、芯が通っているのに、どこか脱力系。それでいてさりげなく駄々っ子な面も。土下座した時の背筋の伸び等、立ち振る舞いがきれいなのに面白くてかわいい。いろんな役を演じられていて次が楽しみ。
映画全体としては、説明で表現するより、演出で見せてほしかった。
大風呂敷を広げているようで、両家の争いは小競り合い。面白ければまだ見られるが、しらける。
琵琶湖から授かった能力が生み出す悲劇とそれにまつわる話。
「自分は自分だ」と耳に心地よい言葉もあるが、その展開。
それこそ、竜頭蛇尾。
演出の小ネタを見ていると、設定が不意を突いていておかしく、随所にギャグを挟み込もうとしているのはわかる。でもテンポが悪い。笑えない。濱田氏や岡田氏・村上氏・佐野氏・高田氏はちゃんと演じていらっしゃるのに、どうしてこうはずす?
余計な場面ばかりあって、役者の力を生かし切れていない。
話・設定の面白さも活かしきれていない。勿体ない。
脚本・演出・編集がへた。
映画『鴨川ホルモー』は、大学生の青春ネタがきっちり描かれていて笑わせてくれたことに加えて、葵祭を始め、京都中の観光地巡りという強み、途中でビートルズネタの真似もあって、遊び心満載だったが、
この映画では、家族愛・友情・思い出と幾つもテーマがあって分散してしまってどれも描き切れていないのと、琵琶湖と城しか観光名所が出てこないので、不利なんだとは思うけれど。
惜しいです。
(原作未読)
2020年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
琵琶湖から授かった不思議な力を伝承する一族 ”日出家 VS 棗家”の1300年に亘る因縁は現在でも続いていた・・。
日出淡十郎(濱田岳)の現代の”殿”ぶりと、ぼんやりのんびり男、日出涼介(岡田将生)との主従関係や、淡十郎の最強の姉清子(深田恭子)が登場するシーンや白馬を乗りこなすシーン(VFX)は面白かった。
琵琶湖が割れるシーン(十戒か!)なども面白かったが、原作の壮大な万城目ワールドを表現しきれていなかったかな。
<2014年3月12日 劇場にて鑑賞>
2019年6月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
以前原作を読んでいて(と言ってもほんのさわりの部分だけですが)、ある程度の内容、設定はわかった上で見ました。
岡田将生さんは正直高校生ぽくはなかったのと、濱田岳さんもツンツンしたキャラは初めて見たので驚きました。
ただ、だんだん目が慣れ、頭がついてきて、理解できたので最初は自分のイメージと違ったものの、最後までしっかりと見ることができました。
かなりぶっとびがちな設定にしては良くできていたと思いますが、賛否両論出るのもわかる気がします。
津川雅彦さんが出ていました。
ご冥福をお祈りします。
2019年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
琵琶湖の近くだけで特殊な力を発揮するという日出(ひので)家と棗(なつめ)家の1400年もの間の争い。そして、同級生速水(大野いと)と父親である校長(村上弘明)との関係・・・結局は両家の争い(といっても大した事件は起きない)に亀裂を入れたのは使用人である源じい(笹野高史)だった。
この際、深田恭子と貫地谷しほりは脇役にすぎなかったのだな・・・超能力を使うときに発する音というのが凄い!その音がしゅらら、ぼん。って、それもわけわかんない。