映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021

劇場公開日:

映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021

解説

国民的アニメ「ドラえもん」の長編映画41作目。1985年に公開されたシリーズ6作目「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」のリメイク。夏休みのある日、のび太が拾った小さなロケットの中から、手のひらサイズの宇宙人パピが現れる。パピは、宇宙の彼方の小さな星、ピリカ星の大統領で、反乱軍から逃れて地球にやってきたという。スモールライトで自分たちも小さくなり、パピと一緒に時間を過ごすのび太やドラえもんたち。しかし、パピを追って地球にやってきた宇宙戦艦が、パピを捕らえるためのび太たちにも攻撃を仕掛けてくる。責任を感じたパピは、ひとり反乱軍に立ち向かおうとするが……。監督は「ケロロ軍曹」劇場版シリーズなどを手がけ、「映画ドラえもん のび太の月面探査記」では演出を担当した山口晋。脚本に「さよなら、ティラノ」「サイダーのように言葉が湧き上がる」「交響詩篇エウレカセブン」などアニメ作品を多数手がける佐藤大。

2022年製作/107分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2022年3月4日

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(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2021

映画レビュー

4.0ドラコルル長官が出色

2022年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本来、2021年に公開予定だったので、偶然にも世界情勢をリンクする部分が出てしまったが、内容そのものは1985年版や漫画原作と大きく変わっていない。内容が変わっていないにもかかわらず、37年たっても世界情勢と重なるのは、原作の先見性というより、世界の根本は変わっていないということの現れだろうか。
この作品は、独裁者との対決を描くが、悪役のドラコルル長官は非常に優秀なのが物語を面白くしている。ひみつ道具持ちのドラえもんを知略で上回り、完全勝利目前まで追い詰めている。しかも、部下の命も人質の命も無碍に扱わない人道的な配慮もできるキャラクターで、民主的な国では大変に優秀な人材として活躍するだろう。
1985年版と比べると、独裁者のギルモアは一層駄目な奴に、民衆は一層勇敢に描かれている。ドラえもんたちのような外部の力で国を取り戻すのではなく、あくまで民衆が立ち上がることが大切としているのも今の情勢と重なる。

それにしても、あんな豪華なミニチュアセットを作れるスネ夫たちはすごい。

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杉本穂高

3.51985年版を知るからこそ際立つ、メッセージの普遍性

2022年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

劇場版「ドラえもん」41作目。何気なく書いているが、長編映画41作目という事実に驚きを禁じ得ない。作品は、1985年に劇場版6作目として公開された「映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」をリメイクしたもの。今回、新キャラクターが加わったりもしているが、内容に大きな変更点はなく、作り手たちが子どもたちに伝えたいメッセージの普遍性にも驚かされる。大人が鑑賞しても十分に楽しめる作品といってよいだろう。

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大塚史貴

5.0これまでの映画ドラえもん史上、かなり出来が良く、まさに「いま見ておきたい作品」でもある。

2022年3月4日
PCから投稿

まず本作は1985年3月に公開された名作「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」のリメイク作品なのでベースの物語が良く出来ています。
しかも、作画も最高峰に凝っていて、冒頭の「ミニチュアによる特撮シーン」からセンスが良いです。出木杉君が行う爆発シーンの撮り方など、まさに特撮そのもので、いろんな発見があると思います。
ちなみに、この「ミニチュアによる特撮シーン」は「STAND BY ME ドラえもん」の白組とのコラボで実際にミニチュアを作っていて、それを2Dアニメーションに上手く合成させる手法を取っています。
物語自体も1985年版の「ドラえもん のび太の宇宙小戦争」を進化させていますし、最後まで安定して面白く、良い作品になっていると感じました。
強いてダメ出しをすると、中盤に流れる曲が私には少しピンときませんでした。何かを流すのであれば1985年版の武田鉄矢の「少年期」を使っていたら、より良かったと思いました。
また、ゲスト声優の関係なのか、一人だけ声のトーンが違うようなシーンがあったりもしましたが、この辺りはご愛嬌という感じでそれほど気にはなりませんでした。
テーマ曲のOfficial髭男dism「Universe」も良かったですし、今年は全体的に出来の良い当たり作品でした。
本作はピリカ星という惑星での物語でしたが、現在の世相とも一致し、いま見ておきたい作品にもなっていると思います。

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細野真宏

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