映画ドラえもん のび太の恐竜

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劇場公開日:

解説

国民的人気アニメ「ドラえもん」の劇場長編アニメ第1作。ジャイアンとスネ夫に「恐竜まるごと1匹分の化石を見つける」と宣言してしまったのび太は、苦労の末についに恐竜の卵の化石を発見し、ドラえもんの道具を使って孵化させることに成功。誕生したフタバスズキリュウの子どもに「ピー助」と名付けて育て始めるが、成長するにつれて現代での飼育が難しくなり、タイムマシンで白亜紀の世界へ返すことに。しかしタイムマシンの故障により、ピー助を本来の生息地である日本近海から遠く離れた北米大陸に置いてきてしまったことが判明する。ピー助を故郷に返すため再び白亜紀にやって来たのび太たちは、ピー助を奪おうとする恐竜ハンターの魔の手を逃れながら、目的地を目指して旅を続けるが……。2006年には「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」としてリメイクもされた。

1980年製作/93分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1980年3月15日

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映画レビュー

4.0すべては庇護のもと…

2024年10月21日
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記念すべき劇場版ドラえもん第1作。卵の化石から生まれたピー助とのび太の友情と別れを描いた普遍的作品だ。

現代編ではピー助の成長を丁寧に描いておきながら、白亜紀にタイムスリップした際には容赦なくスモールライトを照射してミニサイズに戻しまくっているのが笑える。

ドラえもん一行の大陸横断サバイバル旅行はやはり心くすぐられる。特にキャンピングカプセルと桃太郎印のきびだんごを活用するシーンが良い。こういう空想性と実利性が半々くらいのひみつ道具が一番画面映えする。

それはそうと本作が奇妙なのはドラえもん一行の行動が実のところ大人の監視下にあったというリアリズムだ。現代世界でのび太が周囲にバレないようにピー助を育てていたときも、過去世界で生死を賭けた冒険を繰り広げていたときも、常に彼らを恐竜ハンターが監視していた。

一行がプテラノドンに襲われ絶体絶命のピンチに陥った際、プテラノドンを撃墜してくれたのは恐竜ハンターたちだった。それがのび太からピー助を奪うための交渉の糸口だということはわかるものの、敵に助けられてしまうというのはなんとも苦々しい。

ラストも未来からやってきたタイムパトロールの助力を得る形で恐竜ハンターたちを追い詰めた。いやあ、ど徹頭徹尾大人の影がちらつき続ける映画だったな…

以後の作品ではドラえもん一行がガチのマジで世界の命運を握らされることが多く、観ている側としても過度にハラハラしてしまう。俺がまだ幼い子供であればむしろワクワクしただろうけど、今や同級生たちがチラホラ子供を持ち始めている世代の人間としては、ワクワクよりも心配が勝ってしまう。

こういう「大人が常に周りにいる」という作品のほうが心理的負担は少ないな…というのが正直なところだ。

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因果

追悼・大山のぶ代さん

2024年10月11日
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本当に今年はアニメ業界にとって厄年かってくらい、アニメレジェンドたちの訃報が続く。
『ドラゴンボール』鳥山明さん、まる子=TARAKOさん、峰不二子=増山江威子さん、のび太=小原乃梨子さん、草薙素子=田中敦子さん…。
そして遂に、この日が来てしまった…。
これだけは最も聞きたくなかった訃報だった。
人の命には限りがある。それは当然分かっていても、でもやっぱり…。

大山のぶ代さん死去。

言わずと知れた僕たちのドラえもん。
今のドラえもんの声も好きだが(声優交代して来年で20年。未だに違和感あるという声を聞くとがっかりしてくる)、やはりこの声で育ってきた。
優しく、温かく、時に厳しく、のび太や僕たちを見守ってくれた。
ドラえもん以外にもたくさんのアニメに携わり、女優としても活躍し、料理得意は有名。マルチな才能。
でもやはり、ドラえもん! 一世一代の当たり役、いや、一心同体!
それにしても、のび太とドラえもんが同じ年に逝ってしまうとは…。
ジャイアン=たてかべ和也さんもスネ夫=肝付兼太さんもすでに亡くなり、メイン5人で只一人残ったしずか=野村道子さんの心中を思うと…。
今、ドラえもんのあの声を聞くだけで堪らなく目頭が熱くなってくる…。

