ミックス。

劇場公開日:

ミックス。

解説

ドラマ「リーガルハイ」で知られる人気脚本家・古沢良太のオリジナル脚本作品。新垣結衣と瑛太がダブル主演を務め、卓球を題材に、男女混合ダブルス(ミックス)を通じて巻き起こる人間模様を描いた。幼い頃、卓球クラブを経営していた母のスパルタ教育により、天才卓球少女として将来を期待された多満子だったが、母の死後は普通の人生を歩んでいた。ある時、恋人を会社の新人社員に寝取られたことをきっかけに、逃げるように田舎に戻った多満子は、いまや赤字経営に転落した卓球クラブを立て直すことになる。そのために全日本卓球選手権の男女混合ダブルス(ミックス)部門への出場を目指すことになった多満子は、クラブに通う落ちぶれた元プロボクサーの萩原とコンビを組むのだが……。監督は、同じく古沢のオリジナル脚本作品「エイプリルフールズ」を手がけた石川淳一。2016年のリオデジャネイロオリンピックで男子シングルス銅メダルを獲得した水谷隼をはじめ、石川佳純、伊藤美誠ら本物の卓球選手も登場する。

2017年製作/119分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2017年10月21日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第41回 日本アカデミー賞(2018年)

ノミネート

最優秀主演女優賞 新垣結衣
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(C)2017「ミックス。」製作委員会

映画レビュー

4.0元気出たなあ

2024年2月13日
iPhoneアプリから投稿

元気出たなあ

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共感した! 0件)
りょう

4.0流れるような面白さ

2024年1月1日
PCから投稿
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共感した! 0件)
プライア

3.5なるほど☆

2023年5月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

単純

主人公があまり報われない
ポップなストーリーにしては
わりと渋めな展開。
広末涼子はかわいい!

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ヒックス伍長

4.0訳あり男女のちょっぴり大人味ラブコメディ

2022年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

本作は、卓球に再起を賭けた訳あり男女のスポ根ラブコメディである。コメディ仕立てではあるが、スポ根、恋愛を中心にして様々な要素を巧く詰め込んだ物語に、人生の示唆に富んだ台詞を混ぜ合わせた(ミックスした)、ちょっぴり大人味の作品に仕上がっている。

主人公は、失恋をして失意で帰郷した元天才卓球少女・富田多満子(新垣結衣)。彼女は、実家で無目的に過ごしていたが、今は亡き母親(真木よう子)が経営していた卓球クラブの経営危機を救う為、振られた元恋人ペア(瀬戸康史、永野芽郁)を倒す為、クラブのメンバーである元プロボクサーの男性・萩原久(瑛太)とペアを組み、全日本選手権優勝を目指して奮闘していく。そして、多くの仲間に支えられて、ついに決勝進出を果たす・・・。

序盤は、ストーリー展開が散漫で、これは凡作では思ったが、多満子たちが全日本選手権を目指していくあたりから作品がぐっと引き締まり、ラストまで軽快なテンポで話が進んでいく。ガッキー(新垣結衣)は、いままでスポーツとは無縁の役が多かった。しかし、本作では、卓球の練習、試合での眼光鋭い表情、髪を振り乱した汗まみれの顔、勝利した時の雄叫びなど、逞しさと躍動感全開の新境地を魅せてくれる。静のガッキーもGoodだが、動のガッキーもGood。久役の瑛太も、不器用な生き様、愚直に卓球に取り組み、徐々に多満子に惹かれていく姿を好演している。

敵役の元恋人ペアを演じる二人が効いている。表明的には穏やか、にこやかだが、完全に多満子たちの実力を見下し、虚栄心、自己顕示欲の強さが滲み出ていて、憎たらしさ満載。やはり雌雄を決する敵役はこうでなくては面白くない。

子供時代の多満子を鍛える母親であり卓球コーチである原田華子役の真木よう子が迫力十分。勝つため、強くなるために徹底的に情け容赦なく多満子を鍛える姿は鬼気迫るものであるが、後半、卓球に賭ける多満子の奮闘の原動力になっていると得心できる。

やり切らないと次に進めない、逃げるな、前に出ろ、等々、ストーリーの節目でタイミングよく発せられる人生訓のような台詞には我が身を振り返りはっとさせられる。思わず頷いてしまう。

ラストシーンは本作のメッセージを集約している。コメディ作品なので、アンハピーエンドではないと予想していたが、グッドエンドと呼ぶのに相応しい、単純ではない大人味のラストシーンだった。一見、単純明確、無害無毒な作品だと思えるが、よく観ると、人生のほろ苦さを感じさせる隠し味を少々加えた味のある作品だった。

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みかずき