FALL フォールのレビュー・感想・評価
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ストーンコールド、かく語りき!
ほぼワンシチュエーション、アイデア勝負の映画であり、飽きさせないための豊富なアイデアが投入されていて、飽きない。ただ、それ以上のものを求めてしまうと、キャラやシチュエーションはいささか凡庸でツッコミどころが多く、B級とA級の間をただよっているような、どっちかに触れてくれよ!と思ってしまうもどかしさはある。
ただ、後半になってブっこまれるプロレスネタが、とある展開の種明かしの前フリになっていて、まいりました!技あり!という気持ちになった。そして主人公と父親が一番好き好きなレスラーがストーンコールド・スティーヴ・オースティンというところに激しく共感。たしかに、この絶体絶命の窮地をサバ椅子するために必要なのは、ストーンコールドの絶対に折れないガッツなのでしょう。Because Stone Cold said so!
天空へ伸びる棒の尖端、直径1mの壮絶な舞台空間にて
鑑賞前、多少舐めた気持ちでいた自分が恥ずかしい。シンプルな状況や構造を極めるとそれは一つの発明にもなるし、芸術になる。そのことを強く印象付けてくれた作品だ。物語は単純明快。トラウマを持つ女性が、親友と共に荒野に建つテレビ塔に昇る。そして世の中と隔絶された頂上にて孤立無援に陥り、壮絶なサバイバルが幕を開けるーーー。映画というものは誕生以来、様々な「絶体絶命」の型を生み出してきたが、海でも山でも宇宙でも戦時下でも殺人鬼との対峙でもなく、こんなカリン塔を思わせる細長い棒が天空へと突き出した尖端で、きちんと丁寧なドラマとサスペンスが展開していくのだから大したものだ。ぱっと見、低予算をCG描写で埋め合わせたかのような状況設定でありながら、その実、直径1mほどの円形空間は、崇高な演劇舞台にも匹敵する。後半に訪れるちょっとした構成上のひねりも巧い。こういう映画に出会うと「やられた!」という気持ちになる。
手の平と足の裏がゾワゾワ。動機が共感しづらいのが難
主人公が閉環境に閉じ込めれられたまま映画の全編が進行するワンシチュエーションスリラー、あるいはソリッドシチュエーションスリラーのバリエーションと位置付けられるのではないか。上映時間の7割か8割程度、高さ600メートルの老朽化したテレビ塔を登る場面と頂上近くでストーリーが進行する。実際には20数メートルで制作されたセットの塔に昇るキャストらをクレーン撮影でとらえ、さらにCGで後処理した映像が実にリアルで、昇ってきた塔と地上を見下ろすショットが映るたびに手の平と足の裏がゾワゾワした。
フリークライミング中に夫を落下事故で亡くして落ち込んでいる主人公を、励まそうと考えたクライミング仲間の女性がチャレンジに引っ張り出すという、一応の動機が説明されてはいる。ただし、老朽化して危険だと警告が表示され閉鎖されている施設に不法侵入するわ、主人公は1年以上酒と薬浸りで体がなまっているし、女友達が履いているのはコンバースだしで、計画も準備もずさんで無謀すぎ。女友達は危険なチャレンジの動画をSNSにアップしてアクセスを稼ごうとするが、迷惑系ユーチューバーやバイトテロのような浅はかさで、なんとも共感しがたい。もう少し観客が心を寄せられる成り行きでシチュエーションに導くことができればもっとよかったのにと思う。
流石にストーリーシンプル過ぎるだろと思ったのに
素晴らしい映画に久しぶりに出会えた。
ハラハラしっぱなしの映像、友人とのドラマ(脚本)、最後の悲しい落ち。
これだけの材料でこれだけ映画って面白く創れるんだって思えた。
いや~、参った!こんなにドキドキするなんて。
いや~、面白かった。予想以上に楽しませてもらいました。
鉄塔の上に取り残されるなんて、馬鹿げたシチュエーションと思ってたんですが、なかなかどうして、ちゃんとした理由付けもあり、上っていく過程がしっかりしてたのにビックリ。おまけに三角関係が絡んできて、心情的な所も描かれていて良かったです。
その上、取り残された二人があの手この手と脱出方法を試すのですが、様々なハプニングに見舞われていく。この展開!テンポの良さが最高でした。
途中、え~~~って、驚かす意外な真実があったりして・・・
やつれていく様子もリアルに描かれ、最高にドキドキする一本でした。
地上600mがどれくらいの高さなのか想像できなかった。 調べてみたらあべのハルカスが300mだった。 その倍だから恐ろしい高さだろう。
動画配信で映画「FALL/フォール」を見た。
2022年製作/107分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:Fall
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年2月3日
グレース・フルトン
バージニア・ガードナー
フリークライミングを趣味としていた女性2人が、
今は使われていない地上600mのテレビ塔の頂上まで梯子で登った。
地上600mがどれくらいの高さなのか想像できなかった。
調べてみたらあべのハルカスが300mだった。
その倍だから恐ろしい高さだろう。
老朽化していたテレビ塔の梯子は運が悪いことに崩れ落ちた。
Oh My God!