訃報が流れ、追悼コメントと共に数々の逸話も改めて。
当初は声にコンプレックスがあったという大山さん。『ドラえもん』アフレコ初日。アフレコ終え藤子先生から、「ドラえもんってこういう声だったんですね」。それが励みと支えに。実は“3代目”。大山ドラ誕生の瞬間。
代名詞的台詞「こんにちは。ぼく、ドラえもんです」。台本上では「お前がのび太か」と乱暴な台詞だったらしいが、子守りロボットがそんな乱暴な物言いしないと、急遽のアドリブ。名台詞が誕生した瞬間。
小原さん、野村さん、たてかべさん、肝付さんとは仕事仲間ではなく、盟友。特に“女子3人”でよく旅行や温泉に行ったという。
アフレコはいつも和気あいあい。笑いながら、泣きながら、毎週登場するひみつ道具に「こんなのあったら便利よね~」と言いながら。
私が好きな大山エピソード。ゴミをポイ捨てした不良に注意したら、「分かったよ、ドラえもん」と言う事聞いてくれたという。大山さんもとても嬉しかったとか。
確かにあの声で何か言われたら、そりゃ聞いちゃうな。だよ、のび太くん!

1997年、藤子先生が亡くなった時に『ドラえもん』終了を覚悟したという。
が、意志を継いで続いたが、高齢化を理由に2005年にメイン5人揃って勇退。26年演じ続けた。
この時の事ははっきり覚えている。新聞などでも一面で報じられた。
驚きだった。ドラえもん=大山さんはずっとだと思ってたから。
でも確かに、継続していてある日突然より…。まだ元気な内に感謝と別れを告げ、後継者に譲る。それも立派な花道だ。
新たなドラえもんとなった水田わさび。交代時は色々言われただろう。今も。
大山さんがエール。「わさびちゃんなら大丈夫」。かつて自分が藤子先生にエールを贈られたように。

交代後も声優やタレント活動は続けていたが、晩年は受難続く。
病気。夫・砂川啓介さんとの死別。
認知症。症状が軽い日もあれば重い日もあり、重い日は自分がドラえもんだった事を忘れるほどだったという。
これはショッキングだった…。僕たちを笑顔にさせてくれたドラえもんが!

本当に本当に、ただショックという言葉しか思い付かない。
それくらい、身体に染み付いている声だった。
私にとって、アニメ声優の筆頭は大山さんだった。
目を閉じても、耳を澄ましても、あの声が聞こえる。

ふふふ。
タケコプター! どこでもドアー!
ギャー!ネズミー!
ぼく、知~らない。
大丈夫だよ、のび太くん。
こんにちは。ぼく、ドラえもんです。

あなたがドラえもんでした。

(大山さんへの感謝と追悼に居ても立ってもいられず、この場を借りての追悼コメントとさせて頂きました。ちなみに『のび太の恐竜』は子供の時から何度も何度も何度も全てのシーンを覚えているくらい見ており、記念すべき第1作にして映画ドラえもんの礎。採点は4)

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近大

3.0ドラえもん映画といったら

2024年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ピー助が出てくるこの映画のイメージがあります。
久しぶりに鑑賞したけどやっぱり良い話だしのび太が自分で進んで調べたりピー助の面倒をみてるのが印象的。

そして映画のジャイアンは安定でいいやつですね〜

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eigaaaaa32

4.0これぞドラえもん

2024年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

萌える

まさに昔のドラえもんらしく笑えるところがあり、途中の挿入曲も多くテンポがいいので最後まで飽きずに楽しめる作品。最後にはしっかり感動できるシーンもある。

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ポケモンマン

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