武士の献立
劇場公開日:2013年12月14日
解説
君主とその家族の食事をまかなう役割を担うことから「包丁侍」と呼ばれた武士の料理人の家に嫁いだ娘が、夫や家族と絆を深めていく姿を描くヒューマンドラマ。御算用者(経理係)として藩に仕えた「そろばん侍」の家族生活を描いた「武士の家計簿」(2010)に続き、江戸時代の加賀藩を舞台に描くシリーズ第2弾。優れた味覚と料理の腕をもつが、気が強いために1年で離縁されてしまった春は、加賀藩の料理方である舟木伝内に才能を見込まれ、舟木家の跡取り息子・安信と再婚する。安信は料理が大の苦手で、春は姑の満の助けも借りながら、夫の料理指南を始めるが……。春役は約8年ぶり映画主演となる上戸彩、夫の安信に高良健吾。監督は「釣りバカ日誌」シリーズの朝原雄三。
2013年製作/121分/G/日本
配給:松竹
スタッフ・キャスト
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2023年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
仕事で疲れた帰宅後に何となく配信で鑑賞。包丁侍を初めて知りました。時代劇が得意ではありませんが、お料理が美しく女性が主役なので、結構楽しめました。
2022年6月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
上戸彩演じる春は一歩引いて夫を立て、一途に夫を想う女性。
現在で言えば日本らしい古風な女性なのですが、その夫への愛情が素敵です。
食べ物が出てくるお話ってわくわくするし、出てくる料理もすごく美味しそうだった。和食ってやっぱり素晴らしいなと思えたり。
観ていて心温まる映画で良かったです。
2022年6月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
食べるものの隠し味を当てられるって、あこがれるなー。私は鈍感なんで、おいしいとか、辛味、酸味くらいはわかっても、だしの味まではとても分析できない。その分析能力が特出した娘、春が加賀藩料理方の家に嫁ぐことに。その家では、後継ぎだった長男の急死のため、次男が家業を受け継ぐことになったが、料理にはまったく関心がない。勤めもいやいややっており、上達しない。夫となったその次男を、一人前の包丁侍に育てるのが、春に課されたミッションである。
出てくる料理がどれもおいしそう。おいしいものを食べると、みんな顔がほころぶ。そして、見せ場は饗応料理。次から次へと豪華なお膳が! いいなあ、こんなごちそうを食べられて。加賀(現石川県)には、うまいもんがたくさんある!
結婚当初は春に反発していた夫も、徐々に心が通うようになる。誤解から家を出た春を迎えに来るところは、こちらもホッとした。天涯孤独だった春に、安住の地ができた。良かった。
ストーリーには、包丁侍の成長と並行して、加賀騒動も描かれる。加賀騒動というのは全然知らなかったが、江戸時代の三大騒動のひとつらしく、当時は耳目を集めたものだったようだ。これをネタに、時代設定を変えたり、加賀の文字を当て字にして、歌舞伎や文楽が作られたくらい。加賀騒動を絡めたおかげで、物語が重層的になったと思う。
派手さはないが、しっかりダシをとった、味のある作品。
BS日テレ木曜特選時代劇を視聴。
2022年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
包丁侍と呼ばれる台所担当武士らがいた。上戸彩扮する女中春は、子供の頃から料理を褒められてきたが、嫁に出たのに1年で戻ったが、西田敏行扮する加賀藩お抱えの包丁侍舟木の鼻を明かし、高良健吾扮する息子安信の嫁にと申し入れがあった。
上戸彩主演作はあずみ以来かな。今回は、旦那に思い人がいたと言う設定で、古狸と呼ばれた春がいやいや包丁侍を務める安信を鍛えていく。剣の道が捨てきれない安信役の高良健吾が好演だね。