続男はつらいよ

劇場公開日:

解説

「男はつらいよ」の山田洋次が、小林俊一、宮崎晃と共同で脚本を書き、山田が監督したシリーズ第二作。撮影は、「喜劇 女は度胸」の高羽哲夫が担当。

1969年製作/93分/日本
原題:Tora-san Cherished Mother
配給:松竹
劇場公開日:1969年11月15日

ストーリー

フーテンの寅こと車寅次郎は、故郷・葛飾を離れ、弟分の登としがない稼業を続けていた。そんなある日、北海道でうまい仕事があるとの知らせに出発したが、途中なつかしい妹さくらや、おじ、おばの顔みたさに東京で下車したのが運のつき。茶一杯で退散と決心したが、中学時代の坪内先生の家の前を通りかかり、懐かしさの余り、玄関先で挨拶のつもりが、出てきたお嬢さんの美しさに惹かれ、さっきの決心もどこへやら、上がりこみ、飲むわ食うわがたたって、腹痛を起こし、病院へかつぎこまれた。苦手の注射を打たれて卒倒し、一週間の入院を命じられた。その上、退屈そうな入院患者相手に香具師の実演をやらかし、藤村医師に見つかり、個室に入れられ、たまらず窓から脱出した。が、地元のチンピラに因縁をつけられ、大喧嘩の末、留置所入りの破目になった。さくらは泣くやら、おじとおばは怒鳴るやらの喧嘩の末、夜逃げ同様に柴又を後にした。北海道の仕事はうまくいかず、再び登と本州に戻った寅は東京を素通りして、関西に来た。かねがね母親が関西にいると聞いていた寅が、仲間に頼んで捜していたところ、偶然、坪内先生と一緒に買物をしているお嬢さんと出会った。やがて、母のいどころが判り、お嬢さんについて行ってもらった。ところがその母親は、寅の夢の中に出てくるやさしい母親と違い、厚化粧をし、三流どころの連れ込み宿を経営する女だった。カーッとなって怒鳴りつけた寅は、そのまま汽車に乗って去った。半月後、先生は他界し、寅が世話になった病院の藤村医師とお嬢さんの結婚を聞いた寅は、またも悲しみに打ちひしがれ、詑びるお嬢さんの言葉を胸に、登とともに柴叉を後にするのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.54kで鑑賞

2023年4月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

昔は寅さんのバカさ加減を単純に笑っていたが、この歳になると虚しくなってくる

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あっちゃんのパパと

4.5あったかいストーリーでした

2023年4月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若いさくらの可愛いさは存在感ありました。
とても良かったです。

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tuna

5.0国民的作品ですから

2023年1月17日
PCから投稿

清張の小説と漫画のサザエさんを読んで寅さんを観れば、昭和という時代がよくわかります。今更内容の評価は不要。不滅の名作だから。
しかし寅とさくらが異母兄弟だって知らなかった。昔見たはずなのに。

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越後屋

3.5来るぞ来るぞの面白さ!

2022年6月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

2作目も面白かった。

寅さんが帰ってくる。
迷惑けける。
マドンナに恋する。
振られる。
同じ事の繰り返しなのに、
寅さんが登場すると「よっ!待ってました!」となる。

お母さんもミヤコ蝶々だとオチは分かってるのに、
やり取りにニヤニヤしてしまう。

お母さんの話はするなよ!と言う分かりやすいフリも
分かってるけど、寅さんの反応が見たくて笑って
しまう。

寅さんと言うキャラがよく出来てるから、
全て許してしまう。

役者さんたちも素晴らしいし、
お馴染みキャラは親戚のように感じ、
よく出来たシリーズだなぁと今更思います。

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奥嶋ひろまさ
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