どうやって降りようか?
恐ろしくて考えたくもないが。
暗くなる。
強い風が吹く。
雨も降る。
様々な困難が彼女たちを襲う。
その場所で何日か経った。
食料も水もない。
彼女たちは生還できたのか?
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
高所恐怖症向き…
確かに手汗足汗ジワジワ的な仕上がりで
思ったよりよく出来ている。
ただ、ドキドキもイライラ感も有るが
自業自得的な内容に何とかついていけるのも
やや捻りのある展開で見せるので
そのあたりの技量はさすが。
ホラー要素も上手く効果的に使ってあるが
いささかあっけないラストはどうなのかな?
バカな動機で周りに迷惑かけないで…!怖いから…!
あんまり好んでない人が観ると、とっても長く感じる。なんかもう、「いや、バカじゃん」って思ってしまってワクワク出来なかった。マジメさんには分からん。笑
鉄塔に取り残されたワンシチュエーションものかと思ったら、割とディティールは出来上がっている。愛する彼の死、父親への敵意。いいね主義になった友達…。うまく配置していると思うものの、シーンごとの長さがしっかりと取られていることもあり、早く終わらないかな…と思うばかり。降ってくる災難も目に見えているので「やっぱりか…」となるだけ。要するに飽きているようだ。笑
と言いつつ、やはりスリルからは逃れられない。何度も引いたカットが続き、その度に高いことを突きつけてくる。乗ったあんたらが悪いんだからと思うが、救われるか否かを目に焼き付けるまで気になってしまうのが人間の性。ある意味ニクイ映画である。
よいこはマネしないでね系にして、観る反面教師といったところか。言わずもがな、危ないし迷惑かかるので、こういう人とは仲良くなれないなぁと改めて悟るのであった。笑
なんちげ…
冒頭のからロッククライミング中に目の前で旦那が落ちて死ぬ主人公。そこから一年立ち直れない。旦那に依存しまくってた様子だが、文化の違いもあるだろうが事もあろうに遺灰をそのままにするか…?とんだメンヘラ女だ。もう信用にならない
動画のためとはいえ相棒の胸がデカ過ぎてそれはそれでもちろん良いんだがノイズだ。また信用にならない女が増えた
メインであるテレビ塔に登るヒヤヒヤ感は求めていたそれではあるが、そこから何やかんや日を跨ぎまくり「頂上で水もまともに無い中、何日生きてんだ?」となってしまいあまりノれず。
相棒と文字通り"色々"と協力しつつ降りることに試行錯誤するのは良かったが、頂上で発覚する相棒との旦那を巡ってのいざこざも求めていた風な展開とはズレいた。もっと旦那の事故は仕組まれていた…的な展開ならもっと良かったかもしれない。
ワンシチュエーションという縛りがあることでこんな展開にせざるを得なかったのか。
高所恐怖症の人にとってはスリラーとして好評なところは目立つが、そうでもない人からすると(メチャクチャ高所なのでもちろん怖いんだが)得られるものは少なかったように思う
ゾワゾワがとまらない
高所恐怖症としては、終始ゾワゾワ😱
あんなテレビ塔、のぼっちゃダメよね。ハンター強引すぎない?でも登ると決めたのは本人だからね。
でもあんな状況でも、大丈夫、なんとかなる。と言い切っちゃうハンターの前向き志向、すごい。ある意味見習わなければ。
1人になって強くなったベッキー、鳥も捕まえて食っちゃう。たくましい。
とにかくずーとゾワゾワでした。
IMAXで観たかった
面白かった。冒頭の登山シーンからヒェッっとなるほど怖かった。
ツッコミどころは多々あるものの、期待してたスリルは存分に味わえたので満足度は高い。
終盤のどんでん返し?も想定外で良かった。
ただ最後は「そこ端折るのかよ!」となったのがもったいない。
とっても高いところに登る映画。
映画館で観てたらとも思った。普通にテレビで見ても凄かった、映画館なら更に凄い映像だろう。映像で良かった、高所恐怖症の怖さを見事に味わえる。飽きない、映像もとっても綺麗、ただ怖さだけのホラーやサスペンスでもないのも良いです。
ホラーじゃないのにホラー映画よりも怖い!
