アクション映画の目利き「ライオンズゲート」を知ってる? 新作は“絶対死なない男”の物語
2023年9月8日 12:30
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世界中のアクション映画ファンの間で話題を呼んでいる「SISU シス 不死身の男」(10月27日公開)。このフィンランド発の強烈な映画の配給権を手に入れ、非ハリウッド作品でありながら北米で2週連続トップ10入りの大ヒットに導いたスタジオをご存知だろうか? それが「ライオンズゲート」だ。本記事では、アクション映画の“目利き”として知られる同スタジオについて解説していく。
「ライオンズゲート」は、1962年に設立された「シネピクス」という会社からスタートし、デビッド・クローネンバーグ監督やアイバン・ライトマン監督の初期作を製作。さらにビンセント・ギャロが監督・脚本・音楽・主演の4役をこなした「バッファロー‘66」などのアート系作品を中心に配給している。
その後、98年に「ライオンズゲート」へと改称。以降「ソウ」シリーズ、「ハンガー・ゲーム」シリーズ、「ボーダーライン」シリーズなど、メジャースタジオ作品とは一味違ったエッジの効いた作品を多数配給している。04年には「クラッシュ」で第78回アカデミー賞で作品賞をはじめ3部門を受賞。2作目以降は製作も行った「エクスペンダブルズ」シリーズ、第89回アカデミー賞にて監督賞ほか6部門を受賞した「ラ・ラ・ランド」などを発表している。
同社の作品として“伝説”となったのが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」だ。今でこそ一般的となったモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)の先駆けとなった作品であり、通常映画の製作費が5000万ドルから1億ドルが相場のなか、同作の製作費はなんと6万ドル。全世界の興行収入は約2億4800万ドル(製作費の4133倍!)という驚がくの数字をたたき出し、世界中で話題となった。
また、マシュー・ボーンがメガホンをとった「キックアス」の配給も担当している。アメコミオタクが手作り感満載のコスチュームを身にまといヒーロー活動を始めるが、本物の犯罪組織と対決することになる…という痛快アクションエンターテインメント。日本ではそのあまりの面白さに、当初4館のみだったが立ち見が出る回が続出。上映館が70館まで拡大した。
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そして、同スタジオを代表する大ヒット作が、キアヌ・リーブスが主演する「ジョン・ウィック」シリーズだ。続編を重ねるごとにシリーズ最高の興行収入を塗り替えており、シリーズ4作目となる「ジョン・ウィック コンセクエンス」の日本公開も控えている。製作にも携わる「ライオンズゲート」は早くも5作目を準備中とのこと。
そんな大ヒットシリーズを手掛けたチャド・スタエルスキ監督が「今年最も楽しいアクション映画の1本!」と興奮気味に太鼓判を押した作品が「SISU シス 不死身の男」。タイトルの“SISU(シス)”とは、フィンランドの言葉で正確には翻訳不能。すべての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神を意味している。本作は、その“SISU”を武器に、伝説の兵士がナチス戦車隊をたったひとりで血祭りにあげてゆく痛快バイオレンスアクションとなっている。
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「SISU シス 不死身の男」の見どころは、主人公となる老兵アアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)が“絶対に死なない”というもの。銃でも、戦車でも、地雷でも、縛り首でも“絶対に死なない”のだ。そんな“不死身の男”の物語を、数々の映画を発掘&大ヒットに導き、映画ファンをうならせてきた「ライオンズゲート」がプッシュしている――この事実が期待値をさらに高めてくれるはずだ。
「アメリカン・サイコ」(00)
「クラッシュ」(04)
「華氏911」(04)
「ソウ」(04)
「デイ・アフター・トゥモロー」(04)
「パニッシャー」(04)
「アドレナリン」(06)
「ソウ3」(06)
「ソウ4」(07)
「ソウ5」(08)
「ソウ6」(09)
「アドレナリン ハイ・ボルテージ」(09)
「エクスペンダブルズ」(10)
「キックアス」(10)
「ソウ ザ・ファイナル3D」(10)
「ウォーリアー」(11)
「キャビン」(12)
「エクスペンダブルズ2」(12)
「ハンガー・ゲーム」(12)
「ハンガー・ゲーム2」(13)
「ラストスタンド」(13)
「プリズナーズ」(13)
「グランド・イリュージョン」(13)
「ハンガー・ゲームFINAL レジスタンス」(14)
「ジョン・ウィック」(14)
「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」(14)
「ハンガー・ゲームFINAL レボリューション」(15)
「ボーダーライン」(15)
「エンド・オブ・キングダム」(16)
「ラ・ラ・ランド」(16)
「メカニック ワールドミッション」(16)
「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(16)
「ジョン・ウィック チャプター2」(17)
「ジグソウ ソウ・レガシー」(17)
「ヒットマンズ・ボディガード」(17)
「ワンダー 君は太陽」(17)
「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」(18)
「トレイン・ミッション」(18)
「ハンター・キラー 潜航せよ」(18)
「ブルータル・ジャスティス」(18)
「ジョン・ウィック パラベラム」(19)
「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」(19)
「ランボー ラスト・ブラッド」(19)
「エンド・オブ・ステイツ」(19)
「ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード」(21)
「FALL フォール」(22)
「生きるLIVING」(22)
「ジョン・ウィック コンセクエンス」(23)
「エクスペンダブルズ ニューブラッド」(23)
(C)2022 FREEZING POINT OY AND IMMORTAL SISU UK LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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