ナラタージュ
劇場公開日:2017年10月7日
解説
2006年版「この恋愛小説がすごい」第1位に輝いた島本理生の同名小説を、松本潤&有村架純の共演で映画化。「世界の中心で、愛をさけぶ」などで知られる恋愛映画の名手・行定勲監督がメガホンをとり、禁断の恋に落ちる高校教師と元生徒が織り成す純愛を描く。大学2年生の泉のもとに、高校時代の演劇部の顧問・葉山から、後輩たちの卒業公演への参加を依頼する電話がかかってくる。高校時代、泉は学校になじめずにいた自分を助けてくれた葉山に思いを寄せていたが、卒業式の日に起きたある出来事を胸にしまったまま、葉山のことを忘れようとしていた。しかし1年ぶりに葉山と再会したことで、抑えていた恋心を再燃させてしまう。一方、葉山もまた泉に対して複雑な思いを抱いていた。
2017年製作/140分/G/日本
配給:東宝、アスミック・エース
スタッフ・キャスト
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2023年1月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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有村架純ちゃんが好きなのでと軽い気持ちで見始めて、事前情報ゼロで視聴開始したので最初はサスペンス系だと思ってました。
高校教師と恋愛って中々現実味がない(まぁ物語なので…)。
坂口健太郎じゃん!とか松潤だ!って思ってたけど松潤の役、結構クズで死んだ笑
私も好きな人にこんな風に雑に扱われても好きだもんな、と架純ちゃんに謎に共感して見てました。なので実際に大事にしてもらってないかも、と思ってちょっと辛かったです。高校の後輩が死ぬ割にストーリーの中でははい、死にましたって感じであまり話題に上がらないところが主人公が先生以外に関心がなくどうでも良いという表れなのかな?そこはよかったです。
靴職人の子、、ってなりました。あまりにも可哀想で。濡場多いので電車では見れません。
2022年10月29日
iPhoneアプリから投稿
元々恋愛物が苦手で(じゃあなんで観るねんって話やけど)
正直最後まであまり良くなかった
色々頭の中で出来上がった感じのストーリー
まぁ映画なんやし現実感なくていいんやけど
京都に帰郷した時は関西弁やのに、メインの富山の時は全員標準語なのがなぁ
葉山先生は元々東京っぽいからいいとしても
聞きやすくしたいのは分かる
でもなぁ
2022年7月7日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ー 手元には今作のフライヤーが三種ある。だが、当時私は今作を鑑賞しなかった。理由は明確にある。ー
■大学2年生の春、泉(有村架純)は高校の演劇部の顧問教師・葉山(松本潤)に、後輩の卒業公演に参加してくれないかと、電話で誘われる。
葉山は高校時代、孤独な泉を救ってくれた教師だった。
誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉は、再会により気持ちが募っていく。
◆感想<可なり、男目線で、批判的に書いています。>
・葉山が、自分の妻、美雪(市川実日子)が精神に異常を来し、家の納屋に火を放ち、東京から逃げるように富山に赴任して来た背景の描き方が粗い。
・そこで、出会った泉が孤立感を深めて行く中、演劇部に誘う葉山という設定だが、泉が孤立感を深めて行く過程が、キチンと描かれていない。
ー 故に、葉山に対する泉の想いが伝わって来ない。ー
・泉の卒業時、葉山が”自分を慕っていると知っていて”泉の唇に触れるシーン。
- 男として、どうだろうか、この行為は・・。-
・更に、随所で卒業した泉に電話を掛けてくる葉山の姿。
- 再び書くが、男としてどうなんでしょうか?若い女性を迷わせているだけではないのか?-
・泉は、葉山への想いを吹っ切る様に、自分に想いを持つ小野(坂口健太郎)と付き合い始めるが・・。
- 小野の、恋焦がれていた女性、泉に対する態度の微妙な変化を坂口健太郎が絶妙に演じているが、観ていて”この野郎!”と思うシーン多々あり。
夜中に葉山から掛かってきた電話について、着信履歴を見せろとか、男としての器が小さすぎる。しかも、別れの際に、自分で作って贈った靴を脱いでくれ!という言葉に至っては・・。-
・葉山も、妻の父が訪問して来た事で、グダグダになり、泉へ助けを求めるシーン。
- 何となく、葉山の妻が精神的に異常を来した理由が分かる。
【葉山は優しいが、男として”ここぞ”という時の力が無いのである。】ー
・再後半の、女生徒が歩道橋から身を投げた理由も台詞で語られるのみで、隔靴掻痒感が半端ない。
<行定勲監督監督は、恋愛映画の名手とされているが、この作品は男から見ると、駄目駄目な二人の男に翻弄されつつ、自分の道を歩み始める強い女性を描いたように見える。
監督の作品制作の意図がそうであれば、という想いと、有村架純さんの身体を張った熱演に対し、評点を付けた次第である。
女性の方が今作を観てどう思われたかは分からないが、男から見ると、繰り返し書くが、駄目駄目な男二人に翻弄された女性を有村架純さんが、確かな演技で演じた事が見所であった作品であると思う。
彼女が、駄目駄目な男達に見切りを付け、新たなる人生を歩み始めるラストシーンは、そういう意味では印象的であった作品である。>
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学生の頃、片想いを長い事引きずっていました。
ある時自分で断ち切る事ができましたが、
盲目的な思い出こそ美化されていきますよね。
悪く言えば、葉山は泉を利用していたし、
泉はそれを理解せずに都合のいい女になっていた。
小野くんはそんな2人に振り回された可哀想な男。
学生だった泉は
葉山に都合良く利用されてるなんて気付けないし、
小野くんも余裕ある大人になんてまだなれない。
やっぱり大人の葉山が1番ずるいなと思いながら見ていました。
自分は登場人物たちに共感できたので、
最後までじっくり見れました。
そして思い出の蓋が開き、エンディングで回想してしまいました。
映像も邦画らしく繊細なので、
たまにふっと思い出の箱を開けたい時に見たくなる映画でした。