男はつらいよ 寅次郎紅の花

劇場公開日

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解説

松竹のお正月の顔“寅さん”の活躍を描くシリーズ第48作は、奄美大島を舞台にした物語。監督は「男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様」の山田洋次。脚本は山田と朝間義隆の共同。撮影は「時の輝き」の長沼六男で、先頃永眠した高羽哲夫の名も撮影監督としてクレジットされている。マドンナは、本シリーズには「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」以来15年ぶりに登場の浅丘ルリ子で、今回で4回目となる当たり役・リリーを演じている。出演は倍賞千恵子、吉岡秀隆らおなじみのメンバーのほかに、「キャンプで逢いましょう」の後藤久美子が泉役で3年ぶり5度目の登場を果たした。翌年49作目の撮影を前に渥美清が死去したことにより、今作がシリーズ最終作となった。

1995年製作/110分/日本
配給:松竹

ストーリー

柴又のくるまやの面々が、相変わらず連絡も無しで旅の空の寅のことを、今回ばかりは本気で心配していた。それもそのはずで、寅からの最後の連絡は大震災前の神戸からだったのだ。ところが、偶然見ていた『大震災その後-ボランティア元年』というテレビ番組に、寅が村山首相と写っていたからビックリ。さらに神戸で寅に世話になったという被災者まで現れて、一同はとりあえず寅の無事に胸を撫で下ろすのであった。ところが、寅の甥の満男に大事件が起こる。以前から想いを寄せていた泉が突然上京したかと思うと、医者の卵との縁談の相談を持ち掛けてきたのだ。動転した満男は、泉の縁談を祝福するような心にもないことを言ってしまう。泉が名古屋へ戻り、いよいよ岡山へ嫁ぐ日。花婿の兄と新郎新婦を乗せた乗用車の前に、満男の運転する車が立ちはだかり、式をメチャクチャにしてしまうのであった。土地の青年たちに殴られ、警察につきだされた満男は、後悔の念にさいなまれながら、ふらふらと奄美大島へ。そこで一人の美しい女性と出会ったカラッケツの満男は、その女性の世話になるのだが、なんと彼女の家には寅が居候をきめこんでいた。その女性がリリーであることを知った満男は、懐かしい話に花を咲かせるのであった。だが、満男のとった行動について話すうち、寅とリリーは意見が対立、次第に二人の仲はギクシャクしてしまう。そんなところへ、満男を追って泉がリリーの家へやって来た。泉に再会を果たした満男は、そこで泉に対する気持ちを告白する。それからしばらくして、寅はリリーを伴って柴又へ里帰り。くるまやをはじめ、町中がその話題に沸き返り、くるまやではその晩楽しい宴が催されるのだった。しかし、リリーが一晩女友達の家に泊まったことが原因で、寅とリリーは喧嘩。突然リリーが帰ると言い出したので、いよいよ兄が落ち着いてくれると思っていたさくらは大慌てで寅を説得する。しかし寅は言うことをききそうになかった。仕方なく諦めかけたさくらがリリーを送ろうとした時、寅が代わりに送って行くと言い出した。そしてタクシーの中、「どこまで送ってくれるの?」と訪ねるリリーに、寅は「男が女を送るって言った時はな、その女の家の玄関まで届けるんだよ」と答えるのであった。年が明けて新年正月、満男が泉とのデートでいない諏訪家では、博がリリーからの賀状を読んでいる。それによると、寅とリリーはしばらくの同棲の後、やはり喧嘩別れしてしまったらしい。同じ頃、震災後初めての正月を祝う神戸・長田区に姿を現した寅は、地元の人々との再会に顔を綻ばせていた。

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映画レビュー

5.0寅さん、ありがとう。お疲れ様でした。

syu32さん
2020年1月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

楽しい

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共感した! (共感した人 5 件)
syu32

4.0早まるな 考え直せ もう一度

kossyさん
2019年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (コメント数 1 件)
共感した! (共感した人 3 件)
kossy

