仮面ライダー THE FIRST
劇場公開日:2005年11月5日
解説
原作者・石ノ森章太郎による漫画版をベースに、続編でもリメイクでもなく現代に相応しいヒーロー映画として創られた「仮面ライダー」映画。。本郷猛を演じるのは、「バトル・ロワイヤルII 鎮魂歌」の黄川田将也。一文字隼人を『仮面ライダー龍騎』の高野八誠が演じる。
2005年製作/90分/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2005年11月5日
ストーリー
本郷猛(黄川田将也)は類い希な頭脳の持ち主で、将来を有望視されていた青年だった。だがその将来は、ある組織によって潰えてしまう。組織の名はショッカー。彼らは様々な実験によって生み出した“改造人間”を使い、社会を意のままにしようとする秘密結社である。本郷はショッカーによって、バッタの能力を持った改造人間=仮面ライダー1号へと改造されてしまったのだ。そして意志を剥奪され、ショッカーに従う尖兵にされる。しかし、ふとしたきっかけで自我を取り戻し、自分が悪に荷担していたこと。そして二度と元の身体に戻れないことを知る。それは本郷に、深い哀しみと自らの力への怖れを与えた。だが本郷の哀しみは、それだけではなかった。雑誌記者の緑川あすか(小嶺麗奈)は正体不明の「怪人」が出現しているという事件を、婚約者の矢野克彦(高野八誠)と共に取材していた。しかしショッカーによって、矢野は殺されてしまう。あすかはそれを本郷のせいだと思い込む。疑いを晴らすことも出来ず、本郷は仮面の男としてのみ、彼女と接し、守ることしか出来なかった。一方、ショッカーは組織から抜け出した本郷を裏切り者と認定し、新たな改造人間を刺客として差し向ける。それは本郷が改造された姿と能力、そして矢野と瓜二つの顔を持つ男・一文字隼人(高野八誠/2役)だった。その容姿を利用して、一文字は何喰わぬ顔をしてあすかに近づく。本郷はあすかの危険を察知して追いかけるが、そこへ一文字が変身した仮面ライダー2号が現われる。ふたりは裏切り者とショッカーの刺客、そして互いにあすかを巡る男同士として、拳をぶつけ合う。だが拮抗した能力のふたりでは決着が付くはずもなく、結果、互いの身体を痛めつけるだけだった。そんな一文字に業を煮やしたショッカーは、改造人間・スネークとコブラを新たに差し向ける。