赤線地帯

ALLTIME BEST

劇場公開日:1956年3月18日

解説・あらすじ

売春防止法施行直前の吉原を舞台に女たちの生き様を描き、巨匠・溝口健二の遺作となった傑作群像劇。芝木好子の短編小説「洲崎の女」を物語の一部に取り入れ、「新・平家物語」の成沢昌茂が脚本を手がけた。国会で売春防止法案が審議されている頃、吉原にある特殊飲食店「夢の里」には、それぞれの事情から身体を売る女たちの姿があった。普通の主婦に憧れるより江は客と結婚するが、夫婦生活が破綻し店に戻ってくる。ひとり息子のために働くゆめ子は、息子に自分の仕事を否定され発狂してしまう。客を騙して金を貯めているやすみは、自分に貢ぐため横領した客に殺されそうになる。

1956年製作/85分/日本
配給:大映
劇場公開日:1956年3月18日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.5 吉原の夢

2024年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

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まぬままおま

4.0 最後まで女のための映画を作った溝口監督

2026年9月3日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

溝口監督の遺作;宮川一夫のカメラで美術監督は水谷浩。吉原の「夢の里」、すごい名前の店だ。

借金だらけでも収入が少しでもあって仲間が居て働けるだけずっとマシ、タダ働きの労働力としか女を見ていない男なんかと結婚した女は出戻った。神戸から来たミッキー(京マチ子)は父親の女遊びにどれだけ母が苦しみ辛い思いをしたのか絶対に忘れない。そんな父親が世間体を気にするなんて!ミッキーは明るく強く魅力的だがやけのやんぱちだ。赤ちゃんの子どもがいて無職の夫は病にかかっているハナエ(木暮実千代)は「夢の里」に通いで働き一家を支えている。メガネをかけた木暮実千代、「雪夫人絵図」の雪夫人と同一人物に全く見えない。なにより驚いたのはゆめ子を演じた三益愛子。息子を健康な青年にまで育てたのに息子から自分の仕事を恥と言われ関係を絶たれる。自慢の息子との一緒の生活を夢見ていたゆめ子は狂う。

父親といい、夫といい、息子といい、自分は独り身だと嘘をつく客といい、情けない。「夢の里」の主人(進藤英太郎)だって売春防止法を迷惑がり、社会や政治ができないことを私たちは行っているのだと女達の前で偉そうに何度も演説する、女から搾取しているくせに。そりゃ、働く術のない女達にとってはありがたい場所かも知れないが、借金にがんじがらめにされている立場で足抜けなんて夢のまた夢。やすみ(若尾文子)が独立できたのは、一番の売れっ子の美貌で客を騙し嘘をつき金を貯めるがめつさと世渡り上手の才能があったからだ。そのやすみが働き手として居なくなったら、何のかんのと理由を言ってまだ「幼い」下働きの女の子を白塗りしておべべを着せて店に出す主人の妻(沢村貞子)。店の前に立ち見よう見まねで手を泳がして客引きする女の子の姿は、泣くに泣けないラストシーンだった。

売春防止法が公布され法律として全面施行されるまで何度も「流産」したというのは知らなかった。その法律では買う側は罰せられない。それについて今、議論されている。女としては自分の体を自分の責任で売って罰せられるのは合点がいかない。問題は彼女達が常に搾取されていることだ。そういう仕事で生きて行かざるを得ない環境に女性を追い込むのは誰だ?笑える箇所もあったしひとりひとりの背景を丁寧に描いていて素晴らしい映画、でも見ていてとてもつらかった。

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talisman

2.0 売春防止法が国会で成立する直前の吉原

2025年6月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

売春防止法が国会で成立する直前の吉原の売春宿が舞台です。

若尾文子さんは、当時はまだ23歳でありながら、男を手玉にとる守銭奴の売れっ子売春婦を演じています。
若尾さんを含めて、様々な事情で身体を売る6人の売春婦の姿を描いていて、中々興味深い物語。
お話しとしては飽きないで最後まで観ることができるけれど、私はそれほど面白い映画だとは思わなかったです。

溝口健二監督の遺作となった映画だそうです。

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ねこたま

4.0 映画終活シリーズ

2025年4月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

1956年度作品
溝口健二監督、京マチ子・若尾文子主演作品
溝口作品であり、コミカルで楽しい
若尾文子もう一本観よか

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あきちゃん