劇場公開日 2024年4月19日 PROMOTION

陰陽師0 : 特集

2024年4月15日更新

【観たら、超刺さりました】
予想できない“意外性バツグンの面白さ”だらけ!
「本気度すごい」「危うい色気の男2人の情熱的な友情」
【届いて、この想い!GWに観てほしいので緊急掲載】

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この作品から、あなたはどんな展開を予想しますか?

4月19日から公開される「陰陽師0」は、おそらくその予想とは“いい意味で違う映画”だと言えます。どう違うか? 想像の3倍面白かった……!

危うい色気の男子2人の情熱的な友情。山﨑賢人の破壊力。絶対に楽しませてやろうという本気度。本物の美。「ゴジラ-1.0」の白組が手掛けたVFXのクオリティ。呪術バトル雅アクション。

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あまりにも意外性バツグンの面白さだらけだったので、編集部が申し出て緊急企画を立てました! 実際に観て「胸から入って背中まで貫通したんじゃない?」ってくらい、ブッ刺さった映画.comスタッフが、本作を推しに推しに推していきます。

今年のゴールデンウィークはどこに行こうかな、何しようかなと考えている人は、ぜひとも映画館で「陰陽師0」をご鑑賞くださいませ!


【予告編】平安の闇を、若き安倍晴明は祓えるのか。

観に行ったら予想以上に“むちゃくちゃブッ刺さった”ので急遽、レビューを書くことにしました。届け、この想い――!

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「観てどこがどうよかったのか」を前のめりで書き連ねていきます。とにかく本編鑑賞の熱がどう抑え込んでも止まらないため、ずいぶんまとまりがない文章になっているかもしれませんが、何卒ご容赦を……!

●筆者紹介
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●[まっ先に言いたい!]鑑賞前に予想できない面白さばかり
あらゆる場面で「絶対に楽しませてやろう」という“本気度”がすごい映画だった
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まず一番伝えたいことを言います。この「陰陽師0」、シンプルに好きです。むちゃくちゃ刺さったぞワンシーン、ワンシーンが。

映画全体がどうのこうのというよりは、ワンシーンごとの圧力が半端じゃない感じ。1秒1秒、画面の端から端。気合いの入った山﨑賢人らの演技、“好き”を突き詰めた佐藤嗣麻子監督らスタッフの演出や技術、何から何まで「観客を楽しませよう」という本気度(読み:マジ度)がビシビシと伝わってきて、「良い、すごく良い」と痺れまくりです。

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正直、鑑賞前はここまで圧力がある作品だと思っていなかったので、オープニングからエンドロールまで見事に圧倒されっぱなし。この感覚をぜひみなさんにも味わってほしくて……。


●超刺さった①:山﨑賢人&染谷将太の関係性
危うい色気の男性2人が、互いに感情をぶつけ合う“情熱的な物語”だった
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山﨑賢人&染谷将太が超刺さりました。推しに推したくなる関係性です、この2人!

山﨑は呪術の天才でありながら、陰陽師になる意欲もない人嫌いの変わり者・安倍晴明役。染谷は音楽好きの人が好い貴族・源博雅役。立場も性格も正反対な“本来なら交わるはずのない”2人の凸凹コンビが、怪奇事件を解決するため協力することになり、時に反発しながらも、やがて友情を育んでいく王道の過程が、丁寧かつアツく描かれます。

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しかもただの男2人ではなく、危うい色気を醸し出す男たちの友情なところがポイントです。晴明は博雅のことを、最初は「大嫌いなやつ」と呼んでいたのに、終盤には「俺を信じろ」と無二の親友への眼差しを投げかけていて、そしてそれは博雅も同様だったりして……競い合うように感情をぶつけ合う様子は、観ていて心臓が早鐘を打つみたいにドキドキしました。

