第37回日本アカデミー賞は「大接戦」 優秀作品賞は異例の6作品選出
2014年1月16日 15:20

[映画.com ニュース]第37回日本アカデミー賞の正賞15部門各優秀賞、新人俳優賞が1月16日、発表された。優秀作品賞を受賞したのは「凶悪」「少年H」「そして父になる」「東京家族」「舟を編む」「利休にたずねよ」(50音順)。本年度は5位が同票数となり、計6作品が選出された。日本アカデミー賞協会会長の岡田裕介氏は「まれに見る大接戦になりまして、意外な結果に見えるかもしれません。アカデミー賞会員には若者も増えており、新旧対決というべき面白い時代になってきた」と分析していた。
岡田氏の言葉通り、本年度の日本アカデミー賞は「そして父になる」「東京家族」「舟を編む」が12部門で優秀賞を受賞するという、近年まれに見る充実のラインナップとなった。「利休にたずねよ」が9部門、「凶悪」は4部門(ふたりが優秀助演男優賞)で優秀賞に輝いている。
また、昨年長編アニメからの引退を発表した宮崎駿監督「風立ちぬ」、高畑勲監督の14年ぶりとなる新作「かぐや姫の物語」がそろって優秀アニメーション作品賞を受賞。スタジオジブリの2大巨頭が最優秀賞を競うことになった。
東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで行われた発表会見には、授賞式司会を務める西田敏行と樹木希林が出席。本年度から日本アカデミー協会組織委員会の副会長に就任し、4度目の司会を務める西田は「お客様が増えて、日本映画が大いに盛り上がっている。その集大成である日本アカデミー賞の司会を仰せつかり、本当に光栄」と熱い挨拶。昨年、「わが母の記」で最優秀主演女優賞に輝いた樹木は「神田神保町の生まれで、お祭りは大好き。当日はカメラを持って……、サイン帳は持たないかな(笑)。とにかく楽しもうと思います」と意欲を語った。
第37回日本アカデミー賞授賞式は3月7日、同館で行われる。
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