インテリア

劇場公開日

11%
66%
14%
6%
3%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

ニューヨークの山の手、ロングアイランドを舞台に、三姉妹の心理の葛藤を中心に、はた目には裕福なファミリーが、崩壊してゆく様を描く。製作総指揮はロバート・グリーンハット、製作はチャールズ・H・ジョフィ、監督・脚本はウディ・アレン、撮影はゴードン・ウィリス、編集はラルフ・ローゼンブラム、製作デザインはメル・ボーンが各々担当。出演はクリスティン・グリフィス、メアリー・ベス・ハート、リチャード・ジョーダン、ダイアン・キートン、E・G・マーシャル、ジェラルディン・ペイジ、モーリン・スティプルトン、サム・ウォーターストンなど。

1978年製作/アメリカ
原題:Interiors
配給:ユナイト映画

ストーリー

ロングアイランドの海岸ぞいに見るからにモダンな白い家をかまえた富裕な実業家アーサー(E・G・マーシャル)は、高名なインテリア・デザイナーである妻イブ(ジェラルディン・ペイジ)とは結婚30年をむかえ、3人の美しい娘たちは、それぞれ巣立っていた。長女のレナータ(ダイアン・キートン)は、売れっ子の女流詩人だったが、売れない作家の夫、フレデリック(リチャード・ジョーダン)との間はうまくいっていない。次女のジョーイ(メアリー・ベス・ハード)も作家で、姉レナータにライバル意識をもっており、映画作家の夫、マイク(サム・ウォーターストン)と都心に住んでいた。三女フリン(クリスティン・グリフィス)は恵まれた容貌と肢体を生かしてTV女優として活躍していた。ある日、イブ、レナータ、ジョーイらの前で、アーサーが、イブと別居したい、というショッキングな告白をする。自分なりの美意識と創造力で家庭を支配してきた妻の生き方には耐えられなくなった、というのだ。やがて、イブは1人ひっそりと家を出ていった。母に対し、細やかな心づかいを示す娘たちだったが、イブの気持ちは滅入るばかりで、遂に、彼女はガス自殺を企った。一命はとりとめたが、イブにとっては傷心の日々が続いた。一方、アーサーは、レナータの家で開かれたパーティに、さっそくパール(モーリン・スティプルトン)という新しい女を連れて来た。間もなく、アーサーが、イブに正式離婚を申したて、パールと結婚した。父の願いを入れて結婚式に列席した3人の娘たちは、式後の空虚なパーティで複雑な心境を穏すことはできなかった。その夜、イブが一同の寝静まったロングアイランドの家にそっとやってきて、みなの知らぬ間に、憑かれたように荒れた海へ入っていってしまった。ジョーイが、気がついて救出するが、もはやその時は遅かった。葬式の朝、三姉妹は哀しみをこらえながらも、思いをこめて海を見つめるのだった。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第36回 ゴールデングローブ賞(1979年)

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) ジェラルディン・ペイジ
最優秀助演女優賞 モーリン・ステイプルトン
最優秀監督賞 ウッディ・アレン
最優秀脚本賞 ウッディ・アレン
詳細情報を表示

U-NEXTで関連作を観る

映画見放題作品数 NO.1(※)! まずは31日無料トライアル

※GEM Partners調べ/2021年10月|Powered By U-NEXT

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

3.5ベルイマン風のシリアスドラマに観るウディ・アレンの演劇のアレンジメント様式

Gustavさん
2022年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「アニー・ホール」でアカデミー賞を受賞してから、ウディ・アレンのアメリカ映画に於ける存在がクローズアップされた。その話題作を観ていないから比較はできないが、今度のこの「インテリア」では、ベルイマン風のシリアスドラマを演出したという事で非常に関心を覚えた。喜劇人アレンの才能の中に冷静な洞察力があるのは当然として、もとより創作の難しさはトラジェディーよりコメディが上回る。上質のコメディを創作する才覚があれば、シリアスな表現は容易いであろう。

上流階級の家族の崩壊を題材に、三姉妹の其々の感性を表現し構成したところは、確かにベルイマンの「叫びとささやきに」に類似している。精神的に追い詰められた女性たちの悩み苦しむ姿とその生活描写は、観る者を釘付けにして離さない。その真剣な制作姿勢は、ベルイマンをお手本にした演出タッチであった。しかし、この作品が追求したテーマは、あるべき形式に拘った家族の生活様式からの人間性の解放ではないか、と感じた。生きて行くことの欲望が溢れている。そこが如何にもアメリカ映画らしいし、北欧の冷たく、達観した人間の苦しみに凝縮されたベルイマンの怖さや厳しさとは違っていた。
実業家として成功を収めたアーサーは、私生活の演出家の妻でデザイナーのイヴの隙の無いインテリア空間から巣立ちたいと要求する。それまで完璧なまでに夫を操縦し、娘三人の育児から教育まで完成させてきたイヴの、それだけにショックな動揺からの喪失感が、この物語の中心となっている。この亀裂によって作家となった娘上二人の対立が顕在化し、テレビ女優の成功を得た末娘の援助も功を奏しない。遂にアーサーが新しいパートナーのパールを連れて来て、教養と潔癖の見事なインテリアを創作してきたイヴは、プライドから女性としての生き甲斐まで否定されたようで精神的に病んでいく。

