男はつらいよ フーテンの寅

劇場公開日:

解説

「続男はつらいよ」の山田洋次、小林俊一、宮崎晃が共同執筆したシナリオを「喜劇 女は度胸」の森崎東が監督したシリーズ第三作。撮影は、「続男はつらいよ」の高羽哲夫が担当。

1970年製作/90分/日本
原題または英題:Tora-san His Tender Love
配給:松竹
劇場公開日:1970年1月15日

ストーリー

テキ屋渡世で全国を回っていたフーテンの寅こと車寅次郎は、久しぶりに故郷柴又へ帰って来た。すると、寅に見合いの話があるという。叔父夫婦や、妹のさくら、その夫・博らを喜ばせた寅は、翌日、相手に会ってびっくり。相手は、知合いの駒子という旅館の女中だった。駒子は恋人の為吉と喧嘩して、腹いせに見合いをしたのだった。寅は、為吉を呼んでお説教、即座に二人の結婚式をとりもち、飲めや唄えのドンチャン騒ぎになった。それがもとで、叔父と大喧嘩をやらかし、また柴又を離れた。一ヵ月後、寅は湯の山温泉で旅館の番頭になっていた。旅館の女主人・お志津は美しい未亡人で、寅はひそかな想いを寄せたが、またも片想いに終った。そんなある日、こともあろうに叔父夫婦が慰安旅行で、やって来て、寅のいる旅館に来て、寅と鉢合わせ。二人は、温泉気分もそこそこに帰ってしまった。数日後、志津の弟・信夫が恋人の芸者染奴に逢いに帰ってきた。寅は二人の仲をとりもってやった。しかし、やがて志津に縁談がまとまって、寅はまたも失恋の憂目にあった。大晦日の夜、寅は、そっと湯の山を去った。年が明けて、鹿児島桜島へのフェリーボートの上で、相変らず威勢のいい台詞で売をしている寅の姿があった。

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映画レビュー

4.0インテリの頭の中

2024年10月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

明らかにシリーズの寅次郎とは違う感じがするのは
やはり監督が違うからなのでしょうね
荒々しい寅さんは私達があまり知らない
でも旅をしていれば色々なことがあり優しさだけでは乗り切れないことも多いでしょう
堅気の人たちとは少しばかりズレているのも渡世人なら仕方のないこと

なぜ桜がこの回にあまり登場しないのか
あんなにおいちゃんおばちゃん社長に博さんが困っていても
桜は寅の味方であり理解者なのだ
二人だけのシーンで物語っている
寂しい思いをしている兄に寄り添っている
それはとらやのみんなも一緒なのだけど目の前で常識から外れたことをされるとつい「出て行け!」と言ってしまう
博にケンカで負けてしまう寅を見ていて涙が流れてしまった
博の気持ちも思えばなおさら泣けてくる

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カルヴェロ

3.5腹立つことばっかりも憎めんなあ

2024年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

いつものパターンなのだが今回は期待以下だった。それとも寅さんシリーズに期待しすぎなのか?

そんなことないやろというのがいつもあるのが寅さんシリーズで今回は竜造とつねが慰安旅行で泊まった宿で寅さんが番頭していた。ここは素直にメチャクチャ面白かった。
ちょっと予想できたけれどここからの展開はまあまあ面白かった。

新玉美千代がヒロインだと思うが香山美子がかわいかった。
樹木希林さんが悠木千帆という芸名ででてた。懐かしい。

50年以上も前の映画なので出演者の多くが亡くなられているのが寂しいが撮影現場はみんな楽しかったやろなあ。面白そうな人ばっかりやもん。

博とケンカしてたけれど寅さん、以外とケンカは弱かったなあ。酔っ払ってたから?

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♪エルトン シン

5.0全然関係無い話で、評価はコミックスの評価だ。

2024年8月13日
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マサシ

3.0マドンナ2人?!

2024年7月25日
PCから投稿
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見聞

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