ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!
劇場公開日:2002年3月9日

劇場公開日:2002年3月9日
コアなファンから今でも愛されているドラえもんズの劇場短編映画としては最後の作品。それにしてはあまりにもお粗末な扱いであった。
l 上映時間30分→15分→そして5分に追いやられる
時代の流れとともにドラえもんズなどの短編は、大長編ドラえもんの同時上映作品である以上、上映時間は避けて通れない壁であった。ドラミ映画と同様大長編との同時上映であったときはまだ映画と呼べる上映時間だったが、ある時からドラえもん映画は3作上映されるようになり、コメディ路線の強いドラえもんズは10~15分の上映時間にさせられ、やがてドラえもん映画はドラえもんズ映画→感動系リメイク作品→そして大長編という流れが定番となり、そして今作でとうとうたった5分にさせられ、同時上映の「ぼくの生まれた日」に時間も予算も持っていかれてしまった。
l サイレント映画にケチられる
ドラえもんズは豪華声優陣が揃っているのも特徴の一つで、今や国民的アニメだけでなく数多くの作品を任されるほどの林原めぐみさんや中尾隆聖さん、一龍齋貞友さん(今作では違う名前)、数多くのハリウッド俳優の吹替をなさる難波圭一さん、存在感のあるおじさまボイスの佐藤さん、そして数多くのドラ映画に出演経験のある常連桜井さんなどがコミカルなやりとりをするのもドラえもんズの楽しみなはずだったのに、あろうことかサイレント映画にさせられこれまでドラえもんズを演じていただいた方々の出演を丸ごとカット。悪役のドクターアチモフを演じてらっしゃる銀河万丈さんは大長編に出演されてはいるがほかの声優さんたちは最後の作品という意気込みすら与えられなかったため実質リストラとほぼ同じ扱いをさせられている。これは声優さんたちの仕事を奪う行為だととらえられても仕方がないように見えました。
l ドラえもんがいない。
仮にもドラえもんズという名前なのに、ドラえもんが一切登場しないしドラえもんがなぜここにいないのか明言されていない。これがはじめてではないけどその時はドラミが代わって活躍したりもしたけど、思えばこれまでのドラえもんズでのドラえもんは不遇すぎる。捕まって洗脳されたりそのまま殴られ伸びてる間に解決、ほかの仲間と同様に金ぴかにさせられ事件解決後みんなに踏みつけられる(わざとではないであろうが、わざとに見える光景。)、敵に狙われているものをもって窓から顔を出し抜けなくなるという醜態をさらされる、同窓会に行くつもりがどら焼きの食べ過ぎで妹が代わりに行く、そして今作のように未登場と、とてもリーダーとは思えないくらいの不遇っぷりである。いくらドラえもんに特徴がないからって・・・。
l キャラクターの改悪、設定の適当さ
そして最も罪深いのはドラえもんズのキャラ変である。王ドラ、エルマタドーラ、ドラリーニョはともかく、丸いボールを見ても変身しなくて丸っぽい扇風機で野獣に変身するドラニコフ、水中でシンクロするドラメッドⅢ世、高いところでも平気なドラザキッドと、話のテンポを重視しすぎて制作側の都合のいいようにドラえもんズの個性を無視している。他にもアチモフがキーボード型の装置で猫ふんじゃったを引くのだが、ピアノの鍵盤の位置が適当でむちゃくちゃ(一応どこを押してもそう鳴るピアノ、と解釈すればそれまでだが)なため音楽をかじっている者は気になる、サッカーで何をめぐって対決しているのか、この5分間の戦いが何を意味しているのかがわからない。
よい点
他にも書けばキリがないけど、もちろんいい点も存在します。頭を空っぽにして細かい設定を無視さえすれば予告の謳い文句にたがわないギャグに振り切った「ハチャメチャ楽しい5分間」であること。隙間時間に見れる作品であること。上述した気になる点も、視点を変えればドラえもんズの新たな一面を見れたと思えるところ。などなどギャグだと割り切れば問題なく見れる人も多いと思います。
とはいえこれが子供たちに人気のあったドラえもんズの最後の作品だと思うとなんだかお粗末な終わり方だと思ってなりません。
監督は『ウメ星デンカ 宇宙の果てからパンパロパン!』『爆転シュート ベイブレード THE MOVIE 激闘!!タカオVS大地』『映画 あたしンち』のやすみ哲夫
脚本は無し
2002年公開
同時上映『ドラえもん のび太とロボット王国』『ぼくの生まれた日』
たった5分ほどのショートアニメ
声当て無し
BGMと効果音のみ
ディズニーのショートアニメでさえ声当てはいちおういるんだけどね
よっぽどプロデューサーに嫌われていたのか最後はたった5分という酷い扱い
予算も少なく声当てを雇うお金もない
『徹子の部屋』に出演した山田康雄は謙遜してお金はそれほどもらってないと言うが林原めぐみクラスだとそれなりにいただいているだろう
神谷明がギャラを下げることに反発してコナンを降板するくらいだからやはりそれほどでもないのかな
Dr.アシモフが集めたサッカーチームとドラえもんズが対戦する内容
サッカー場はDr.アシモフが用意したものでドラえもんズを邪魔する仕掛けは沢山
それでもゴールを塞いだ壁をぶち抜かれ負けてしまうDr.アシモフ
ドラえもんそのものは今回も欠席
ドラ焼き以外の面白い理由も必要
お尻に火がつきそれでグラウンドにドラえもんの大きな顔が完成
声当て無し5分のわりにそれほど悪くない
ギャグマンガ日和の打ち切りマンガ系のような扱いに可哀想な想いもしたがスタッフはそれなりに意地を見せた
有終の美ではなかろうか
賛否が分かれたドラえもんズ
ある程度の支持があったからこそシリーズ化されたのだが
原作厨のプロデューサーに嫌われた
規格段階でボツにすれば良かったのだがドラミちゃん担当のよこざわけい子の活躍の場が増えればOKを出したのだろう
プロデューサーはよこざわけい子の声がお気に入りのようだから
ドラえもんズがアチモフ軍団とサッカーの試合をするだけの内容。グラウンドには様々なワナが仕掛けられてる。
サッカーと言えばこの人ドラリーニョが決める。セリフ一切ない。ノーマル青ドラえもんは登場しなかった。このシリーズはドラえもんが出ないか、出演あってもちょっとしかアクションしない。
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1981年映画ドラえもん のび太の宇宙開拓史
1981年映画ドラえもん のび太の恐竜
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