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映画「欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい」 欲しがり奈々ちゃん ひとくち、ちょうだい
劇場公開日 2021年10月2日
解説
「アルプススタンドのはしの方」や「性の劇薬」など幅広い作風で近年評価の高まる城定秀夫監督が手がけたオリジナルビデオ作品。小さなころから他人が食べているモノや持っているモノが素敵に見てしまう奈々。大人になったいまも相変わらずな彼女は、「真剣に誰かを大事にしている男性」がどうしても魅力的に見えてしまい……。オムニバス映画「21世紀の女の子」に参加したほか、綿矢りさ原作「ひらいて」でメガホンをとるなど活躍の場の広がる若手監督の首藤凜が脚本を担当。主演は「恋の墓」などに出演した架乃ゆら。本来はレンタルや配信を目的に制作されたエロス系のビデオ作品だったが、2020年6月に開催された特集上映「梅雨の城定祭り」で好評を得て、21年10月に劇場公開。
2021年製作/70分/日本
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
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2022年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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自宅で動画配信サービスを利用して視聴しました。
めちゃくちゃ正直に言えば、見る前は主演が架乃ゆらさんということで、セクシーなシーンが見れれば・・・、ぐらいの気持ちでした。ですが、鑑賞中は「こんなに長いベッドシーンいらないな」と思える位にはストーリーが面白かったです。
奈々のような考えの女性が近くにいたら、周りの女性はたまったもんじゃないでしょう。でも現実にもいそうですよね。奈々と関係を持つ店長も嘘をついていたわけですが、なぜかなんとなく憎めないです。また、時折現れる飯塚はいい形で一服させてくれるなと思いました。
昔の家族写真など低予算で合成もいいとこという感じですが、その低予算感もあるのか日常感が醸し出されていたように思います。
この監督の別の作品も見てみたくなりました。
2022年1月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ポレポレさん「梅雨の城定祭り」の2本目です。初お披露目ってことで期待して鑑賞です。
ラブストーリーなんですよねー。ピンク映画ですけど。ちゃんとラブストーリー。屈折してるけど(笑)人のものだから欲しくなっちゃうなんてやっぱ変則だよなぁラブストーリーかな。十分エロくてナイスなピンク映画なんですが、本気のスイッチが入る理由がよくわからんかったなぁ。まぁ性癖なので理由を求めるのはおかしいのですがね(笑)
ただ、理屈屋の僕としてはそこにドラマを求めちゃうんですよねぇ。そんな性癖(嗜好の方が良いのかな?)の奈々ちゃんの結末についても「なぜ?」があって。やっぱり納得感が少なかったかなぁ。
面白いコメディであることは確かなんですがね。
2021年12月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
小さな頃から他人が食べている物や持っている物が素敵に見てしまう奈々は、大人になっても相変わらずで、既婚者の男性と浮気をし体の関係を持ってしまっていた。そして既婚のバイト先の店長とも・・・てな話。
こんな子居るよなぁ、って観てた。
AV女優もやってる架乃ゆらが主人公の奈々役でセックスシーンもちゃんと胸出してやってた。
が、それくらいかなぁ。
それと、並木塔子は綺麗だった。
2021年12月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
それが監督の策略と言うか、狙いだと言えば、それまでですがw
架乃ゆらちゃんはセクシー女優。川上奈々美ちゃんと同じです。
でですよ。この2人の共通点が「カメラの前での自然なふるまい」。演技が上手いとか下手とか、そういう次元の話じゃ無く。いや、多分、下手に「演じようとしない事」が出来るって言うのか、ものすごく自然にしゃべるんですよ。
例えば、若手演技派の旗手と言えば、芳根京子ちゃんだったりしますが。彼女は、ちゃんと演技しますもん。もちろん成り切って演技するんだと思うんです。映画的には、そっちの方が物語として自然に見えるでしょうから。
架乃ゆらちゃん、最初は酷いですよ。ただの芋女優です。なんじゃこりゃ?って、正直思いました。ところがところが。最後の方なんか、気づけば、どえらく自然な表情と物語りにドンピシャな語感で、ものすごく自然に話してるんです。カメラの前で自分をさらけ出すと言う点では、セクシー女優さんには敵いまへんもんねぇ。ものすごく味があって良かったです。
物語りは、脱力ピンク・コメディからのホンワカ系ハッピー・エンドと言う、ある意味「未体験ゾーン」。店長と奈々ちゃんの関係の変化は、セックスシーンの赤裸々があってこその説得力。
なんか、これ好きやなぁ、マジでw
なんか、みんなだらしなくて。と言うか、人間臭くて。
脚本の首藤凛さんは、この後、山田杏奈さん主演で「ひらいて」を撮ってます。でね、思ったんですが。この映画、主演・山田杏奈で、ピンク極薄めにして、短編40分で撮り切ったら無茶苦茶オモロイのになぁ。とかね。
面白かった。かなり。
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