きみと、波にのれたら

劇場公開日:

きみと、波にのれたら

解説

「夜明け告げるルーのうた」でアヌシー国際アニメーション映画祭の最高賞(クリスタル賞)、「夜は短し歩けよ乙女」で日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、手がける作品が続々と高い評価を受ける湯浅政明監督が、海辺の町を舞台に繰り広げられる青春ラブストーリーを描いたオリジナルの長編アニメーション映画。サーフィンが大好きで小さな港町に引っ越してきた向水ひな子は、町で起こった火事騒動をきっかけに消防士の雛罌粟港(ひなげし・みなと)と知り合い、恋に落ちる。2人は互いにかけがえのない存在になっていくが、ある時、海で溺れた人を助けようとした港が命を落とし、そのショックでひな子は、大好きだった海を見ることすらできなくなってしまう。そんなある日、ひな子が2人の思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れる。再び港と会えたことを喜ぶひな子だったが……。主人公・港の声を声優初挑戦の片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、ひな子を川栄李奈が担当。脚本は「夜明け告げるルーのうた」「映画 聲の形」などを手がけた吉田玲子。

2019年製作/96分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2019年6月21日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
吉田玲子
製作
山口真
市川南
湯浅政明
弓矢政法
久保雅一
森田圭
渡辺章仁
企画
松崎容子
エグゼクティブプロデューサー
種田義彦
プロデューサー
岡安由夏
チェ・ウニョン
共同プロデューサー
小原一隆
塩入大介
キャラクターデザイン
小島崇史
総作画監督
小島崇史
フラッシュアニメーションチーフ
アベル・ゴンゴラ
美術監督
赤井文尚
色彩設計
中村絢郁
撮影監督
福士享
編集
廣瀬清志
音響演出
笠松広司
アフレコ演出
木村絵理子
音楽
大島ミチル
主題歌
GENERATIONS from EXILE TRIBE
アニメーション制作
サイエンスSARU
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(C)2019「きみと、波にのれたら」製作委員会

映画レビュー

3.0波の作画の魅力

2019年7月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

『夜明け告げるルーのうた』で爽やかな青春映画に挑戦し、内容的には大きな成功を勝ち取った湯浅政明監督が、さらに間口の広い作品に挑戦した1本。湯浅監督の独特のアニメーションセンスはやや薄れているが、要所は抑えているし、女子大生の成長ストーリーとして良く描けている。『夜明け告げるルーのうた』でもこだわった水の表現は、今回も健在。サーファーの物語だけあって、多種多彩な波を描き分けており、その作画だけでも観るに値する価値がある。
終盤の展開はやや唐突すぎる印象はあるが、全体的には主人公のひな子の心の変化と成長が的確に捉えられており、吉田玲子の脚本はやはり流石だと思わせる。
シンプルなラブストーリーがやりたい、というのが監督の狙いで、明確に、今までよりも広い観客層を意識して作っているのは明らかだが、ややそれを狙いすぎたという感じはする。新海誠監督がやりたいことを貫いて、なお大ヒットにつなげているのとは対照的だ。十分面白いのだが、本音を言えばもっと監督の個性が強いものを観たいなとは思う。

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杉本穂高

3.0少し残念

2023年5月28日
PCから投稿

題材の良い映画です。テンポも良いですけど何か足りない、そんな映画です。
中盤で主人公の女の子をもう少し極端に振らせたら…と感じました。

テーマソング、気持ちは判るが少し多すぎ。

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seina

2.5月9ファンタジー

2022年6月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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背中にエンジン

1.5設定は悪くないのに内容ががらんどうになってしまった作品

2022年6月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

この作品において、海の事故で命を落とした彼氏の港が水中でだけはヒロインのひな子が二人の思い出の歌を口ずさめば再会することができる、という設定自体は悪くないと思います。
見進めるうちに感動する人もいるのかもしれません。
しかし個人的には設定以外の内容が非常に疎かになってしまった印象を受けました。
ファンタジーであることはそもそもアニメーションはファンタジーの宝庫でもあるので問題ではありません。
内容が「死んだ彼が水の中だけで生き返っている」こと以外空っぽな事が問題なんです。
しかもヒロインはドジすぎてイライラする点が多いです。笑
あとこの作品は声優陣が豪華ですよね。
片寄涼太さんは普段お芝居も拝見したこともあり好感もありますしGENERATIONSさんも楽曲は好きなので彼らには何の罪もありませんが、作品においてGENERATIONSさんの楽曲が強く押し出されすぎていてこの曲がなければ作品が成り立たなくなっているせいか、制作側が面白いアニメを制作しようとしたのではなく、あくまでGENERATIONSさん忖度で生まれた作品に感じてしまうのです。
酷評が多かったので気になってはいましたが、映像美も内容も両方イマイチだったので、ここ近年観たアニメ作品では残念な作品でした。

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あおねる
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