【ゴールデングローブ賞】Netflix「マリッジ・ストーリー」が最多6部門ノミネート

映画カテゴリーでは、スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーがダブル主演したノア・バームバック監督作「マリッジ・ストーリー」（ドラマ）が作品賞、主演男優賞、主演女優賞を含む最多6部門にノミネートされた。同作は、女優のニコール（ヨハンソン）と監督兼脚本家のチャーリー（ドライバー）夫婦が抱える、結婚生活への葛藤と離婚に向かう心情を描いた物語。ヨハンソンはノミネートを受け、「ノア・バームバック監督、そして素晴らしいキャストたちと『マリッジ・ストーリー』を製作できたことは、私のキャリアのハイライトのひとつです。今朝のハリウッド外国人映画記者協会によるノミネーションで、私たちが成し遂げたことを最高のかたちで祝うことになりました」とコメントしている。

マーティン・スコセッシ監督作「アイリッシュマン」（ドラマ）は、作品賞、監督賞、助演男優賞（アル・パチーノ）など5部門にノミネート。スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロが9度目のタッグを組み、第2次世界大戦後のアメリカ裏社会を生きた無法者たちの人生を、ひとりの殺し屋の目を通して描いた実録もの。スコセッシ監督は、「『アイリッシュマン』が、ハリウッド外国人映画記者協会からノミネートというかたちで認められることは、私をはじめボブ（デ・ニーロ）、ジョー（・ペシ）、アル（・パチーノ）、そしてチーム全員にとってとても意味深いことです」と喜びの声明を発表した。

レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットという2大スターが共演したクエンティン・タランティーノ監督作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」（コメディ／ミュージカル）も、作品賞、主演男優賞（ディカプリオ）、助演男優賞（ピット）など5部門にノミネート。それに続き、「ジョーカー」（ドラマ）が作品賞、主演男優賞、監督賞、音楽賞の4部門にノミネートしている。

なお、配給別では「マリッジ・ストーリー」「アイリッシュマン」などを配給したNetflixが最多17ノミネートを獲得。8ノミネートで第2位の米ソニー・ピクチャーズに圧倒的な勝利を収め、ストリーミングサービスの存在感を見せつけたかたちとなった。

第77回ゴールデングローブ賞（映画部門）ノミネートは以下の通り。