オープニング・ナイト
劇場公開日:2023年6月25日
解説
自らの老いを自覚しはじめた有名舞台女優が、新作舞台の初日を迎えるまでの葛藤を描いた人間ドラマ。カサベテスの妻でもあるジーナ・ローランズがヒロインを演じ、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀女優賞)を受賞。
舞台女優として活躍するマートルは、自分の熱狂的ファンだという少女が車にはねられ即死する現場を目の当たりにしたことをきっかけに、精神のバランスを崩しはじめる。そしてついに新作舞台の初日の夜、開演までに戻るという言葉を残して行方をくらますが……。
カサベテスも出演し、自身の監督作の中でローランズと夫婦役で共演した唯一の作品でもある。
1977年製作/144分/アメリカ
原題:Opening Night
配給:ザジフィルムズ
日本初公開:1990年2月
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2021年5月22日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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「きみは女ではない。女優なんだ」というモーリス(カサヴェテス)の言葉。演出家のヴィクター(ギャザラ)も使っていた。
劇中劇が中心となり、マートルは少女の幻影のせいで上手く演技ができない。とうとう人前でも見るようになって、彼女を殺してしまうのだ!と言っても、幻影なので気がふれたとしか思えない。このナンシーの幻影がマートルと同じ服装、髪型をしているのも面白い。
クライマックスはマートルの劇中劇で、トラウマから立ち直ったかどうか・・・というもの。この劇のほうが映画よりも面白そう。なんだかコメディに変わってた・・・ラストの打ち上げではピーター・フォーク(カメオ)も登場する。
2021年5月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
ジーナ・ローランズの憑依された演技が、リアルにしか見えなくて、ジーナ・ローランズ本人とも重なり怖かった。老いの恐怖、美しさを失う恐怖で病んでしまう作品を沢山鑑賞しましたが、ジーナ・ローランズが一番リアル。俳優が精神的に病んでしまって、整形しまくったり、自死してしまったり、精神病になってしまうのが分かる気がした。そりゃあ、一般人より人に見られるので切実ですね。
2020年12月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
映画のオープニングは急に始まり、舞台のオープニングに強引に連れて行かれる
舞台の裏と表を行き交う役者の映像により、見てる私も舞台裏にいるかのような気分になり、緊張感がリアルでした。
ジーナ・ローランズの芝居は凄いです
さらに、カメラワークが絶妙で
お酒の酔いなのか、精神的な病みなのか、不安定さをダイレクトに感じることができました
劇場を出る時、少しめまいを感じちゃった
2020年5月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
どこまでアドリブ?って緊迫感がすごい。舞台人の愛憎が滲み出る。憎みながら愛する。ジーナ・ローランズは素晴らしい!