バンド・ワゴン(1953)

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解説

「巴里のアメリカ人」のコンビ、製作アーサー・フリード、監督 ヴィンセント・ミネリの手になるテクニカラーのミュージカル1953年作品である。主演は「イースター・パレード」のフレッド・アステアと「雨に唄えば」のシッド・シャリッシという新チーム。オリジナル・シナリオは「雨に唄えば」のライター・チーム、ベティ・カムデン=アドルフ・グリーンの共作で、音楽監督は、「ショウ・ボート(1951)」のアドルフ・ドイッチェ、撮影は「彼女は2挺拳銃」のハリイ・ジャクスンの担当。歌曲はハワード・ディーツ作詞、アーサー・シュワルツ作曲で、ミュージカル場面の振付にはマイケル・キッドがあたった。アステア、チャリッシをめぐって、オスカー・レヴァント(「巴里のアメリカ人」)、ブロードウェイのミュージカル・スタア、ナネット・ファブレイ、ジャック・ブキャナンらが助演。

1953年製作/112分/アメリカ
原題:The Band Wagon
配給:MGM映画会社

ストーリー

ダンス映画でその名を謳われたトニイ・ハンター(フレッド・アステア )も、いまや自分の人気が下り坂になったことを悟らねばならなかった。そこへブロードウェイ時代からの親友レスター(オスカー・レヴァント)とリリー(ナネット・ファブレイ)のマートン夫妻が、とくにトニイのためにミュージカル・コメディを書きあげたからといって、しきりに誘いをかけて来た。トニイは舞台に自信がもてずためらったが、やはりニュー・ヨークへ行く決心をした。マートン夫妻の新作は、「バンド・ワゴン」といったが、かれらの売り込みに乗って来たのは、高尚な芸術を目指すジェフリイ・コードヴァ(ジャック・ブキャナン)という男で、彼は「バンド・ワゴン」を「ファウスト」の近代的音楽劇化に折込もうとした。これを知ってトニイやマートン夫妻はがっかりしたが、ジェフリイが説得上手のうえに金蔓もにぎっているので、彼のアイディアをそのまま受け入れることにした。ジェフリイはトニイの相手役に意表をついてクラシック・バレエの新星ガブリエル“ギャビイ”・ジェラード(シド・チャリシー)を選んだ。トニイとギャビイは新しい仕事への不安で、初めから喧嘩をしたが、ある夜、2人だけで語り合い、お互いの誤解やわだかまりもすっかり解けた。いよいよ芸術的「バンド・ワゴン」はニュー・ヘヴンで幕をあけたが、ジェフリイのあまりにも現代ばなれしたアイディアのため、興行は惨々な失敗に終った。だがトニイやマートン夫妻は自分たちの「バンド・ワゴン」をあきらめなかった。トニイは今度の失敗はジェフリイが楽しさを盛り込むことを忘れたためだと考え、踊りや歌に明るく楽しい創意を加えたショウに作りあげた。そして公演のために、トニイは自分の秘蔵の絵画をみんな売り払った。自分の非をみとめたジェフリイもこの新しいショウに参加することになった。トニイたちはニューヨーク公演に大事をとって、まず地方都市を打って回った。この巡業中、トニイのビャビイを愛する気持ちは次第につのっていったが、彼はこれを自分の胸一つにおさめ、淋しくあきらめていた。しかし、ギャビイも心秘かにトニイを愛していたのだ。ブロードウェイの披露公演は大成功だった。そのお祝いのパーティで、ギャビイはトニイに愛を打ち明け、トニイの喜びは絶頂に達した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第26回 アカデミー賞(1954年)

ノミネート

脚本賞 ベティ・コムデン アドルフ・グリーン
作曲賞(ミュージカル) アドルフ・ドイッチ
衣装デザイン賞(カラー)
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映画レビュー

4.0ザッツ・エンターテインメント

2021年3月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アステアのお相手はクールビューティのシド・チャリシー。
大ベテランのアステアはハリウッドから忘れられつつあった。
そんな時、ブロードウェイから話があり、舞台を作り上げていく。
”三つ子”は何回観ても本当に楽しい。
ザッツ・エンターテインメント!!

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いやよセブン

3.5ミュージカルのメーキングシネミュージカル

SpicaMさん
2021年2月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ミュージカルの舞台興行にまつわるてんやわんやを描いた楽しい映画。
主演女優さんが長身で手足が長く、バレエベースの踊りがダイナミックかつ優雅。
フレッド・アステアが50代とは思えない、軽快な身のこなしで人気があったのも頷ける。
主人公のキャラクターが良いし、芝居部分とミュージカルの割合がちょうどよかった。

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SpicaM

3.5まずは毎日靴ピカピカにするか

2021年1月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

考えたらフレッド・アステアの本格ミュージカルは初見かも。何せ初めてお目にかかったのが「タワーリングインフェルノ」だったもんで……。結構自虐的な場面も多いが良く出演OKしたなぁ。ジーン・ケリーとはまた違う上品な踊りがまた良い。個人的には冒頭の靴磨きとの絡みがもっとも心躍らされた。落ち込んでないでまずは靴でも磨こうよ、そうすれば運も向いてくる、といった感じがまさに心のビタミンになる。後半はレビューショー化し冗長な気もしたが、アステアの小綺麗なスタイルと楽観的マイペースさを今後の生き方の指針とさせていただこう。

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あっきー

2.0舞台裏ミュージカル

odeonzaさん
2019年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza
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