ラストスタンド
劇場公開日:2013年4月27日
解説
2003~11年まで米カリフォルニア州知事を務めたアーノルド・シュワルツェネッガーの俳優復帰後初となる主演作。ロサンゼルス市警の敏腕刑事として活躍していたオーウェンズは、今では第一線を退き、メキシコとの国境に近い田舎町で保安官を務めていた。そんなある日、逃走した警官殺しの凶悪犯が町に向かっているとの知らせが入り、警察やFBIの応援も間に合わないと知ったオーウェンズは、戦闘経験のない部下や町の仲間、銃器オタクらでチームを組んで凶悪犯を迎え撃つ。「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」などで知られる韓国のキム・ジウン監督のハリウッド進出作。
2013年製作/107分/R15+/アメリカ
原題:The Last Stand
配給:松竹
スタッフ・キャスト
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2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
メキシコ国境に近い田舎町ソマートンで平和に暮らす保安官レイ。副保安官は紅一点のサラ・トーランス、お調子者で都会に憧れるジェリー・ベイリー(ザック・ギルフォード)、そしてフィギー(ルイス・ガスマン)だ。町のダイナーに顔を出したレイはそこによそ者のトラッカー2人に声をかけ、何か怪しいと睨む。彼らはコルテスの部下であり、脱走したコルテス(エドゥアルド・ノリエガ)をメキシコに逃がすために国境である渓谷に橋を架けるという大胆な計画を立てていた。
一方、シークレットであるはずのコルテス護送計画も大胆な犯罪者たちによってまんまと逃げられてしまう。そのFBIの指揮官であるフォレスト・ウィテカー。有能な捜査官であるのに、仲間に内通者がいることまでは気づかなかった。女性捜査官のリチャーズ(ジェネシス・ロドリゲス)を人質にとり、コルベットRZ-1というモンスターカーで逃走するコルテス。メキシコ国境へ向かっているのはわかるのだが、人質がいるので手荒な攻撃はできない。そんな道中、犯罪者たちは軍隊並の攻撃で包囲網を突破してゆく・・・
ソマートンでは農場主のじいさんが惨殺され、脱走者が町に逃げ込みそうだという連絡を受けたレイはここが銃撃戦場になると確信。部下のジェリーが殺され、悲しみに沈みがちなところを自分たちで町を守ろうと決意する。仲間一人を失ったため、サラの元カレで投獄されていた男フランク(ロドリゴ・サントロ)を副保安官に任命、軍隊並のコルテス一味に対抗するため町の外れで不気味な武器博物館を所有するルイス・ディンガム(ノックスヴィル)も急きょ副保安官に任命したのだ。この即席保安官の活躍がなんとも胸躍らせる展開だ。
どうでもいいアクション映画だと思っていたけど、笑いをとるキャラたちや、サラとフランクのロマンスなど、安堵感も与えてくれるサブキャラたち。カーチェイスも凄いけど、人質を装った内通者リチャーズや、どことなく『ダイハード』みたいな人間関係など、人間模様も面白い。「休日を無駄にさせやがって!」なんて、もろダイハードだなぁ。
終盤は駐車違反の市長の車でとうもろこし畑を疾走するカーチェイス。即席の国境橋の上でのシーンは老齢ながらシュワちゃんのアクションが楽しめる。バックドロップなど、プロレス技も笑える。
2021年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
総合:65点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:65点 )
州知事を終えての21世紀の復帰作は、まるで20世紀のシュワちゃん時代と代り映えしない昔ながらのシュワちゃん映画だった。要するに単純な物語にそのまま派手な活劇で娯楽を提供していたし、ところどころでは滑稽な場面も入れてきて喜劇調にもしてきていた。
でもやはり年齢を重ねた分、無双なシュワちゃんではなかった。悪役は車の運転では見せてくれたが、車を降りての最後の一騎打ちはやや盛り上がりが過去作に比べて落ちるのは仕方がない。総合的には目新しさには欠けたが、昔のままに楽しませるという意味では良かったのではないだろうか。
2021年4月29日
Androidアプリから投稿
老けてるのをネタにしつつ頑張ってた。でももし敵がジェイソン・ステイサムだったら負けてたな。
シュワちんのまだギリ若い頃のどんぱち映画。
重罪犯罪者がFBIの移送中に見事に脱走。スーパーカーに操り、メキシコ国境近くの田舎町の保安官になっていた元FBI敏腕刑事シュワちゃんが武装した脱走チームを制圧し、見事に脱走犯を取り捕まえ、爽快感全開の映画。