アレンの演出は、各演技人の特性を巧みに捉えて、簡潔な構図にまとめ上げている。ただし、物語の流れからカメラワークまで創作の意図が前面に出てしまい、感心して映像を見詰めても感動は薄い。そんな中で一番の見所は、ベテラン女優の演技の巧さであった。イヴの棄てられる妻の心理的な恐怖と苛立ちを具現化したジュラルディン・ペイジには、驚き感服する。「白い肌の異常な夜」の怖い女性のイメージの、単にキャリアを積んだ女優さんと気にも留めていなかったが、この演技で考えを改めた。手で眉間を摩る仕草が印象的である。生きることに前向きで人生を謳歌するパールのモーリン・ステイプルトンの抑制の効いた演技は、流石に素晴らしい。「大空港」で大好きになった女優さん、期待を裏切らない。E・G・マーシャルとダイアン・キートン含め、映画以上に演劇の楽しみ方が上回る。それでもアレンの演出で特筆しなくてはいけないのは、録音のリアリティ効果。ダイアン・キートンが髪を梳かす音、イヴが部屋の隙間にテープを貼る音、教会のキャンドルが壊れる音など、日常にある生活の音を丁寧に拾い、映像の表現力と並列に使われていた。

  1979年 4月17日  ニュー東宝シネマ2

ジュラルディン・ペイジに関しては、後にジェームズ・ディーンと交友関係があったと知る。リー・ストラスバーグのアクターズ・スタジオでは、最古参の演技派女優であったようだ。私個人の勉強不足で認識が甘かった。若い時期に作品に恵まれていたなら、複数回オスカーを受賞していて不思議ではない。それくらいの女優さんですね。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
Gustav

2.0昨日観たけどもう忘れた

越後屋さん
2022年3月14日
PCから投稿

とにかくつまらない。ほとんど覚えていない。
家族の日常のちょっとした問題がダラダラ続くだけ。
アニーホール、マンハッタン的な、合う人にしかわからない作品でしょう。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
越後屋

3.0眼鏡の彼女には4年後に「ガープの世界」で再び会えることに…

2021年8月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

公開当時に印象深かったので、
ウディ・アレン作品の中でも
最も再鑑賞したかった映画だったが、
現代と異なり、当時は簡単に再び観れる環境
はなく、今日まで延び延びになって
しまっていた作品だ。

「アニー・ホール」の次作品にしては
打って変わって重々しいテーマの映画で、
同じ監督の作品とは思えない位だ。
アレン作品の中でも心惹かれていたのは、
解説によるとベルイマン調を狙ったと
あったので、
少しベルイマンをかじった者として
共通性を感じたためだったかも知れない。

インテリアのプロとしては完璧でも
周りへの思い遣りも無く、
しかもその好みを押し付けられては
家族にとっては迷惑千万だが、
そんな権力的な振る舞いに家族はそれなりに
反抗するものの抗しきれず、
悶々としているのは
ヨーロッパの臭いや日本的な感じを受ける。
米国イズムだったら、
次女の強い叱咤が母の死の引き金になった
ものの、普段からもっと強い自己主張で
反抗しそうなものだ。
ウディ・アレンはどちらかというと
ヨーロッパ気質に近く、
それがヨーロッパを舞台にした名作が
後年に多い理由ではないかと
勝手な想像もしてしまう。

さて、この映画、
ウディ・アレンの中では好きな作品だが、
ラストシーンで
母が突然現れて入水するラストの唐突感と、
問題を全て母の気質に起因させたのは
少し底浅い印象を受ける。
ロバート・レッドフォード監督の
「普通の人々」もそんなイメージがあった
ことが思い出される。

また、「アニー・ホール」に続いて
この作品でも精神治療や薬物依存の場面が
出てきたが、彼の作品の中で
繰り返し描かないといけないほど、
日常的なことなのか、或いは徹底して
皮肉りたい事象なのか、私には謎のままだ。

ところで、この作品で心惹かれた次女役の
“メアリー・ベス・ハート”
だが、4年後により素敵なイメージで
「ガープの世界」で会えることになったのは
嬉しいばかりだった。
眼鏡を掛けた女優としては最初の
スクリーンの恋人だったかも知れない。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
KENZO一級建築士事務所

3.5誰が悪いわけでも

ミカさん
2020年6月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
ミカ
すべての映画レビューを見る(全8件)