さらに“記憶に残った”のは、2人が飲んだくれながら談笑をしているシーン。彼らの関係性が最も素敵な形で表現されている画期的なシークエンスなので、ぜひ目撃してクラクラしてほしいです。あと「シャーロック」のホームズとワトソンのようでもあるので、ミステリーファンほかいろんな層の人たちにブッ刺さりますよね、この晴明&博雅って。


●超刺さった②:若き日の安倍晴明=山﨑賢人の“破壊力”
実在した最強の呪術師が、豪快にキレる――原作ファンも“手”の美しさにうっとり!?
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やはり山﨑賢人の破壊力がすごかったです。近年は「キングダム」「今際の国のアリス」「ゴールデンカムイ」など、捨て身のアクションと驚異的な役づくりで評価をグングン高める山﨑ですが、今回も非常に見事です!

本作の安倍晴明は、陰陽師になる前の若き日という設定。「後に“実在した最強の呪術師”として歴史に名を残す男」「親を殺された復しゅうのために生きている」「友のために豪快にキレることがある」という際立った個性を持つキャラなので、言葉でいうよりかなり難しい役ですが、観客の没入感を削がない説得力たっぷりに演じ切っています。

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なによりも雰囲気がいいんです。優雅さのなかに刃物のような切れ味があり、さらに若さと才能ゆえの危なっかしさが合わさって、全身から“天才”の二つ名にふさわしいオーラがにじみ出ています!

あと細かいところで言うと、酒を飲む時の手つきに注目してみてください。薄い月明かりに浮かぶ手の、暴力的な美しさよ……一挙手一投足、オーラと色気がダダ漏れです。


●超刺さった③:本物の美しさがすさまじい映像世界
世界遺産・国宝での撮影、「アンフェア」佐藤監督の色彩感覚…“優雅で壮大で神秘的で特別”な世界観を見事に創出
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画面を観ていて「すっごいキレイ」と驚く瞬間の多いこと多いこと。予告や画像からも伝わると思いますが、安っぽさや古臭さのない“本物の美”が特徴的で、それは時にスクリーンから花の匂いが漂ってくるように感じたりするレベルでした。

「アンフェア」で知られる佐藤嗣麻子監督が演出した世界が花開く――こだわりの衣装、小道具など、目が覚めるような色彩感覚を大スクリーンで堪能してほしいです。また、佐藤監督は原作「陰陽師」シリーズの特大ファンとのこと。そんな人が監督・脚本を担った映画という時点で、信頼感バツグンですよね。

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そして世界遺産である京都・仁和寺がロケ地のシーンもあり、歴史的な場所が与える神秘的なエネルギーが刻み込まれていることも、ほかの作品とは一線を画す要素。NHK大河ドラマ「光る君へ」と世界観に共通点が多いので、同作を楽しんでいる人はまず観て損しないでしょう!

どうですか、体感してみたくなりませんか? 私は映画が公開されたらもう一回観に行ってきます。


●ここでちょっとブレイク! 「陰陽師」シリーズの人気をサクッとおさらい
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レビューの味が濃くなってきたところで、しばし休憩しましょう。

本作の原点は、夢枕獏氏による小説「陰陽師」シリーズ。累計発行部数は600万部を超えるベストセラーであり、マンガ・アニメ・舞台・歌舞伎・ゲームなど多数のメディアミックス展開、日本のみならずアジア・ヨーロッパでも規格外に愛される超人気コンテンツです。

近年では、同じく呪術をモチーフとする世界的人気作「呪術廻戦」に大きな影響を与えていることで改めて話題に。また「陰陽師0」は夢枕獏氏の全面協力、呪術監修に「呪術廻戦」考察で知られる作家・加門七海氏が参加しているので、細かな部分にも要注目です。

はい、休憩終わり! 推しポイントを引き続き聞いていってください!


