古典名作がずらり!ダルデンヌ兄弟が選ぶ「20世紀の名作映画79本」
2017年8月12日 10:00
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[映画.com ニュース] カンヌ国際映画祭で2度のパルムドール受賞を誇る、ベルギーの名匠ジャン=ピエール・ダルデンヌとリュック・ダルデンヌの兄弟監督が、自分たちが理想とし、多大な影響を受けた20世紀の映画を79本選出した。
世界中の現役監督たちの協力のもと、20世紀の名作映画を紹介するフランスの組織「La Cinetek」のサイトに掲載されたもの。今回のリストでは、ダルデンヌ兄弟のリアリズムに徹した社会派な作風を示すように、イタリアのネオレアリズモを代表するロベルト・ロッセリーニ監督や、プロの俳優による演技を嫌い、一般人を起用し続けたフランスの巨匠ロベール・ブレッソンの名前が目を引く。
日本映画では10本が選出。溝口健二監督の「赤線地帯」「山椒大夫」「西鶴一代女」、大島渚監督の「青春残酷物語」「少年」、黒澤明監督「天国と地獄」「赤ひげ」「生きる(1952)」、小津安二郎監督の「お茶漬の味」「父ありき」と名匠の作品がずらり。また、ドキュメンタリー出身の監督らしく、オランダ出身のドキュメンタリー作家で写真家のヨハン・ファン・デル・クーケン監督や、ホロコーストの全容を追求した約9時間半の大作「SHOAH ショア」で知られるクロード・ランズマン監督のドキュメンタリー映画がピックアップされた。
ダルデンヌ兄弟選出の20世紀の名作映画79本は以下の通り(原文順)。
「悪魔の陽の下に」モーリス・ピアラ監督
「Passe ton bac d'abord...(英題:Graduate First)」モーリス・ピアラ監督
「Loulou(原題)」モーリス・ピアラ監督
「こわれゆく女」ジョン・カサベテス監督
「オープニング・ナイト」ジョン・カサベテス監督
「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」ジョン・カサベテス監督
「少女ムシェット」ロベール・ブレッソン監督
「バルタザールどこへ行く」ロベール・ブレッソン監督
「抵抗(レジスタンス) 死刑囚の手記より」ロベール・ブレッソン監督
「戦火のかなた」ロベルト・ロッセリーニ監督
「アモーレ」ロベルト・ロッセリーニ監督
「ドイツ零年」ロベルト・ロッセリーニ監督
「ヨーロッパ一九五一年」ロベルト・ロッセリーニ監督
「ストロンボリ」ロベルト・ロッセリーニ監督
「神の道化師 フランチェスコ」ロベルト・ロッセリーニ監督
「イタリア旅行」ロベルト・ロッセリーニ監督
「アッカトーネ」ピエル・パオロ・パゾリーニ監督
「ロゴパグ」ロベルト・ロッセリーニ監督、ジャン=リュック・ゴダール監督、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督、ウーゴ・グレゴレッティ監督
「奇跡の丘」ピエル・パオロ・パゾリーニ監督
「Vakantie van de filmer(英題:The Filmmaker's Holiday)ヨハン・ファン・デル・クーケン監督
「De platte jungle(英題:The Flat Jungle)ヨハン・ファン・デル・クーケン監督
「赤線地帯」溝口健二監督
「山椒大夫」溝口健二監督
「青春残酷物語」大島渚監督
「少年」大島渚監督
「天国と地獄」黒澤明監督
「赤ひげ」黒澤明監督
「生きる(1952)」黒澤明監督
「都会を動かす手」(日本劇場未公開)フランチェスコ・ロージ監督
「翼に賭ける命」ダグラス・サーク監督
「ソビブル、1943年10月14日午後4時」クロード・ランズマン監督
「5時から7時までのクレオ」アニエス・バルダ監督
「父 パードレ・パドローネ」パオロ・タビアーニ&ビットリオ・タビアーニ監督
「お茶漬の味」小津安二郎監督
「父ありき」小津安二郎監督
「道(1954)」フェデリコ・フェリーニ監督
「カビリアの夜」フェデリコ・フェリーニ監督
「デカローグ」クシシュトフ・キエシロフスキー監督
「そして人生はつづく」アッバス・キアロスタミ監督
「友だちのうちはどこ?」アッバス・キアロスタミ監督
「ビバ!ロンドン! ハイ・ホープス キングス・クロスの気楽な人々」(日本劇場未公開)マイク・リー監督
「リフ・ラフ」ケン・ローチ監督
「Northern Lights(原題)」ジョン・ハンソン監督、ロブ・ニルソン監督
「Naked Hearts」エドゥアール・ランツ監督
「突然の訪問者」(日本劇場未公開)エリア・カザン監督
「ワンダ」バーバラ・ローデン監督
「サンライズ」F・W・ムルナウ監督
「M(1931)」フリッツ・ラング監督
「キッド(1921)」チャールズ・チャップリン監督
「モダン・タイムス」チャールズ・チャップリン監督
「西鶴一代女」溝口健二監督
「Herman Slobbe/Blind Child 2(原題)」ヨハン・ファン・デル・クーケン監督
「野性の少年」フランソワ・トリュフォー監督
「大人は判ってくれない」フランソワ・トリュフォー監督
「親愛なる日記」ナンニ・モレッティ監督
「浮き雲」アキ・カウリスマキ監督
「L'enfance nue(英題:Naked Childhood)」モーリス・ピアラ監督
「オリーブの林をぬけて」アッバス・キアロスタミ監督
「バンド・ワゴン(1953)」ビンセント・ミネリ監督
「素晴らしき哉、人生!」フランク・キャプラ監督
「タクシードライバー」マーティン・スコセッシ監督
「SHOAH ショア」クロード・ランズマン監督
「肉屋」(日本劇場未公開)クロード・シャブロル監督
「鉄腕ジム」ラオール・ウォルシュ監督
「キートンの大学生」バスター・キートン監督、ジェームズ・W・ホーン監督
「不良少女モニカ」イングマール・ベルイマン監督
「女はそれを待っている」イングマール・ベルイマン監督
「インテリア」ウッディ・アレン監督
「ウディ・アレンの重罪と軽罪」ウッディ・アレン監督
「大地のうた」サタジット・レイ監督
「My Childhood(原題)」ビル・ダグラス監督
「Ce gamin, la(原題)」ルノー・ビクトール監督
「疑惑の影」アルフレッド・ヒッチコック監督
「ケス」ケン・ローチ監督
「レイニング・ストーンズ」ケン・ローチ監督
「僕の村は戦場だった」アンドレイ・タルコフスキー監督
「無防備都市」ロベルト・ロッセリーニ監督
「ララミーから来た男」アンソニー・マン監督
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