仏映画サイトユーザーが選ぶ、1980年代の映画ベスト25 ジブリ作品が4本ランクイン
2020年8月30日 11:00

[映画.com ニュース]フランスの映画情報サイトallocineが、ユーザーによる1980年代の人気映画ランキングを発表(0~5でなされた評価の平均値で算出)、映画.comの作品情報とともに紹介します。注目すべきは、「スター・ウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなど、日本でも人気を集めた世界的ヒット作が並ぶ中、スタジオジブリ作品が4本もランクインしていること。フランスでの日本の漫画、アニメ人気を反映しているようです。そして、果たして1位はどんな作品でしょうか?
■25位「薔薇の名前」(1986) 4,194 / 5
イタリアの記号学者ウンベルト・エーコのベストセラー長編小説を基に、ジャン=ジャック・アノー監督が、中世のある教会を舞台に謎の連続殺人事件解明にのり出す中年の僧と見習修道士の姿を描く。出演はショーン・コネリー、クリスチャン・スレーターほか。
■24位「炎628」(1985) 4,205 / 5
■23位「プラトーン」(1986) 4,209 / 5
■22位「風の谷のナウシカ」(1984) 4,210 / 5
宮崎駿監督が自身が発表した同名漫画を映画化。高度な産業文明を破壊させた大戦争から1000年。人類は、巨大な虫や、毒の森・腐海に脅かされながら生きていた。辺境の小国「風の谷」の族長の娘、ナウシカは、人間同士の争いに巻き込まれていく。
■21位「ダイ・ハード」(1988) 4,210 / 5
テロリストによる高層ビル占拠事件に運悪く巻き込まれた刑事の奮闘を描き、ブルース・ウィリスを一躍スターの座に押し上げた大ヒットアクション。ロデリック・ソープの同名小説を原作に、「プレデター」のジョン・マクティアナン監督がメガホンをとった。

■20位「アマデウス」(1984) 4,234 / 5
ピーター・シェイファーによる戯曲をミロス・フォアマン監督が映画化。19世紀の楽聖ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの半生を、彼を妬む宮廷音楽家サリエリの視点から描く。1984年度のアカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞を含む8部門で受賞した。
■19位「レインマン」(1988) 4,247 / 5
高級外車ディーラーのチャーリーは、父の訃報を聞き、遺産目当てに帰省する。ところが、遺産の300万ドルは全て、存在すら知らなかった自閉症の兄レイモンド宛であると知る。アカデミー賞主要4部門(作品・監督・脚本・主演男優賞)他、多数の映画賞に輝いた、バリー・レビンソン監督による感動作。
■18位「E.T.」(1982) 4,248 / 5
地球に取り残された異星人と子どもたちの交流を描いたスティーブン・スピルバーグ監督による大ヒットSFファンタジー。アメリカのとある森に、地球の植物を調査するため宇宙船が飛来する。人間たちの追跡が迫り、宇宙船は逃げるように飛び去りが、その際に1人の異星人が取り残されてしまう。
■17位「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」(1989) 4,268 / 5
大ヒットを記録した「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)の続編で、シリーズ全3部作の第2部。2作目と3作目はまとめて撮影され、半年の間に続けて公開された。無事に1985年へ戻ってきたマーティの前に、2015年からデロリアンに乗ってやってきたドクが現れ、マーティの将来に危機が生じると告げる。
■16位「アンタッチャブル」(1987) 4,271 / 5
かつてテレビドラマでも人気を博したアクション・ロマンを映画化。1930年、禁酒法下のシカゴ。財務省から派遣された特別捜査官エリオット・ネスは街を牛耳るギャングのボス、アル・カポネに敢然と戦いを挑む。ケビン・コスナーはこの作品で一躍トップスターに。そしてデ・ニーロがまたも肉体改造に挑戦。