●超刺さった④:ただの戦いじゃなく“呪術バトル雅アクション”だった
VFXはアカデミー賞受賞「ゴジラ-1.0」の白組 人 VS 人の“呪”の迫力に、ひたすら興奮!
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バトルアクションも良くて、アクション好きも「そうきたか、良いね良いね!」とガッツポーズできるようなただならぬクオリティでした。

「ゴジラ-1.0」を手掛けた白組のVFXがとんでもなく、炎の龍が天を制圧し、そこに水の龍が咆哮を上げながら立ち向かっていくシーンなど、日本映画もここまできたか!と驚かされるでしょう(バトルだけでなく、平安京の俯瞰などのVFXもすごい!)。

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そして山﨑賢人のアクションは“武”でありながら“舞”。フィギュアスケート選手・羽生結弦にインスピレーションを受けたアクションが突き抜けて優雅で、いつまでも観ていられるのが、鑑賞前に予想していなかった嬉しい誤算でした。

さらにさらに、陰陽師というと「人 VS 妖怪」のバトルを無意識に想像していましたが、本作、そういうのではなかったです。これはマイナスではなくいい意味で意外で、人間の業の深さと愚かさが、迫力たっぷりのアクションとともにのしかかってくるので、軽妙洒脱でありながら結構体にずしんと残ります。


●超刺さった⑤:ラブストーリーに胸がときめいて、疼く
博雅(演・染谷将太)&徽子女王(演・奈緒)、2人の“身分違いの恋”がイイ!
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博雅は一般人がしゃべることすらできないくらい上位の貴族(本来は晴明も平伏さなきゃいけないんですが、そこをタメ口で罵倒していくのが晴明っぽいというかなんというか)。そして徽子(よしこ)女王は、そんな博雅も平伏すような高貴なお人です。

2人は階級格差、いとこ同士ということもあり、結ばれることはとても難しい。しかし惹かれあっています。この王道の“身分違いの恋”が、本当に美しい性格を持つ博雅と徽子女王の関係性がブーストして、「絶対に結ばれてほしい、でも目の前には大きすぎる障害が……」という感じでひたすら胸に迫ってきます。

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ああ、思い出しただけでもグッときます……演じた染谷将太と奈緒に、感謝の気持ちと大きめの拍手をおくりたい気分です。

あと超余談ですが、徽子女王の部屋の床に、常に花びらが散らばっているの、とても好きです。華やかな空間すぎて最高。


●超刺さった⑥:たくさん書いたけど、まだまだ驚き連続です!
イケメン&イケオジがのべつ幕なしに登場 結果、スクリーンが大混雑!
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さてさて本記事も終盤です。ほかにもまだ言いたいことはたくさんあるんですが、文字数の規定をとっくのとうに超えているので、最後に2つほど、滑り込みで書いておきます!

豪華キャストについて:主軸となる山﨑賢人、染谷将太、奈緒のほか、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫といった面々が名を連ねています。イケメン&イケオジが次々とスクリーンを埋め尽くしていくので、そらもうすごいことになってますし、満足度が半端じゃないです。

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「呪」について:今回の呪は、面白いことに「フェイクニュース」の象徴としても描かれます。佐藤嗣麻子監督が、現代社会を風刺する役割を呪に持たせたのだそう。「呪術廻戦」などのような“危害を加えるエネルギー”もいいですが、本作のリアリスティックな呪もとても好きです。


●まとめ:いや、観に行ってよかった~…!
難解・美術的な映画が続くなか、優雅に興奮するこの映画を、このGWにぜひ観てほしい!
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以上、「陰陽師0」レビューをお届けしました。劇場を出た筆者は「いや、観に行ってよかった~!」とひそかにつぶやくくらい、ブッ刺さった映画体験でした、

それだけに、映画.comユーザーの皆様の「GWにやることリスト」の最上位に「『陰陽師0』を観に行く」を置いてほしい、くらいに思ってます。アカデミー賞受賞の話題作などもいいですが、それにも増して「陰陽師0」。

この記事で楽しめるポイントを読んでくれた“あなた”は、きっとほかの映画よりもずっと素敵な時間を過ごすことができることでしょう! ぜひ行ってらっしゃいませー!

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