赤ひげ

ALLTIME BEST

劇場公開日

56%
36%
7%
1%
0%
採点

採点する

採点するにはログインが必要です。

新規会員登録

Check-inCheck-in機能とは?

Check-in機能を使うにはログインが必要です。

新規会員登録

0/120文字

(連携設定はこちら

解説

原作は山本周五郎の「赤ひげ診療譚」。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で医学を学んだ青年保本は、医師見習いとして小石川養生所に住み込む。養生所の貧乏臭さやひげを生やした無骨な所長赤ひげに反発する保本は、養生所の禁を犯して破門されることすら望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさに触れ、また彼を頼る貧乏人に黙々と治療を施すその姿に次第に心を動かされていった……。

1965年製作/185分/日本
配給:東宝

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第26回 ベネチア国際映画祭(1965年)

受賞

ボルピ杯(最優秀男優賞) 三船敏郎
詳細情報を表示

U-NEXTで関連作を観る

映画見放題作品数 NO.1(※)! まずは31日無料トライアル

※GEM Partners調べ/2021年10月|Powered By U-NEXT

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

5.0ヒューマニズムとエンタメの幸福な合体に成功した映画。

琥珀糖さん
2022年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

185分間、一瞬の緩みもない名作・・しかも面白い。
人間的で貧者や病人を心から思い遣る巨人・赤ひげ(三船敏朗)。
優しい男は強く。強くなければ信念は貫けない・・・兎にも角にも
「赤ひげが巨人なのだ。
江戸は小石川にある「小石川養生所」
今で言うNPOみたいな仕組みの医院。貧乏人は無料で入院・治療を施される。
その所長・新出が三船敏朗。
オランダ医学を学び幕府の御番医になるつもりが、「小石川養生所」行きを命じられて、
不平不満鬱積の保本登が加山雄三。

養生所の医師になどなるものか?と反抗に反抗を重ねる。
しかし登に降りかかる経験のないエピソード。
色情狂の美女(香川京子)
登は女の色香に惑わされ危うく簪で刺殺されそうになる。
赤ひげのお仕着せの作務衣を着るまでに、185分の映画の93分まで掛かるのだ(笑)

出張治療に赴いた娼家で12歳で必死に娼婦になるのを抗う少女おとよ(二木てるみ)に出会う。
おとよが登の最初の患者。
熱に浮かされ、心の痛手に傷つくおとよは人の親切を受け止めない。
登の優しさに心を許すとき、それは淡い思慕に変わるのだった。
二木てるみ、その時15歳。
黒澤明監督作品は女優のチカラを最大限まで引き出す。
二木てるみはその年のブルーリボン助演女優賞を16歳の最年少記録で受賞した。

粥を盗みにくる長坊(頭師義孝・・10歳の名演技も映画史に残る)
貧しく病む市井の人々に寄り添って、怒り闘う赤ひげ。
赤ひげの武勇にも驚く。
娼家の用心棒10数人相手に素手で応戦する赤ひげ。
手や脚をへし折る音が激しく鳴る。
悪人をやっつける痛快・・・赤ひげは武勇伝でもヒケを取らないヒーローなのだ。

三船敏朗45歳。加山雄三28歳。
加山の陰影ある名演技も黒澤監督は最大限に引き出した。

ペネチア映画祭・金獅子賞受賞。
三船敏朗は主演男優賞受賞。
興行的にも大ヒットしてその年の興行収入ランキング1位。

肩が凝らなきいのに、満足度100%でした。

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 0 件)
琥珀糖

4.5「医は仁術」だけじゃない!ところが流石!!

2021年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

時は江戸時代、幕府が運営する医療機関「小石川養生所」が舞台。
ここは幕府がお金を出して貧しい民衆の病を診療してくれる
有難い場所だけど、今も昔も公的施設はお金が足りない。

そんな養生所の支柱である「赤ひげ先生」は良い人だけでは無い。
時には暴力、時には脅し、時にはぼったくり!(笑)
医は仁術だけでなく、算術もちゃんと成り立たせてる。
そういうシーンがあるから観ていて空々しくなくて気持ち良い!
人間らしい!!

山本周五郎の原作短編を幾つか組み合わせて
1本の脚本になってますが、
そのエピソードの1つ1つを演じる役者さんたちが
まあ~~真に迫っていて、ゾワゾワします。

豪商の美しい娘ながら完全に心を病んでいる女。
親と非道な夫の板挟みになって人の道を
踏み外してしまった貧しい母親。
過酷な環境過ぎて完全に他人に心を閉ざす少女。

もう役者さんの目力と変貌が凄まじい!

今の役者さんも唸るほど上手い人は沢山いるんだけど
この時代の映画を観ると、過酷な現実を生きる人々の
強さと逞しさと悲しさが画面からあふれ出してくる。
モノクロならではの迫力も感じます。

個々の人々のどうにもならない悲惨な状況を描きながらも
どこか爽やかで、ラストに救いがあるのが
やっぱり流石、黒澤!、流石、三船!
「赤ひげ先生」の人間的な大らかさと優しさが
観る者を春の日差しの中に導いてくれる。
ついでに若き日の加山雄三も頑張ってます。

良い映画です。ぜひ映画館で!!

で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては

「午前十時の映画祭」にて鑑賞の黒澤映画9本目。
名作と名高い本作を鑑賞してみて
先日レビューを書いた「隠し砦の三悪人」とか
「椿三十郎」や「用心棒」と言った
完全に娯楽に振り切った作品とはちょっと違うけど
観ていて後味が良い!
また、昭和中期の名優たちがワンポイントで総出演していて
それを発見するのも楽しい。

笠智衆、田中絹江、志村喬、杉村春子、東野英治郎 etc

しかしこの映画1965年の作品なんだよね。
最初に出てくる利己的な若い医者が侮蔑を込めて
ここには貧乏人の匂いが立ち込めていると揶揄します。
「赤ひげ先生」は幕府への義憤を込めて言います。
「病人は貧困と無知からだ!!」

コロナ禍の今と何も変わらない現実に愕然とする。

ぜひ、ぜひ、映画館で!!

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 3 件)
星のナターシャnova

4.0泣いた、30年ぶりに見た

2021年10月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

30年ぶりにみた

学生だったあの時はわからなかった

素晴らしい、黒澤ベスト。

不覚にも泣いた

コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 1 件)
昔から映画好き

4.0人間の悲しさと醜悪と美しさ

アキ爺さん
2021年10月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 0 件)
共感した! (共感した人 11 件)
アキ爺
すべての映画レビューを見る(全42件)
関連DVD・ブルーレイ情報をもっと見る