女の子が鉄塔に取り残されただけの映画なのですが、すごく丁寧に作られており、映画を見終わるまで飽きることがありません。
通常このタイプの映画は同じような映像が続き退屈になるのですが、本作ではあの手この手を使って見る者を釘付けにします。
演出や音の表現が素晴らしいです。
満点でも良かったのですが、終盤の出来事があまりに悲しすぎたので‐1です。
ホラー映画よりも遥かに怖い現実的な映画です。
見たことない人は是非見てください。
❇️足裏と手の平から湧水が無限に!あかんわホンマ😆
フォール
🇺🇸カリフォルニア州のウォールナット(ロケ地)
登山で彼氏を亡くした主人公の女性。
酒浸りの生活で約1年が経っていた。
友人の発案で625m(スカイツリーは634)の古びたテレビ塔に登る冒険にチャレンジするが❗️
❇️足裏と手の平から湧水が無限に!あかんわホンマ😆
◉64C点。
🌀予想外もあったが、こうすればとかあーすればとかも考えてしまった。
心拍数は上がる映画でした。
🟢感想。
1️⃣手に汗握る緊張感。
★彡ずーと手に汗が🖐️💦
2️⃣あと少しのロープ🪢長さ。
★彡衣服やズボンを脱げは少し高さが調整できるのにとか思ったりしてしまったが緊張感は半端ない。
3️⃣まさかの展開にはビックリ‼️
★彡予想外の展開で驚いた。
とにかく一箇所の設定で魅せられるものは魅せるストーリー努力に関心しました。
4️⃣凄い決断に驚いた❗️
★彡感情を揺さぶられる判断。
そして選択の余地が無い設定に納得。
シネマ高所 シネマ挑戦 シネマ災難 シネマ不穏感 シネマフラグ シネマ手に汗 シネマドキドキ シネマ冒険 シネマシンプル シネマ正気の沙汰 シネマ立ち往生 シネマ負の連鎖 シネマ工夫感 シネマ絶望感 シネマ睡魔 シネマサバイバル シネマ生きる シネマワシ
🈲ネタバレ保管記憶用
ウチは大好きなツレを登山事故で亡くして、酒浸りの生活していたんやけど、友人の立直り計画で古びた鉄塔に登る挑戦をする事にしたんよ。
何とか頂上に辿りついたんやけど、ハシゴが壊れて崩落。
二人で頂上に取り残され、どないしょうかと模索。
ドロンがウチたちの頼みの綱やった。
水や充電など危険なミッションをこなす。
体力と恐怖の限界にハゲワシ🦅が襲ってくる始末。アイツらイチラやな。ホンマ。
眠気が襲ってきたってん。
もうダメや。
友人は死んでいた事に背を向けていたウチは
友人がハゲワシに捕食されていた。
もうえーカッコはできひんので、死んだ友人の腹に携帯を突っ込み鉄塔から落としたってんな。
ほんとすまんね。
やっと助けがきてウチは助かった。
これから、友人や彼の供養はしていくつもりやねんな。しらんけど!
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