■15位「いまを生きる」(1989) 4,283 / 5
ロビン・ウィリアムズが主演を務め、名門全寮制学校の型破りな教師と生徒たちの交流と成長を描いたヒューマンドラマ。イーサン・ホークが生徒役で出演。監督は「刑事ジョン・ブック 目撃者」「トゥルーマン・ショー」のピーター・ウィアー。第62回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。
■14位「天空の城ラピュタ」1986) 4,295 / 5
ジョナサン・スウィフトの「ガリヴァー旅行記」に登場する天空の島、ラピュタを題材に、宮崎駿が監督、脚本を手がけた、スタジオジブリの劇場用アニメーション作品。鉱山町で、見習い機械工として働く少年パズーは、ある日、空から降ってきた不思議な少女シータと出会う。
■13位「レイジング・ブル」(1980) 4,295 / 5
実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの半生を、「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演コンビが映画化。デ・ニーロは引退後のラモッタの姿を再現するため27キロも増量して挑み、アカデミー主演男優賞を受賞。体型をも変化させる徹底した役作りを意味する「デ・ニーロ・アプローチ」という言葉を生むきっかけとなる。
■12位「となりのトトロ」(1988) 4,295 / 5
宮崎駿が監督、原作、脚本を務めた、スタジオジブリの劇場用アニメーション作品。入院中の母のため、考古学者の父とともに、田舎の一軒家へ引っ越してきたサツキとメイ。幼い姉妹と美しい日本の自然、そして奇妙な生き物たちとの交流を描き、幅広い世代に支持され続けているファンタジー。
■11位「エレファント・マン」(1980) 4,298 / 5
19世紀末のロンドンを舞台に実在した奇形の青年ジョン・メリックの悲劇の人生を、「イレーザーヘッド」のデビッド・リンチ監督が描き、鬼才リンチの名を世界にとどろかせた名作。見世物小屋で「エレファント・マン」として暮らしていた青年メリックの前に、ある日、外科医のトリーヴスという男が現れる。

■10位「スカーフェイス」(1983) 4,309 / 5
■9位「シャイニング」(1980) 4,330 / 5
スティーブン・キングの小説をスタンリー・キューブリック監督が映画化した名作ホラー。主演のジャック・ニコルソンがみせる狂気に満ちた怪演は見どころ。高い評価を受けた作品だが、内容が原作とかけ離れたためキングがキューブリック監督を批判したことでも知られる。
■8位「レイダース 失われたアーク《聖櫃》」(1981) 4,334 / 5
「スター・ウォーズ」のジョージ・ルーカスと「ジョーズ」「未知との遭遇」のスティーブン・スピルバーグが初タッグを組んだ冒険活劇。神秘の力を宿しているという契約の箱(=聖櫃)を巡って、ナチスドイツとアメリカの考古学者インディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)が争奪戦を展開する。
■7位「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」(1989) 4,349 / 5
スティーブン・スピルバーグ監督、ジョージ・ルーカス製作総指揮、ハリソン・フォード主演によるアドベンチャー映画の金字塔「インディ・ジョーンズ」のシリーズ第3作。インディの父ヘンリーを名優ショーン・コネリー、少年時代のインディをリバー・フェニックスが演じた。
■6位「フルメタル・ジャケット」(1987) 4,355 / 5
原作はグスタフ・ハスフォードの処女小説「短期応召兵(ザ・ショート・タイマーズ)」をスタンリー・キューブリックが映画化。米海兵隊3092小隊の新兵たちはいじめ、侮辱が横行する環境下、過酷な訓練を強いられる。人を殺すことを教え込まれ、人間性が奪われていった新兵のひとり、パイルはついに精神を病み自殺してしまう。

■5位「火垂るの墓(1988)」(1988) 4,396 / 5
直木賞を受賞した野坂昭如の短編小説をスタジオジブリの高畑勲監督が映画化し、終戦間近の神戸を舞台に戦災孤児の兄妹がたどる悲劇的な運命を描いた名作アニメーション。昭和20年、夏。父が出征中のため母と3人で暮らす14歳の清太と4歳の節子の兄妹は、空襲によって家を焼け出され、母も亡くしてしまう。
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■4位「スター・ウォーズ ジェダイの復讐」(1983) 4,398 / 5
■3位「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985) 4,412 / 5
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の下、ロバート・ゼメキス監督が手がけ大ヒットを記録したSFアドベンチャー。1985年、高校生のマーティ・マクフライは、近所に住む科学者のエメット・ブラウン博士(通称ドク)が愛車デロリアンを改造して開発したタイムマシンの実験を手伝うが、誤作動で1955年の世界にタイムスリップする。
■2位「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」(1980) 4,461 / 5
大ヒットSFシリーズ「スター・ウォーズ」の第2作。帝国軍のデス・スターを破壊し、反乱軍が一矢を報いてから3年。帝国軍は猛反撃を開始し、反乱軍は極寒の惑星ホスに新たな秘密基地を築いて時をうかがっていた。仲間の危機を知ったルークは救出に向かい、ダース・ベイダーと対峙する。後に製作された新3部作とあわせたシリーズの第5部(エピソード5)にあたる。

■1位「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(1984) 4,472 / 5
マカロニウエスタンの巨匠セルジオ・レオーネの遺作となった作品で、ハリー・グレイの自伝的小説を原作に、ニューヨークのユダヤ系ギャングたちの栄光と破滅を、少年期、青年期、老年期の3つの時代を行き来しながら描いた傑作ドラマ。レオーネ作品には欠かせないエンニオ・モリコーネが音楽を担当。
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