レイジング・ブル

ALLTIME BEST

劇場公開日:1981年2月14日

解説・あらすじ

1940~50年代に活躍しミドル級チャンピオンにも輝いた実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの半生を、「タクシードライバー」のマーティン・スコセッシ監督&ロバート・デ・ニーロ主演コンビが映画化。後に「ブロンクスの猛牛」とも呼ばれるようになるジェイクが、八百長試合を強いてくる組織との関係などに悩まされながらも栄光をつかみとる。しかし、妻のビッキーやセコンドを務める弟ジョーイに対し猜疑心や嫉妬心を募らせていき、信頼できる人間が離れていくことで凋落していく。主演のデ・ニーロは引退後のラモッタの姿を再現するため27キロも増量して挑み、アカデミー主演男優賞を受賞。体型をも変化させる徹底した役作りを意味する「デ・ニーロ・アプローチ」という言葉を生むきっかけとなる。

1980年製作/129分/アメリカ
原題または英題:Raging Bull
劇場公開日:1981年2月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第38回 ゴールデングローブ賞(1981年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) ロバート・デ・ニーロ

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演男優賞 ジョー・ペシ
最優秀助演女優賞 キャシー・モリアーティ
最優秀監督賞 マーティン・スコセッシ
最優秀脚本賞 マーディク・マーティン
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映画評論

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.5 独りよがりの拳。

2025年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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すっかん

4.5 ボディーブローのように効いてくる映画史に残る名作

2020年7月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 6件)
和田隆

4.5 「マーティン・スコセッシ監督特集Vol.5 リングでは無敵だった男の敗北」

2026年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

斬新

 ジェイク・ラモッタは、第二次世界大戦の前後、ブロンクスの怒れる雄牛と恐れられたボクサーだ。猛牛のように相手に突進する彼の激しいファイトスタイルからその名がついた。しかし本作が描くのは、リング上の猛牛のような激しさが私生活にも及び、自らの人生を破壊していく姿である。

 ジェイクは、支配欲と嫉妬、猜疑心の塊だ。この時代は、男性が女性や妻を支配し、抑圧することは日常茶飯事であったろう。しかしジェイクは、尋常でなく、精神的に破綻をきしているように感じられるのだ。

 ジェイクが次々に試合に勝っていくパワーの源は、ひたすら猛牛のごとく突進する妻への嫉妬と猜疑心だ。相手ボクサーを倒すのではなく、心の中で妻を殴り倒しているように感じてならない。しかしジェイクは妻のことを深く愛している。だからやっかいなのだ。

 マーティン・スコセッシは「アリスの恋」や「ニューヨーク・ニューヨーク」でも男の支配欲や抑圧、暴力性から逃れる女性像を描出している。ジェイクの異常な嫉妬と支配欲は、当時の男性中心社会の価値観を極端な形で体現している。

 ただこの映画の素晴らしいのは、マイケル・チャップマンのボクシングシーンの映像である。敢えてモノクロ映像にすることで、パンチを受けて血しぶきがとぶシーンは、真っ赤な血の色を鮮烈に想像させる。また光と影によって、パンチの痛み、疲労感、恐怖が明確に伝わってくるのだ。

 ジェイクはようやくタイトルマッチの切符をつかみ、ついに世界王者の座をつかむ。しかしトップに昇りつめた彼は満たされない。自分の失ったものの大きさに気付いたからだ。そして彼は引退を決意する。

 引退後、若き王者の肉体から、引退後の肥満した中年男までを演じ切ったデ・ニーロの変貌ぶりは圧巻である。ジェイクは豪邸に住み、妻子と暮し、ナイトクラブを経営する。しかし彼はまたも怒れる雄牛の悪い癖が出る。リングの上では誰にも負けなかった男は、自らの嫉妬と猜疑心には最後まで勝つことができなかったのだ。醜く太ったジェイクの悲哀を感じてならない。

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かな

3.0 名作という評価らしいが、自分的にはちっとも面白くない

2026年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

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共感した! 6件)
Kazu Ann