FALL フォール

劇場公開日:

FALL フォール

解説

地上600メートルの超高層鉄塔に取り残された2人の若者の運命を描いたサバイバルスリラー。

山でのフリークライミング中に夫を落下事故で亡くしたベッキーは、1年が経った現在も悲しみから立ち直れずにいた。親友ハンターはそんな彼女を元気づけようと新たなクライミング計画を立て、現在は使用されていない超高層テレビ塔に登ることに。2人は老朽化して不安定になった梯子を登り、地上600メートルの頂上へ到達することに成功。しかし梯子が突然崩れ落ち、2人は鉄塔の先端に取り残されてしまう。

「シャザム!」のグレイス・フルトン(グレイス・キャロライン・カリー)とドラマ「マーベル ランナウェイズ」のバージニア・ガードナーが主演を務め、2022年版「スクリーム」のメイソン・グッディング、ドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズのジェフリー・ディーン・モーガンが共演。「ファイナル・スコア」のスコット・マンが監督を務めた。

2022年製作/107分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:Fall
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年2月3日

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(C)2022 FALL MOVIE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

映画レビュー

3.5ストーンコールド、かく語りき!

2023年2月28日
PCから投稿
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共感した! 4件)
村山章

4.0天空へ伸びる棒の尖端、直径1mの壮絶な舞台空間にて

2023年2月24日
PCから投稿

鑑賞前、多少舐めた気持ちでいた自分が恥ずかしい。シンプルな状況や構造を極めるとそれは一つの発明にもなるし、芸術になる。そのことを強く印象付けてくれた作品だ。物語は単純明快。トラウマを持つ女性が、親友と共に荒野に建つテレビ塔に昇る。そして世の中と隔絶された頂上にて孤立無援に陥り、壮絶なサバイバルが幕を開けるーーー。映画というものは誕生以来、様々な「絶体絶命」の型を生み出してきたが、海でも山でも宇宙でも戦時下でも殺人鬼との対峙でもなく、こんなカリン塔を思わせる細長い棒が天空へと突き出した尖端で、きちんと丁寧なドラマとサスペンスが展開していくのだから大したものだ。ぱっと見、低予算をCG描写で埋め合わせたかのような状況設定でありながら、その実、直径1mほどの円形空間は、崇高な演劇舞台にも匹敵する。後半に訪れるちょっとした構成上のひねりも巧い。こういう映画に出会うと「やられた!」という気持ちになる。

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共感した! 10件)
牛津厚信

3.5手の平と足の裏がゾワゾワ。動機が共感しづらいのが難

2023年1月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

主人公が閉環境に閉じ込めれられたまま映画の全編が進行するワンシチュエーションスリラー、あるいはソリッドシチュエーションスリラーのバリエーションと位置付けられるのではないか。上映時間の7割か8割程度、高さ600メートルの老朽化したテレビ塔を登る場面と頂上近くでストーリーが進行する。実際には20数メートルで制作されたセットの塔に昇るキャストらをクレーン撮影でとらえ、さらにCGで後処理した映像が実にリアルで、昇ってきた塔と地上を見下ろすショットが映るたびに手の平と足の裏がゾワゾワした。

フリークライミング中に夫を落下事故で亡くして落ち込んでいる主人公を、励まそうと考えたクライミング仲間の女性がチャレンジに引っ張り出すという、一応の動機が説明されてはいる。ただし、老朽化して危険だと警告が表示され閉鎖されている施設に不法侵入するわ、主人公は1年以上酒と薬浸りで体がなまっているし、女友達が履いているのはコンバースだしで、計画も準備もずさんで無謀すぎ。女友達は危険なチャレンジの動画をSNSにアップしてアクセスを稼ごうとするが、迷惑系ユーチューバーやバイトテロのような浅はかさで、なんとも共感しがたい。もう少し観客が心を寄せられる成り行きでシチュエーションに導くことができればもっとよかったのにと思う。

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共感した! 26件)
高森 郁哉

5.0いや~、参った!こんなにドキドキするなんて。

2024年4月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:その他

単純

興奮

いや~、面白かった。予想以上に楽しませてもらいました。

鉄塔の上に取り残されるなんて、馬鹿げたシチュエーションと思ってたんですが、なかなかどうして、ちゃんとした理由付けもあり、上っていく過程がしっかりしてたのにビックリ。おまけに三角関係が絡んできて、心情的な所も描かれていて良かったです。

その上、取り残された二人があの手この手と脱出方法を試すのですが、様々なハプニングに見舞われていく。この展開!テンポの良さが最高でした。

途中、え~~~って、驚かす意外な真実があったりして・・・
やつれていく様子もリアルに描かれ、最高にドキドキする一本でした。

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共感した! 0件)
ratien
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