野性の少年

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野性の少年
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解説

フランスを代表する名匠フランソワ・トリュフォーが、実在のフランス人医師ジャン・イタールが19世紀初頭に発表した「アヴェロンの野生児」の記録をもとにモノクロ映像で撮りあげたドラマ。18世紀末。フランス中部にあるアベロンの森で、獣のような生活をしていた人間の少年が発見された。言葉を発せず意思疎通が困難な少年はパリのろうあ研究所に送られ、酷い扱いを受ける。見かねたイタール博士は少年を自宅に引き取り、家政婦のゲラン夫人と協力しながら教育していく。トリュフォー監督が自らイタール博士に扮し、見捨てられた少年に教育と愛情を与える人物を演じた。

1969年製作/85分/フランス
原題:L'enfant sauvage
配給:KADOKAWA
日本初公開:1970年12月19日

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映画レビュー

4.0俳優トリュフォーがもたらす慈愛の深さ

2021年9月29日
PCから投稿

ヌーヴェルバーグを代表する映画監督トリュフォーが遺したこの秀作は、とある森で見つかった野性の少年と医師との関係性の物語である。生まれて間もなくなんらかの事情で捨てられ、言葉はおろか愛すら知らぬまま成長してきたこの少年。彼と対峙して忍耐強く教育を施そうとする医師をトリュフォー自身が演じているのだが、冷静でありながら慈愛に満ちた存在がなんとも胸をうつ。この演技に感銘を受けたスピルバーグが「未知との遭遇」にぜひ出演してほしいとオファーを出したのは有名な話。トリュフォーも「演技をするのではなく、私このままの状態でいいのであれば」という条件付きで承諾したという。どちらもコミュニケーションに関する物語であり、いかにして両者が関係性を築き上げるかにおいて、俳優トリュフォーは鍵であり、核であり、作品の精神ともいうべき存在感をなしている。52歳の若さで亡くなったトリュフォー。今年の10月で没後37年となる。

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牛津厚信

4.0トリュフォーの告白映画

Gustavさん
2020年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、TV地上波

「トリュフォーの思春期」を観れば、子供たちに注ぐ作家の視点がいかに愛情深く無垢であるか分かるだろう。デビュー作「大人は判ってくれない」でも、人形劇に夢中な子供たちのシーンが素晴らしかった。そんなトリュフォー監督の自作自演の「野性の少年」は地味な存在で、あまり話題にならない。自身の恵まれなかった子供時代への回顧と後悔、また幼少期に捧げる大人の責任など、”アヴェロンの野生児”を題材にその葛藤を自己表現している。トリュフォー監督の物静かな願いが込められ、18世紀末の時代色を出したモノクロ映像が普遍的なテーマとして浮かび上がる。アーサー・ペンの「奇跡の人」と併せて鑑賞したい映画。

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Gustav
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