5.0最期の時まで寅次郎

近大さん
2019年11月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

幸せ

シリーズ48作目。
翌1996年に渥美清が死去した事により、事実上本作がシリーズ最終作となった。
本作は色々語りたい事が多いが、まずは主なあらすじから。

満男の下に、泉が結婚するとの報せが。ショックを受けた満男は泉の結婚式に突如乱入し、式をメチャメチャにしてしまう。
そのまま当てもない旅に出た満男は、奄美大島の小さな島行きの船に乗っていた。そこで、ある女性と知り合う。
実はその女性は、満男も幼い頃に会っている、あのリリー!
リリーが今住んでいる家に招かれると、何とそこに、寅さんが!
そして、満男を追って、泉もやって来て…。

リリーと泉。寅さんにとっても満男にとっても、我々ファンにとっても、これ以上ないくらいのWマドンナ。
特に、ずっと焦れったい関係だった満男と泉の恋の行方が、やっとやっと!
突然の形でシリーズに幕が下りたが、満男と泉の恋の成就、最後に寅さんもリリーと再び廻り合い、まるで映画の神様が微笑んでくれたような、有終の美となった。

何と言っても本作は、渥美清の遺作。
前作でもドクター・ストップを受けたが、本作出演前はさらに深刻。医師からは「映画に出たら死にますよ!」とまで。
が、役者・渥美清は出演した。
その撮影中…
『男はつらいよ』のロケ現場にはファンが押し寄せ、「寅さ~ん!」と声を掛けると、渥美清はいつもならにっこり笑顔でファンサービスに応えていたらしいが、
本作撮影中は一切ファンサービスどころか笑顔や手も振ったりせず、終始うつむき座ったままで、当時の週刊誌などにあれこれ書かれたという。
それくらい、もう体力が無かったのだ。
何を言われてもいい。余力は全て、演技に。

本作での渥美清は、辛く、苦しそうなのが見てても伝わってくる。
頬や首回りなど痩せこけ、声などかすれ声。
動く事もままならず、ほとんどが座ったままの演技。(動いたり歩いたりの演技は、一部過去映像からの合成)
命を削ってまで、最期の時まで寅さんとして。
決してその姿に心痛するばかりではない。
「無様だねぇ…」とボヤキつつ満男の恋を見守り、リリーとのラストシーンでは、「男が女を見送るって事は、その女の家の玄関の前まで送るって事だ」と、これぞ寅さんらしい名台詞。
役者人生の全てを捧げた“車寅次郎”という一心同体のハマり役を演じきり、それをずっと笑わせ泣かせ魅せてくれた事に対して、言葉では言い尽くせないくらいの、心からの感謝と敬愛をーーー。

公開された1995年の1月には阪神淡路大震災が発生。
冒頭で寅さんは被災地でボランティアをする。
本作を見ると、いつも思う。もしシリーズが今も続いていたら、東日本大震災などの被災地にもきっと訪れ、笑顔と人情と温かさを届けてくれただろう、と。
エンディングで再び被災地を訪れ、被災者たちを労う。
「皆様、本当にご苦労様でした」
これが、寅さん/渥美清の最期の台詞となった。

そこに、お馴染みのエンディングの曲が掛かる。
本作のエンディング・シーンを見ると、私はいつも堪らなく目頭が熱くなる。
だって、これで遂に終わり。もう寅さんには会えない…。

…しかし!
もう二度と会えないと思っていた寅さんに、「お帰り!」と言う時がいよいよ近付いてきた!

シリーズ50周年、通算50作目。
24年ぶりの新作。
『男はつらいよ お帰り寅さん』
公開まで後1ヶ月! 後もう少し!

今年一年かけて、念願だったシリーズ全作レビューも遂に達成!
(旧シリーズは本作で締めにしたいので、“49作目”の『ハイビスカスの花 特別編』は申し訳ありませんが、割愛。ひょっこり書くかもしれませんが…)
週に一本のペースで見て、毎週のお楽しみとなり、やっぱり何度見ても、いいなぁ…。面白かったなぁ…。良かったなぁ…。
後は心置きなく、寅さんと再会するのを待つのみ!

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共感した! (共感した人 7 件)
近大

4.0さびしい

2019年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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共感した! (共感した人 2 件)
古泉智浩
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